Dreamers!!
エミリア「…」
フウ「ソーラッ!」
エミリア「わっ!びっくりした…!」
フウ「ごめんごめん!こうすれば緊張が抜けるかなって思って!」
エミリア「ありがとう…劇団メモリアに戻ってきてからあまり時間が無かったから上手くできるか不安で…」
フウ「だ~いじょうぶ!ソラならきっと出来るよ!それに、ソラには私や皆がついてる!もう1人じゃないって思ったら怖くないでしょ?」
エミリア「ふふ、そうね」
ナダル「…はい、出来たよ」
ハディ「ありがとう、俺一人じゃメイクとか出来ないから助かったよ」
ナダル「ううん、…今日はハディの夢が始まる日なんだ。手伝えることが嬉しいよ。でもよかったの?部外者の僕をこんなところに入れたりして…皆の邪魔になるよ」
ハディ「…違うよ。ナダル。君は…」
シェリー「皆準備は終わりそう?」
リリア「はい!」
ルーカス「大丈夫です!」
オスカー「良かった。皆なら大丈夫だから落ち着いてね」
アリア「ありがとうございます!」
エレナ「で…えっと、君がハディの友達?」
ナダル「あっ、はい!ナダルと言います!」
エレナ「そうか…ベルさん」
ベル「ナダル…実は今日からの舞台の役者が1人…偶然にも、1人足りなくなってしまってな。貴方に出てほしい」
ナダル「えっ?!そ、そんな…僕はずっと練習もしていないし、オーディションにも参加していない…第一、こんな身体じゃ迷惑をかけることしか…」
ベル「問題ない。それを考慮したうえで君に依頼をしている。ナダル。劇団メモリアに来てほしい」
ナダル「…!!どうして…」
ハディ「俺が皆に伝えたんだ」
ナダル「どういうこと…?」
ハディ「それは…」
ハディ「実は…皆に相談したい事があるんだ。ソラさんの救出の後で忙しいのは分かるんだけど…俺の親友、ナダルが今回の救出の手助けをしてくれたんだ。ソラさんを救出する時に使った道具はナダルが作ったもので…。ナダルは元々役者になることが夢だったんだ。でも工場の事故で身体を動かしづらくなってから自分の夢を抑え込んでいるんだ。どうせ叶わない、忘れないとって…それが、今回のソラさんに重なって見えて…無理を承知でのお願いだ。一度だけ…ナダルをこの舞台に立たせてあげてほしい。まだ夢を諦める必要なんかないんだって…そう、伝えてやりたいんだ!」
マルタ「それを聞いてお礼っていうだけじゃなくてせっかくなら同じ劇団員として舞台に立ちたいってなって!」
ドミニク「ハディに色々持ってきてもらって…君が演じているところ、皆で見たんだ」
ベル「劇団員からの強い依頼、ここにいる全員の同意、私自身があなたの才能に感動したこと…そして何より、ハディの君への想いを考慮して決まったんだ。」
ナダル「…」
ハディ「ナダル…もう、下ばかり向かなくていいよ…俺と、皆と一緒に…夢を叶えてほしい」
ナダル「…本当にいいのか…僕で…」
ハディ「…約束、だろ?」
ナダル「…!!ありがとう…!!僕は…役者になりたい…舞台に立ちたい!」
ベル「さあ、間もなく開演だ!!皆舞台に移動して!」
全員「はい!!」
シェリー「皆ここまで頑張ってきたこと、思い出せば大丈夫だからね」
オスカー「ここは夢の終わりではなく、始まりである…それをしかと心に刻むように!」
エレナ「…オーディションの時から本当に変わった。成長した。皆ならその夢を永遠の輝きに出来る。舞台の上で思いっきり楽しんできな!」
夢追いチーム「はい!!」
エミリア「ベルオーナー、シェリーさん、エレナさん、オスカーさん!」
フウ「私達、全力で頑張ってきます!…私たちの夢を叶えていただき、ありがとうございました!!」
夢追いチーム「ありがとうございました!!」
エレナ「…!!」
シェリー「うん…!」
オスカー「こちらこそ」
ベル「その夢を始めるのは皆自身だ。胸を張って自分達らしく!」
夢追いチーム「はい!!」
オスカー「やってきたことは…無駄じゃなかったな。」
エレナ「うん…!」
オスカー「…エレナ…この間は悪かった」
エレナ「…」
オスカー「…気づいたよ。君は、たとえ名前を変え、過去を捨て、罪を背負ったとしても…あの頃と同じ。皆に、僕に、希望の光をくれた人だったって。…だから僕の光で、いつか君も…君らしく生きられたらと思うよ。流れ星のように輝きだす、皆のように」
エレナ「…本当に昔から…馬鹿な人ね…」
エレナ「…行ってらっしゃい、皆」
フウ「ついに本番…私たちの…皆の夢が始まる」
ユイ「ああ、私達ならきっと踏み出せるさ!」
グレイ「応援してくれる人、見てくれるお客さんの為に!」
アリア「そして、自分自身の為に!」
アニー「全力で頑張ろうね!」
ナダル「うん…!!」
ベル(声のみ)「大変長らくお待たせいたしました。劇団メモリア作・演出。To the starlight、間もなく、開演いたします」
マルタ「よっしゃあ!ソラ!あれ、頼むぜ!」
エミリア「ええ!…Dreamers!! Are you ready?!」
全員「Yeah!!!!!」
ー幕ー
フウ「ソーラッ!」
エミリア「わっ!びっくりした…!」
フウ「ごめんごめん!こうすれば緊張が抜けるかなって思って!」
エミリア「ありがとう…劇団メモリアに戻ってきてからあまり時間が無かったから上手くできるか不安で…」
フウ「だ~いじょうぶ!ソラならきっと出来るよ!それに、ソラには私や皆がついてる!もう1人じゃないって思ったら怖くないでしょ?」
エミリア「ふふ、そうね」
ナダル「…はい、出来たよ」
ハディ「ありがとう、俺一人じゃメイクとか出来ないから助かったよ」
ナダル「ううん、…今日はハディの夢が始まる日なんだ。手伝えることが嬉しいよ。でもよかったの?部外者の僕をこんなところに入れたりして…皆の邪魔になるよ」
ハディ「…違うよ。ナダル。君は…」
シェリー「皆準備は終わりそう?」
リリア「はい!」
ルーカス「大丈夫です!」
オスカー「良かった。皆なら大丈夫だから落ち着いてね」
アリア「ありがとうございます!」
エレナ「で…えっと、君がハディの友達?」
ナダル「あっ、はい!ナダルと言います!」
エレナ「そうか…ベルさん」
ベル「ナダル…実は今日からの舞台の役者が1人…偶然にも、1人足りなくなってしまってな。貴方に出てほしい」
ナダル「えっ?!そ、そんな…僕はずっと練習もしていないし、オーディションにも参加していない…第一、こんな身体じゃ迷惑をかけることしか…」
ベル「問題ない。それを考慮したうえで君に依頼をしている。ナダル。劇団メモリアに来てほしい」
ナダル「…!!どうして…」
ハディ「俺が皆に伝えたんだ」
ナダル「どういうこと…?」
ハディ「それは…」
ハディ「実は…皆に相談したい事があるんだ。ソラさんの救出の後で忙しいのは分かるんだけど…俺の親友、ナダルが今回の救出の手助けをしてくれたんだ。ソラさんを救出する時に使った道具はナダルが作ったもので…。ナダルは元々役者になることが夢だったんだ。でも工場の事故で身体を動かしづらくなってから自分の夢を抑え込んでいるんだ。どうせ叶わない、忘れないとって…それが、今回のソラさんに重なって見えて…無理を承知でのお願いだ。一度だけ…ナダルをこの舞台に立たせてあげてほしい。まだ夢を諦める必要なんかないんだって…そう、伝えてやりたいんだ!」
マルタ「それを聞いてお礼っていうだけじゃなくてせっかくなら同じ劇団員として舞台に立ちたいってなって!」
ドミニク「ハディに色々持ってきてもらって…君が演じているところ、皆で見たんだ」
ベル「劇団員からの強い依頼、ここにいる全員の同意、私自身があなたの才能に感動したこと…そして何より、ハディの君への想いを考慮して決まったんだ。」
ナダル「…」
ハディ「ナダル…もう、下ばかり向かなくていいよ…俺と、皆と一緒に…夢を叶えてほしい」
ナダル「…本当にいいのか…僕で…」
ハディ「…約束、だろ?」
ナダル「…!!ありがとう…!!僕は…役者になりたい…舞台に立ちたい!」
ベル「さあ、間もなく開演だ!!皆舞台に移動して!」
全員「はい!!」
シェリー「皆ここまで頑張ってきたこと、思い出せば大丈夫だからね」
オスカー「ここは夢の終わりではなく、始まりである…それをしかと心に刻むように!」
エレナ「…オーディションの時から本当に変わった。成長した。皆ならその夢を永遠の輝きに出来る。舞台の上で思いっきり楽しんできな!」
夢追いチーム「はい!!」
エミリア「ベルオーナー、シェリーさん、エレナさん、オスカーさん!」
フウ「私達、全力で頑張ってきます!…私たちの夢を叶えていただき、ありがとうございました!!」
夢追いチーム「ありがとうございました!!」
エレナ「…!!」
シェリー「うん…!」
オスカー「こちらこそ」
ベル「その夢を始めるのは皆自身だ。胸を張って自分達らしく!」
夢追いチーム「はい!!」
オスカー「やってきたことは…無駄じゃなかったな。」
エレナ「うん…!」
オスカー「…エレナ…この間は悪かった」
エレナ「…」
オスカー「…気づいたよ。君は、たとえ名前を変え、過去を捨て、罪を背負ったとしても…あの頃と同じ。皆に、僕に、希望の光をくれた人だったって。…だから僕の光で、いつか君も…君らしく生きられたらと思うよ。流れ星のように輝きだす、皆のように」
エレナ「…本当に昔から…馬鹿な人ね…」
エレナ「…行ってらっしゃい、皆」
フウ「ついに本番…私たちの…皆の夢が始まる」
ユイ「ああ、私達ならきっと踏み出せるさ!」
グレイ「応援してくれる人、見てくれるお客さんの為に!」
アリア「そして、自分自身の為に!」
アニー「全力で頑張ろうね!」
ナダル「うん…!!」
ベル(声のみ)「大変長らくお待たせいたしました。劇団メモリア作・演出。To the starlight、間もなく、開演いたします」
マルタ「よっしゃあ!ソラ!あれ、頼むぜ!」
エミリア「ええ!…Dreamers!! Are you ready?!」
全員「Yeah!!!!!」
ー幕ー
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