はじめて出会って恋をしたの
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「うん!熱も下がってるし顔色も良い、大丈夫そうね!」
【・・・出張頑張って】
「すまんな、父さん達・・ニ、三日は北海道と名古屋に出張で居なくて」
あれから一週間、看病の甲斐もありツバキはすっかり元気になった。
両親の職業柄、遠出をする事もある・・・・以前は考古学者として夫婦で各地を飛び回っていたそうだけど、結婚してから学者の道を辞めてしまったらしい・・・。
四人でマンションを出て二人を見送った。
【・・・・・行くぞ】
【あぁ、行こう】
【・・・・俺、買い物して帰るから少し遅くなる】
【分かった】
・・・・・まさか、家の鍵を落とすなんて・・・。
授業が終わり、一早くマンションへと帰宅した僕は中へ入ろうとポケットを探るが鍵が見当たらない。
【???・・・あれ?・・・・鍵が無い!!】
何処かで落としたのかな!?
ツバキ買い物して帰るって言ってたし探しに行こう。
マンションの階段、エレベーター前や中、帰宅した道を隅々まで探すが見つからない。
諦めて帰ろうとした時、河が流れる橋の前で立ち尽くす男性を目撃した。
【・・・・・・・どうかされたんですか?】
「!・・・・ぇ」
顔を見ると見覚えがあった。
確かこの前病院で・・・男性と同じ方向を見ると帽子が河に落ちたらしい。
「大したこと無いから、ありがとう声掛けてくれて・・・・・諦めるΣちょ【大丈夫ですよ・・・・・・・取れましたよ!】
「・・・・・・・///」
そんなに高くはないし、楽勝だろうと思い橋から飛び降り河の水で染み込む靴を気にせずに、水に浮かんで少し濡れた帽子を手に取り男性に渡す。
「あ、あぁ、ありがとう」
【いえ、気にしないで下さい・・・確かこの前病院で会いましたよね?僕、龍ヶ崎ミヅキって言います、あの時はありがとうございました!】
「俺は何も・・・・・・・・俺は、松本潤・・・//」
【松本さん・・・・宜しく・・・・・じゃない!家の鍵~!!】
「??鍵?」
【家の鍵無くしてしまって】
「家の人は!?」
【今日から三日間出張で居ません・・・・】
挨拶に夢中ですっかり忘れていた鍵の存在を思い出し走り出そうとしたけど松本さんに軽く袖を捕まれた。
「・・・・・・家に来ない・・?お礼もしたいし///」
【・・・・・・・は?】
最初は何で?って思ったけど、まぁいっか・・・・。
ツバキにスマホで連絡したけど、あっそっと素っ気ない感じに思いながら松本さんについていく。
母さん達には良く知らない人についていくなと言われるから用心はしている・・・・・それに目を見れば何となく分かる・・・・だからこの人も大丈夫だ。
「ただいま~」
「潤くんお帰り・・・・・あれ?」
【お邪魔します】
自宅にお邪魔すると冷えピタをくれた人が出迎えてくれた。
中へ招き入れてくれたけど、入った瞬間驚いた・・・・だってそこにツバキがいるんだから。
【・・・・・お帰り】
【Σ何でいるの!??】
まったりとジュース飲みやがって・・・・!
でも、しっかり買い物は済ませてるんだね。
「手・・大丈夫!?痛くない!??」
【・・・・・大丈夫です】
ツバキの手首を見ると捻挫でもしたのか湿布が貼られていた。
先程から大丈夫かと訊ねるこの人は二宮と言うらしい・・・・買い物中、崩れ落ちた商品から庇ってくれたと・・・・涙目じゃないか。
【・・・・・】
「Σ////」
【!失礼だろ!】
【!!・・・・・・すみません・!】
無意識だったんだろう。
ツバキが二宮さんの髪を撫でてしまった・・・・・無意識とはいえ大人の人の頭に触れるのは無礼な行為、直ぐに謝ってたけど二宮さんの顔が赤い・・・やっぱり怒らせたじゃないか!
【先程はすみませんでした。俺達もう帰ります】
「・・でも、家の人居ないんでしょ?」
出張はいつもの事だし、別に寂しい訳でもない。
大丈夫ですと声を掛け帰ろうとしたけど大野さんが心配だからと両親が帰るまで居たらどうかとの提案が出た。
明日明後日は土日で休みだし、僕等は両親に連絡し、櫻井さん達にも話をしてもらい暫く御世話になる事が決まった。
ーあの時、袖を引っ張ってきた松本さんを不覚にも可愛い人だと思ってしまった事は伏せておこう
【・・・出張頑張って】
「すまんな、父さん達・・ニ、三日は北海道と名古屋に出張で居なくて」
あれから一週間、看病の甲斐もありツバキはすっかり元気になった。
両親の職業柄、遠出をする事もある・・・・以前は考古学者として夫婦で各地を飛び回っていたそうだけど、結婚してから学者の道を辞めてしまったらしい・・・。
四人でマンションを出て二人を見送った。
【・・・・・行くぞ】
【あぁ、行こう】
【・・・・俺、買い物して帰るから少し遅くなる】
【分かった】
・・・・・まさか、家の鍵を落とすなんて・・・。
授業が終わり、一早くマンションへと帰宅した僕は中へ入ろうとポケットを探るが鍵が見当たらない。
【???・・・あれ?・・・・鍵が無い!!】
何処かで落としたのかな!?
ツバキ買い物して帰るって言ってたし探しに行こう。
マンションの階段、エレベーター前や中、帰宅した道を隅々まで探すが見つからない。
諦めて帰ろうとした時、河が流れる橋の前で立ち尽くす男性を目撃した。
【・・・・・・・どうかされたんですか?】
「!・・・・ぇ」
顔を見ると見覚えがあった。
確かこの前病院で・・・男性と同じ方向を見ると帽子が河に落ちたらしい。
「大したこと無いから、ありがとう声掛けてくれて・・・・・諦めるΣちょ【大丈夫ですよ・・・・・・・取れましたよ!】
「・・・・・・・///」
そんなに高くはないし、楽勝だろうと思い橋から飛び降り河の水で染み込む靴を気にせずに、水に浮かんで少し濡れた帽子を手に取り男性に渡す。
「あ、あぁ、ありがとう」
【いえ、気にしないで下さい・・・確かこの前病院で会いましたよね?僕、龍ヶ崎ミヅキって言います、あの時はありがとうございました!】
「俺は何も・・・・・・・・俺は、松本潤・・・//」
【松本さん・・・・宜しく・・・・・じゃない!家の鍵~!!】
「??鍵?」
【家の鍵無くしてしまって】
「家の人は!?」
【今日から三日間出張で居ません・・・・】
挨拶に夢中ですっかり忘れていた鍵の存在を思い出し走り出そうとしたけど松本さんに軽く袖を捕まれた。
「・・・・・・家に来ない・・?お礼もしたいし///」
【・・・・・・・は?】
最初は何で?って思ったけど、まぁいっか・・・・。
ツバキにスマホで連絡したけど、あっそっと素っ気ない感じに思いながら松本さんについていく。
母さん達には良く知らない人についていくなと言われるから用心はしている・・・・・それに目を見れば何となく分かる・・・・だからこの人も大丈夫だ。
「ただいま~」
「潤くんお帰り・・・・・あれ?」
【お邪魔します】
自宅にお邪魔すると冷えピタをくれた人が出迎えてくれた。
中へ招き入れてくれたけど、入った瞬間驚いた・・・・だってそこにツバキがいるんだから。
【・・・・・お帰り】
【Σ何でいるの!??】
まったりとジュース飲みやがって・・・・!
でも、しっかり買い物は済ませてるんだね。
「手・・大丈夫!?痛くない!??」
【・・・・・大丈夫です】
ツバキの手首を見ると捻挫でもしたのか湿布が貼られていた。
先程から大丈夫かと訊ねるこの人は二宮と言うらしい・・・・買い物中、崩れ落ちた商品から庇ってくれたと・・・・涙目じゃないか。
【・・・・・】
「Σ////」
【!失礼だろ!】
【!!・・・・・・すみません・!】
無意識だったんだろう。
ツバキが二宮さんの髪を撫でてしまった・・・・・無意識とはいえ大人の人の頭に触れるのは無礼な行為、直ぐに謝ってたけど二宮さんの顔が赤い・・・やっぱり怒らせたじゃないか!
【先程はすみませんでした。俺達もう帰ります】
「・・でも、家の人居ないんでしょ?」
出張はいつもの事だし、別に寂しい訳でもない。
大丈夫ですと声を掛け帰ろうとしたけど大野さんが心配だからと両親が帰るまで居たらどうかとの提案が出た。
明日明後日は土日で休みだし、僕等は両親に連絡し、櫻井さん達にも話をしてもらい暫く御世話になる事が決まった。
ーあの時、袖を引っ張ってきた松本さんを不覚にも可愛い人だと思ってしまった事は伏せておこう