はじめて出会って恋をしたの
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引越ししてから約1週間弱、メンバー全員でリビングやキッチン等の大まかな居住スペースを片付けて行く。
「後は各自の部屋だけですね」
「そうだね···ん?松潤どっか行くの?」
俺は、黒のハット帽を深めに被りながら気分転換と周辺の地域に何があるのかも確認したいと告げ散歩へ。
平日の14時過ぎということもあり、人気も疎らで穏やか、天気もいいし最高だな。
「ここは珈琲豆屋さんか、お!中でも飲食出来るんだ~今度皆で行ってみよ!」
街並みも住宅地ではあるが、家同士が密着している感じはなく広々とした道路・歩道は別々に離れているため安心して歩く事が出来そうだね。
真ん中にはソメイヨシノの桜木だろうか、今は時期ではないので葉が緑だけど一定間隔で歩道の中心に数十本植えられている。
俺は石畳の橋の手すりに手を乗せ湖川を眺めながら自然の空気に癒された。
「いい所で良かったな。涼しい·············Σうお」
急な突風に帽子が飛び去ってしまい慌てて反対側に走ったが、帽子は川に落ちてしまった。
「あ~、しょうがない取りに行こどっから降りたらいいんだ?」
【どうかしたんですか?】
ふと、声を掛けられ横を見ると見覚えのある子が、そうだ数日前に近所のクリニックで見掛けた子だ。
【······帽子落とされたんですか?】
「ん、急な突風に煽られて降りて取りに行こうとも思ったんだけど諦めるよ。ありがとう声掛けてくれて」
気に入ってたやつだったけど降りれそうにもないし諦めるかと立ち去り掛けた時、バシャンと人が飛び込んだ音に急いで戻り橋から覗き込むと、彼がランドセルを置き捨て川へ。
「君!危ないよ!!」
俺は声を張り上げる。
【大丈夫です!········よし、取れましたよ~!!!】
スボンの膝下が濡れているにも関わらず満面の笑みで取れたと帽子を掴んだ手で振る姿に見入ってしまった。
「ぁ、今そっちに!」
【今行きますね】
「ぇ」
金髪の少年は岸に上がり一旦橋から遠く離れたかと思えば、助走を付け全力で走り出し州斜面を駆け上がりギリギリの所で平面に手を掛け登る。
俺も急いで少年のランドセルを手に彼の元へ。
「大丈夫!?駄目だよ危ない事しちゃ!!」
彼はケラケラと笑いながら大丈夫だと告げ帽子を渡してくれた。
「···ありがとね······//」
【じゃあ!】
無意識に相手の腕を軽く掴んでしまい、家に来ないかと口走ってしまった自分に困惑しながら見つめる。
何してんだろ、俺は。
「さっきはごめんね?驚かせて」
【いいえ···あの、以前お会いしましたよね?クリニックで。あの時はありがとうございました!僕、龍ヶ崎ミヅキっていいます】
「あ、俺は松本です」
それにしても目立つ格好だな、ハーフかな?目が青いし····
「····どうぞ、上がって?」
【お邪魔しま~す·········Σ何でいんの?】
玄関の見知らぬ靴を見て先客が来ていると思いながら奥へ案内した途端、彼がソファに座っているもう1人の少年を指差し驚愕していた。
櫻井くんが俺の所に駆け寄りニノが連れて来たらしい。
やり取りをする双子の兄弟とジュースを出すリーダー達・救急箱を手に駆け寄るニノを横目に櫻井くんと後でみっちり訳を聞いてやろうと思った。
「松潤もね?」
「···············はい」
「後は各自の部屋だけですね」
「そうだね···ん?松潤どっか行くの?」
俺は、黒のハット帽を深めに被りながら気分転換と周辺の地域に何があるのかも確認したいと告げ散歩へ。
平日の14時過ぎということもあり、人気も疎らで穏やか、天気もいいし最高だな。
「ここは珈琲豆屋さんか、お!中でも飲食出来るんだ~今度皆で行ってみよ!」
街並みも住宅地ではあるが、家同士が密着している感じはなく広々とした道路・歩道は別々に離れているため安心して歩く事が出来そうだね。
真ん中にはソメイヨシノの桜木だろうか、今は時期ではないので葉が緑だけど一定間隔で歩道の中心に数十本植えられている。
俺は石畳の橋の手すりに手を乗せ湖川を眺めながら自然の空気に癒された。
「いい所で良かったな。涼しい·············Σうお」
急な突風に帽子が飛び去ってしまい慌てて反対側に走ったが、帽子は川に落ちてしまった。
「あ~、しょうがない取りに行こどっから降りたらいいんだ?」
【どうかしたんですか?】
ふと、声を掛けられ横を見ると見覚えのある子が、そうだ数日前に近所のクリニックで見掛けた子だ。
【······帽子落とされたんですか?】
「ん、急な突風に煽られて降りて取りに行こうとも思ったんだけど諦めるよ。ありがとう声掛けてくれて」
気に入ってたやつだったけど降りれそうにもないし諦めるかと立ち去り掛けた時、バシャンと人が飛び込んだ音に急いで戻り橋から覗き込むと、彼がランドセルを置き捨て川へ。
「君!危ないよ!!」
俺は声を張り上げる。
【大丈夫です!········よし、取れましたよ~!!!】
スボンの膝下が濡れているにも関わらず満面の笑みで取れたと帽子を掴んだ手で振る姿に見入ってしまった。
「ぁ、今そっちに!」
【今行きますね】
「ぇ」
金髪の少年は岸に上がり一旦橋から遠く離れたかと思えば、助走を付け全力で走り出し州斜面を駆け上がりギリギリの所で平面に手を掛け登る。
俺も急いで少年のランドセルを手に彼の元へ。
「大丈夫!?駄目だよ危ない事しちゃ!!」
彼はケラケラと笑いながら大丈夫だと告げ帽子を渡してくれた。
「···ありがとね······//」
【じゃあ!】
無意識に相手の腕を軽く掴んでしまい、家に来ないかと口走ってしまった自分に困惑しながら見つめる。
何してんだろ、俺は。
「さっきはごめんね?驚かせて」
【いいえ···あの、以前お会いしましたよね?クリニックで。あの時はありがとうございました!僕、龍ヶ崎ミヅキっていいます】
「あ、俺は松本です」
それにしても目立つ格好だな、ハーフかな?目が青いし····
「····どうぞ、上がって?」
【お邪魔しま~す·········Σ何でいんの?】
玄関の見知らぬ靴を見て先客が来ていると思いながら奥へ案内した途端、彼がソファに座っているもう1人の少年を指差し驚愕していた。
櫻井くんが俺の所に駆け寄りニノが連れて来たらしい。
やり取りをする双子の兄弟とジュースを出すリーダー達・救急箱を手に駆け寄るニノを横目に櫻井くんと後でみっちり訳を聞いてやろうと思った。
「松潤もね?」
「···············はい」
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