今の自分達に出来る事
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昼食を食べた後、部屋で母さんに電話をした。
皆さんに良くしてもらってる事とかトラブル無く過ごせてる事とか····話し終え通話を切った後ノック音に気付き返事をすると二宮さんが浮かない顔で中へ。
「·····左手、大丈夫?」
【はい、大丈夫ですよ】
その一言だけで俯いて黙る···何かあったんだろうかと顔を覗き込むと泣いていた。
戸惑いながらも平気だとアピールするも収まらない二宮さんの背中をソッと撫でる。
「·······ごめッ····俺······」
【········】
「俺っ·····君よりずっと大人なのに···情けなく···ッて···」
必死に泣き止もうとするに反してボロボロと流れ出る涙を堪えようとしている。
髪を撫で声を掛けながら落ち着いてくれるのを待つ。
【·····大丈夫です···好きでやってる事なんで···それに大人だって甘えたい時が沢山あると思いますよ】
「··········うぅ~ッ!!!」
今度は号泣で慌てて抱きしめ背中を撫でる。
耳元でやだとかズルいとか聞こえるけどさっぱり意味が分からないが、取り敢えず今は落ち着かせなきゃと必死だった。
二宮さんは泣き疲れたようでそのまま再び眠ってしまい、俺はゆっくり横に寝かせ一階から毛布を持ってきて掛けてやる。
俺は傍に設置してローテーブルで持参した漫画や小説を読み明かす。
途中、誰からか呼ばれた気がして返事をしながら振り向くが寝ている二宮さんしかいない、耳をすませて聞くとどうやら寝言を呟いていたようだ。
「·····く······ツバキく、ん··············」
【·······】
毛布を掛け直してやり、また静かに本を読む。
どれくらい経っただろうか、夕方過ぎ相葉さん達が帰ってきたようで二宮さんを起こす。
【二宮さん···二宮さん···】
「ん~·········」
重そうに瞼が開き終始見つめる。
全て察したかのように飛び起き、また謝られてしまったが、気にしていない。
【···今日はのんびり出来ましたね】
「··う、ん··//////」
本を片付けてから二人で一階に降りると櫻井さん達がお土産にとケーキを買ってきてくれた。
お礼を言い、夕食の支度をしようとエプロンを付けキッチンへ。
全くの他人の子供なのに、偶然知り合っただけなのに、こんなに良くしてくれて感謝している。
ー大して出来ないけど、唯一ご飯を作る事が俺達の出来る事だから。
皆さんに良くしてもらってる事とかトラブル無く過ごせてる事とか····話し終え通話を切った後ノック音に気付き返事をすると二宮さんが浮かない顔で中へ。
「·····左手、大丈夫?」
【はい、大丈夫ですよ】
その一言だけで俯いて黙る···何かあったんだろうかと顔を覗き込むと泣いていた。
戸惑いながらも平気だとアピールするも収まらない二宮さんの背中をソッと撫でる。
「·······ごめッ····俺······」
【········】
「俺っ·····君よりずっと大人なのに···情けなく···ッて···」
必死に泣き止もうとするに反してボロボロと流れ出る涙を堪えようとしている。
髪を撫で声を掛けながら落ち着いてくれるのを待つ。
【·····大丈夫です···好きでやってる事なんで···それに大人だって甘えたい時が沢山あると思いますよ】
「··········うぅ~ッ!!!」
今度は号泣で慌てて抱きしめ背中を撫でる。
耳元でやだとかズルいとか聞こえるけどさっぱり意味が分からないが、取り敢えず今は落ち着かせなきゃと必死だった。
二宮さんは泣き疲れたようでそのまま再び眠ってしまい、俺はゆっくり横に寝かせ一階から毛布を持ってきて掛けてやる。
俺は傍に設置してローテーブルで持参した漫画や小説を読み明かす。
途中、誰からか呼ばれた気がして返事をしながら振り向くが寝ている二宮さんしかいない、耳をすませて聞くとどうやら寝言を呟いていたようだ。
「·····く······ツバキく、ん··············」
【·······】
毛布を掛け直してやり、また静かに本を読む。
どれくらい経っただろうか、夕方過ぎ相葉さん達が帰ってきたようで二宮さんを起こす。
【二宮さん···二宮さん···】
「ん~·········」
重そうに瞼が開き終始見つめる。
全て察したかのように飛び起き、また謝られてしまったが、気にしていない。
【···今日はのんびり出来ましたね】
「··う、ん··//////」
本を片付けてから二人で一階に降りると櫻井さん達がお土産にとケーキを買ってきてくれた。
お礼を言い、夕食の支度をしようとエプロンを付けキッチンへ。
全くの他人の子供なのに、偶然知り合っただけなのに、こんなに良くしてくれて感謝している。
ー大して出来ないけど、唯一ご飯を作る事が俺達の出来る事だから。