今の自分達に出来る事
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櫻井さん達が家を出てから1時間、僕ら二人はリビングのテーブルを借りて宿題中。
【国語は終わり、後は社会だけ······ツバキどうした?】
【·······今日からお世話になるんだよな···】
兄は気を使う性格もあってか、何もせず待っているのが申し訳ないんだろう。
何か出来ることは無いかと考えているようだ。
時計を見ると17時過ぎ、二人で考え抜いた末に料理ならとスマホを手に取り電話を掛ける。
【もしもし、櫻井です】
【····ぁ····ツバキ··です···お仕事中すみません】
僕は右耳で会話する反対側に立ち、スマホに耳を近づけると大丈夫だよと言う言葉が受話器越しに聞こえる。
料理なら全学年クラスには負けない自信が僕らにはある。
だって母さん達に教えてもらったり、料理本やアプリを見たりで山程作ってきたからだ。
「ごめんね!?俺らが帰るまで待てそう!!?」
「いや、絶っ対に夜9時回るからさ!今から翔ちゃんのクレカ払いで出前取った方がいいよ!!」
「ΣΣ俺の!?」
受話器越しに櫻井さんと相葉さんのやり取りが聞こえる。
【····俺達、作りますよ】
【夜の9時ぐらいですね?その時間に合わせて僕ら用意しときます!】
火の元は危険だとか大丈夫かとか聞こえるけど、そこは普段から気を付けてるから問題ない。
会話を終え先に宿題を済ませた後、今日買い物した3日分の食材を並べ献立を決める。
【人数が多いから全部使っちゃおうか】
隣で頷くツバキを見て一緒に考え洋食オンリーで決定した。
【ミヅキ·····今晩はパスタ2種類と茄子のラザニア、コンソメスープにトマトのカプレーゼとサラダ盛···後、鯵の南蛮焼きで良いか?】
【OK】
一度、荷物が置いてある2階に上がりエプロンを取りに向かい腕捲りをして始める。
19時から取り掛かり、分担して始め僕はレタスとトマトは氷水で冷やしておき、茄子も横半分にカットし更に縦に薄くスライスし、色移りを防ぐため5分間水に付ける。
その横ではコンソメスープとパスタを同時進行中。
湯がき終えたパスタ麺をくっつかないよう、早急に少量のサラダ油で混ぜる。
次はミートソースとホワイトソースを作るため片手鍋を2つ出し作っていく。
【···ミヅキ、少しづつ牛乳入れてくれ·····】
【····】
様子を見ながら追加していく、しっかりととろみが付いたら塩胡椒で調える。
大きめの赤い耐熱容器にバターを塗り込みお湯で戻したラザニアシートも準備して3層に交互に重ねていく。
最後にチーズを掛け、オーブンで180℃で約50分程焼き上げる。
残り1時間で鯵の南蛮焼きどバジルパスタと和風きのこパスタを作っている間にツバキが手早く、テーブルを拭き、お皿を準備してくれていた。
出来上がっていく料理をテーブルの中心に並べ取り分け皿も準備し、ラザニアが出来るまで二人で調理器具の洗い物。
玄関から騒がしい音が聞こえ、見ると五人が息を切らせ帰ってきた。
「遅くなってごめんね~!今ご飯···の·······」
「···飯が出来てる」
五人してテーブルに並べられた料理を見たまま動かない。
「二人で作ったの!!?」
「······スッゲェ」
【はい】
オーブンのベル音にツバキが向かいラザニアを取ろうと椅子を引っ張り出す途中、松本さんが俺が出すよと手伝ってくれた。
「ちょっ!マジで旨そうなんだけど!」
ラザニアをど真ん中置いた瞬間五人全員が料理を取り囲むようにして騒ぎ出す。
こんなに喜んでくれたなら作って良かったと感じる。
全員着席した後、大野さんの掛け声で手を合わせる·····いただきますと。
【国語は終わり、後は社会だけ······ツバキどうした?】
【·······今日からお世話になるんだよな···】
兄は気を使う性格もあってか、何もせず待っているのが申し訳ないんだろう。
何か出来ることは無いかと考えているようだ。
時計を見ると17時過ぎ、二人で考え抜いた末に料理ならとスマホを手に取り電話を掛ける。
【もしもし、櫻井です】
【····ぁ····ツバキ··です···お仕事中すみません】
僕は右耳で会話する反対側に立ち、スマホに耳を近づけると大丈夫だよと言う言葉が受話器越しに聞こえる。
料理なら全学年クラスには負けない自信が僕らにはある。
だって母さん達に教えてもらったり、料理本やアプリを見たりで山程作ってきたからだ。
「ごめんね!?俺らが帰るまで待てそう!!?」
「いや、絶っ対に夜9時回るからさ!今から翔ちゃんのクレカ払いで出前取った方がいいよ!!」
「ΣΣ俺の!?」
受話器越しに櫻井さんと相葉さんのやり取りが聞こえる。
【····俺達、作りますよ】
【夜の9時ぐらいですね?その時間に合わせて僕ら用意しときます!】
火の元は危険だとか大丈夫かとか聞こえるけど、そこは普段から気を付けてるから問題ない。
会話を終え先に宿題を済ませた後、今日買い物した3日分の食材を並べ献立を決める。
【人数が多いから全部使っちゃおうか】
隣で頷くツバキを見て一緒に考え洋食オンリーで決定した。
【ミヅキ·····今晩はパスタ2種類と茄子のラザニア、コンソメスープにトマトのカプレーゼとサラダ盛···後、鯵の南蛮焼きで良いか?】
【OK】
一度、荷物が置いてある2階に上がりエプロンを取りに向かい腕捲りをして始める。
19時から取り掛かり、分担して始め僕はレタスとトマトは氷水で冷やしておき、茄子も横半分にカットし更に縦に薄くスライスし、色移りを防ぐため5分間水に付ける。
その横ではコンソメスープとパスタを同時進行中。
湯がき終えたパスタ麺をくっつかないよう、早急に少量のサラダ油で混ぜる。
次はミートソースとホワイトソースを作るため片手鍋を2つ出し作っていく。
【···ミヅキ、少しづつ牛乳入れてくれ·····】
【····】
様子を見ながら追加していく、しっかりととろみが付いたら塩胡椒で調える。
大きめの赤い耐熱容器にバターを塗り込みお湯で戻したラザニアシートも準備して3層に交互に重ねていく。
最後にチーズを掛け、オーブンで180℃で約50分程焼き上げる。
残り1時間で鯵の南蛮焼きどバジルパスタと和風きのこパスタを作っている間にツバキが手早く、テーブルを拭き、お皿を準備してくれていた。
出来上がっていく料理をテーブルの中心に並べ取り分け皿も準備し、ラザニアが出来るまで二人で調理器具の洗い物。
玄関から騒がしい音が聞こえ、見ると五人が息を切らせ帰ってきた。
「遅くなってごめんね~!今ご飯···の·······」
「···飯が出来てる」
五人してテーブルに並べられた料理を見たまま動かない。
「二人で作ったの!!?」
「······スッゲェ」
【はい】
オーブンのベル音にツバキが向かいラザニアを取ろうと椅子を引っ張り出す途中、松本さんが俺が出すよと手伝ってくれた。
「ちょっ!マジで旨そうなんだけど!」
ラザニアをど真ん中置いた瞬間五人全員が料理を取り囲むようにして騒ぎ出す。
こんなに喜んでくれたなら作って良かったと感じる。
全員着席した後、大野さんの掛け声で手を合わせる·····いただきますと。