今の自分達に出来る事
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バタバタしているうちに19時からのバラエティに遅れてしまう、リハーサルもあるからもう家を出ないと行けない。
「二人ともごめんね!お兄さん達これから仕事で出なくちゃいけなくて」
【····分かりました】
「·····これ、俺のスマホの番号ね。何かあったら電話して?部屋は好きに使って大丈夫だから、はい!皆行くよ!!」
俺は両手を叩きながら全員を連れ、駆け足で玄関を出た。
急がないと間に合わなくなってしまう。
シェアハウスを出るとワゴン車で相葉さんのマネージャーさんが来てくれていた。
「マネージャーさん、ありがとう!!」
「さぁ、急ぎましょう」
急ぎ車内へ乗りテレビ局へ。
俺達五人が楽屋に着いたのは17時前頃、リハーサルにはまだ一時間程余裕があったようでホッと胸を撫で下ろす。
「······あの子達大丈夫かな」
急いできた疲れか·····暫く沈黙が続いたが、それを最初に打ち破ったのがニノだ。
「ニノだっけ···あの子連れてきたの」
頷くニノを大野さんが凝視してるのは無視しよう。
聞けば、スーパーで買い出し中の所を助けてくれたらしい。
その場の全員が驚き、大丈夫だったのかと訊ねていたが俺は昼間のやり取りを思い出す。
·····確か、あの子の左手···手の甲から手首に掛けて湿布がしてあったはず、僅かに内出血もいていたな。
「·····うん、僕は大丈夫だったんだけどさ··」
俺はそこから先の出来事を全員に話した。
松潤が出掛けたそのすぐ後に、俺も日用品を買う為スマホで見つけた近所のスーパーへ足を運んだんだ。
「···洗剤とティッシュ·····後は··」
ある程度の変装をし、必要な物をカゴにいれながらスーパー内を歩く。
此処のスーパーは、一階が食品で二階が日用品と100円ショップになっているらしく、結構広いし、お会計も一階と二階どっちでも出来るようで便利だ。
「あ、ビール買ってこ!後は炭酸ジュースも」
カゴに入れレジに向かう途中、買い忘れが無いかの確認に夢中になったままがいけなかった。
前方からの段ボールを積んで運ぶ店員さんに気づかず、段ボールは前に崩れてくる。
「········ぁ」
「ΣΣΣΣ大丈夫ですか!!!?」
反射的に屈めた直前、誰かが俺を壁側に寄せ被さるように護ってくれた。
周りを見ると大半はスナック菓子みたいだったけど、中にはごく一部の缶詰も転がっているのが見えた。
【ッ·······大丈夫ですか?】
少年の顔に見覚えがあった····確か、あの時の。
彼の少し歪む表情と左手を見て怪我をした事に直ぐ気付いた。
「ご、ごめん!!俺のせいで!」
謝る俺に気にしないでと軽く笑い、商品を拾いながらの店員とのやりとり・口調を見てかなりの大人びた姿に、人生何周目だと感じてしまう程驚いた。
それがあの子との出会い。
自分の不注意で怪我をさせてしまった申し訳なさや出来事をメンバーに全て話した。
「それで連れてきたんだね····」
「········」
「松潤は?」
「俺は···散歩中、川に落ちた帽子拾ってくれて」
まぁ、連れてきてしまったのは仕方ない。
鍵も無くしているようだし、向こうのご両親とも話もしたし····。
「······まぁ·····ね!ご両親が向かいに来られるまでは、俺達が責任もって面倒見ましょう」
頷く四人を交互に見た後、今後どうするか話し合いの中、俺のスマホが鳴り出るとツバキくんからで、キッチンを使っても良いかとの事。
完全に忘れてたあの子達の晩御飯···。
「帰りに買って帰るよ!!ごめんね!?待てそう!!?」
大の大人が四人してコンビニでだの、出前を取れだの騒ぐ中、ツバキくんの一言で静かになる。
【····俺····作りますよ··】
「「「「「え」」」」」
「二人ともごめんね!お兄さん達これから仕事で出なくちゃいけなくて」
【····分かりました】
「·····これ、俺のスマホの番号ね。何かあったら電話して?部屋は好きに使って大丈夫だから、はい!皆行くよ!!」
俺は両手を叩きながら全員を連れ、駆け足で玄関を出た。
急がないと間に合わなくなってしまう。
シェアハウスを出るとワゴン車で相葉さんのマネージャーさんが来てくれていた。
「マネージャーさん、ありがとう!!」
「さぁ、急ぎましょう」
急ぎ車内へ乗りテレビ局へ。
俺達五人が楽屋に着いたのは17時前頃、リハーサルにはまだ一時間程余裕があったようでホッと胸を撫で下ろす。
「······あの子達大丈夫かな」
急いできた疲れか·····暫く沈黙が続いたが、それを最初に打ち破ったのがニノだ。
「ニノだっけ···あの子連れてきたの」
頷くニノを大野さんが凝視してるのは無視しよう。
聞けば、スーパーで買い出し中の所を助けてくれたらしい。
その場の全員が驚き、大丈夫だったのかと訊ねていたが俺は昼間のやり取りを思い出す。
·····確か、あの子の左手···手の甲から手首に掛けて湿布がしてあったはず、僅かに内出血もいていたな。
「·····うん、僕は大丈夫だったんだけどさ··」
俺はそこから先の出来事を全員に話した。
松潤が出掛けたそのすぐ後に、俺も日用品を買う為スマホで見つけた近所のスーパーへ足を運んだんだ。
「···洗剤とティッシュ·····後は··」
ある程度の変装をし、必要な物をカゴにいれながらスーパー内を歩く。
此処のスーパーは、一階が食品で二階が日用品と100円ショップになっているらしく、結構広いし、お会計も一階と二階どっちでも出来るようで便利だ。
「あ、ビール買ってこ!後は炭酸ジュースも」
カゴに入れレジに向かう途中、買い忘れが無いかの確認に夢中になったままがいけなかった。
前方からの段ボールを積んで運ぶ店員さんに気づかず、段ボールは前に崩れてくる。
「········ぁ」
「ΣΣΣΣ大丈夫ですか!!!?」
反射的に屈めた直前、誰かが俺を壁側に寄せ被さるように護ってくれた。
周りを見ると大半はスナック菓子みたいだったけど、中にはごく一部の缶詰も転がっているのが見えた。
【ッ·······大丈夫ですか?】
少年の顔に見覚えがあった····確か、あの時の。
彼の少し歪む表情と左手を見て怪我をした事に直ぐ気付いた。
「ご、ごめん!!俺のせいで!」
謝る俺に気にしないでと軽く笑い、商品を拾いながらの店員とのやりとり・口調を見てかなりの大人びた姿に、人生何周目だと感じてしまう程驚いた。
それがあの子との出会い。
自分の不注意で怪我をさせてしまった申し訳なさや出来事をメンバーに全て話した。
「それで連れてきたんだね····」
「········」
「松潤は?」
「俺は···散歩中、川に落ちた帽子拾ってくれて」
まぁ、連れてきてしまったのは仕方ない。
鍵も無くしているようだし、向こうのご両親とも話もしたし····。
「······まぁ·····ね!ご両親が向かいに来られるまでは、俺達が責任もって面倒見ましょう」
頷く四人を交互に見た後、今後どうするか話し合いの中、俺のスマホが鳴り出るとツバキくんからで、キッチンを使っても良いかとの事。
完全に忘れてたあの子達の晩御飯···。
「帰りに買って帰るよ!!ごめんね!?待てそう!!?」
大の大人が四人してコンビニでだの、出前を取れだの騒ぐ中、ツバキくんの一言で静かになる。
【····俺····作りますよ··】
「「「「「え」」」」」
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