太陽の在処~新たな運命
主人公の名前
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白いマントが風になびく
その白に映えるオレンジ色の髪
温かい輝きを持つ太陽の戦士
セーラーソル
今再びその力を覚醒させた。
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そのころ
「─ひなた様?」
ヘリオスは自身の主の変化を感じていた。
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「母なる星・太陽を守護にもつ創設の戦士・セーラーソル。
太陽に抱かれ眠りなさい!!」
「セーラー…ソル?」
「なんかよくわかんないけど、あなたも調教されなさーーーーい」
敵が再び攻撃を仕掛けてきた。
「同じ手は通用しないわ!」
私は敵の攻撃を素早くかわした。
「─シャイニング・スピアー!!」
敵の頭上に光りの槍をふらせた。
我ながらなんと怖ろしい攻撃だろう。
「イヤヤヤヤヤ─」
敵がひるんだところで
太陽の力を秘めたロッドを掲げ祈るように力を放つ。
「フライニング・ソウル・ショック!!!」
ファージは光に包まれ元の調教師のお姉さんに戻った。
「はあ、はあ…」
変身できた。
戦士としての力が戻った。
そしてなにより…
「…アイリア」
耳馴染みの前世の私の名前。
いつもみんな優しく呼びかけてくれる。
でもあなたはの呼び声は特別優しい。
振り返ればファイターが傷ついた体を自分の力でなんとか支えている様だった。
「…ファイター、今までごめんね。ずっと近くにいたのに─」
「ほんとうに…思い出したの…?私のことも…」
「うん、全部思い出したよ。キンモクセイに行ったことも、ファイターが私の大切なヒトだってことも全部─。」
ゆっくり私に近づいていたファイターは
私が話終わるとふわっと抱きしめた。
「アイリア─ずっとあなたに会いたかった。ずっと、さがしてた。」
「会いに行くって約束したのに、守れなくてごめんね。いっぱい待たせちゃってごめんね。」
「もう勝手にどこかに行ったら許さないから」
「─気を付けます。」
ここからまた
あなたとの時間が動き出した。
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ファージの気配を感じ
夜天、ヒーラーと向かえば
仲間の気配と共に懐かしい輝きが傍にあるのを感じた。
「メイカーあの子は…」
「ええ、やっと…ですね。」
そこにはファイターと太陽のプリンセスであるあの子がいた。
これまでより星の力が増しているようだ。
笑い合っている二人の姿に以前の様子が思い出されて
微笑ましかった。
よかったですね、ファイター。
そしてヒーラーと二人の元へ向かった。
「ファイターもアイリアもずいぶん無茶をしたみたいですね。」
「ヒーラー、メイカー」
「思い出したみたいね。」
「うん、二人にも迷惑かけてごめんね。」
「ほんとよ、あなたがいない間のファイターの子守は大変だったんだから。」
「子守なんて頼んでないわよ…。」
「二人とも、まずはここを離れましょう。」
そしてヒーラーがファイターを支え
私がアイリアを抱き上げた。
「メイカー、私一人でも大丈夫だよ。」
「そんな足をふらつかせて何を言ってるんですか。」
一瞬きょとんとしたアイリアはなぜか笑っている。
「なんですか?」
「前もそんなこと言ってたw」
「─そうでしたね。では大人しく運ばれてください。」
「お願いします。」
そして4人でスリーライツのマンションに向かった。