太陽の在処~新たな運命
主人公の名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
電話ボックスに並ぶ5人
必死にダイヤルを押すがつながらず
「暑いな~こんな日はアイスにかぎるよね♪」
私はというと電話が一個足りなかったので木陰でブレイクタイム
スリーライツのライブのチケットを入手するためにみんな頑張ってるんだけど
「ねえみんな、アイス溶けちゃうよ~」
「「「「「ちょっと黙ってて!!」」」」」
なかなか上手くいかないみたい…
美奈子ちゃんがつながったみたいだけど
結局駄目だったようだ
「せっかくスリーライツが出るのにチケットがないんじゃね~」
「いやだ、いやだ、いやだ~」
「子供じゃないんだから;;」
「こればっかりはどうしようもないしね」
みんなが諦めかけたとき
「ごきげんよう」
「はるかさん みちるさん!」
「よう!」
未だに木陰に座り込んでいた私だけど
やって来た二人に懐かしい輝きを感じていた
記憶が戻ってからも感じていたが
今はすぐそこに感じる星の輝き
「あっ、二人に紹介するね!若宮ひなたちゃん知ってるかもしれないけど…」
うさぎちゃんが私について話し始めたので立ち上がりそばまで行くと
優雅に微笑んでいた表情が揺れた
「君は、アイリアか…?」
「太陽のプリンセス…?」
「ウラヌス、ネプチューン─会いたかった!」
その言葉と同時に私は二人に抱き着いた
二人は優しく抱き留めてくれてあの頃の様に笑ってくれた
「アイリア、心配したんだぞ。クイーンから月へ向かったと伺ってどれほど君を想ったことか」
「そうよ、あまり心配をかけるものではないわよ」
「うん、ごめんなさい。心配してくれてありがとう」
いい雰囲気だったがこの状況に耐えかねて5人からストップをかけられてしまった
「場所を移動しましょうか」
亜美ちゃんの号令で恒例のクラウンへ
「こ、これいただいていいんですか?」
うさぎちゃんの手の中にあるのは欲しがっていた
スリーライツのチケット
みんな目をキラキラさせてすんごい嬉しそう
「けど どうしてみちるさんがチケットを?」
「しかも招待券なんて!」
「さてはみちるさん裏から手をまわしましたね。
隠れスリーライツファンだったりして~」
「ねえねえ、この雑誌に載ってるよ!
海王みちるとスリーライツ ジョイントコンサートって。
すごいね!みちるさんスリーライツと一緒に演奏するんだ!!」
「そうなのよ、いい機会だからご一緒させてもらおうと思って」
「みちるはソロもいいけどジョイントの素質もあるからきっといい演奏になると思うよ」
「あら、ほめてくれるのはるか?」
「みちるのことはいつでもすごいと思っているよ」
またまた出ましたあま~い雰囲気
前から二人はこんなムード作り出してよく私をからかってたな
「でも、ごめんなさい。ひなたの分まで用意していなかったの」
「ううん、大丈夫。気にしないでみちるさん。今回行けなくても次の機会があるしプライベートでも演奏してくれるとうれしいな♪」
「ひなたはやさしいのね。ぞれじゃ今度私のうちではるかと演奏して上げるわ」
「ほんと!?ありがとう、みちるさん!」
「いいえ、それとみちるさんなんて他人行儀みたいでさびしいわ。みちるって呼んでちょうだい」
「僕もはるかでかまわないよ、お姫様♡」
「え─?う、うん。ふたりが構わないなら」
語尾にハートがついたように『お姫様』なんて言われてしまうと
二人の性格を知っている私でもつい顔が火照ってしまう
「甘いわね」
「「「「甘いわ~」」」」
*-*-*-*-*-*-*-*-*
「それじゃ、私先に帰るね」
「ひなたの家はここから近いの?」
「少し歩くかな~」
鞄を手に取りながらみちるに返事をした
私の返事を聞いてみちるとはるかがアイコンタクトをしていたとは知る由もなく
「それじゃ、お姫様を家まで送ろうかな?」
そう言ってはるかとみちるも席を立った
「えっ?」
「ここから少しあるんでしょ?なにかあったらいけないし、それに今後の為にお家の場所も知っておきたいの」
「そういうことだから、またね子猫ちゃん達。気を付けて帰るんだよ」
「「「「「は~い」」」」」
そうだ、ウラヌスとネプチューンは過保護だった
あれ、心配性…?
「行くよ、ひなた」
「は、はい!」
そうして私ははるかの運転する車で家まで送ってもらうことになりました