太陽の在処~新たな運命
主人公の名前
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ここはみんなの憩いの場、クラウン
「そうなんだ、今までもつらい戦いがあったんだ…」
「なんだかんだでいつも戦いの毎日だった感じだね」
「でも今までも何とかやってこれたんだもの、今回もみんなの力を合わせれば負けないわ」
「それに今回はなんて言ってもひなたちゃんがいるんだもの!心強い仲間が増えたことだしきっと大丈夫よ!!」
私の前世の話が済んだところでみんなの今までの話を聞いてみた
それはあまりにも過酷で普通の女の子として過ごしていたなんて申し訳なく感じる
しかも今回の敵は今までの敵より強敵だという
その敵に加え未だ敵か味方かわからない“セーラースターライツ”という戦士も登場してるみたい
何度か見た戦士
悪い感じはしなかったけどな…
今この星にはたくさんの輝きが集まっている
あたたかいこの星を壊させはしない
ふと、うさぎちゃんを見るととても不安そうな顔をしていた
「うさぎ……なにしんみりしてんのよ!!そんな顔してたら衛さんが心配するでしょ!」
「…うん、そうだよね!ごめんごめん、えへへww」
心配していたみんなもうさぎちゃんの笑顔をみて少し安心したようだ
そして私は常々疑問に思っていたことを聞いてみた
「ところで、エンディミオンは転生してないの?」
ここからガールズトークの幕開けだった
「─っえ?エンディミオンがうさぎちゃんの彼氏なの?」
「そうなのよ~前世の恋人が地球で出会って再び恋に落ちる…うさぎちゃん、うらやましい~!!」
クーとハンカチかみしめ涙する美奈子ちゃんに
慰める亜美ちゃん
どうやらレイちゃんとまこちゃんには意中の人がいるみたい
やっぱりセレニティとエンディミオンは結ばれる運命だったみたいだね
よかった二人の輝きがまた巡り合えて
「ところで、ひなたちゃんにはいいヒトいないかい?」
「いいヒト?」
『ひなた帰ろうぜ!』
ってなんで星野がでてくるの!!
「う~んいないな~絶賛募集中ってところかな」
「ひなたちゃんもいないのね!!私たちやっぱり固い絆で結ばれた友だちね!!」
“ガシっ”と美奈子ちゃんに肩を組まれ現在フリーチームに強制参加
「ひなたちゃん!!一緒にかっこいい彼氏見つけて素敵なスクールライフを過ごしましょう!!」
「美奈子ちゃん─よし!!ガンバロー!!」
「「オーーー!!」」
「ひなたちゃんってノリがいいわよね…」
「「「確かに…」」」
“シャラ”
「ひなたちゃんの首にかかってるネックレス、かわいいね」
「ん?─これ?」
私はみんなに見える様に制服から出して見せた
「ほんとだ、かーわいい!!」
「その色からするとローズクオーツかしら?しずく型になってて素敵ね」
「ありがとう、私のお守りなんだ。
産まれた時から持ってたなんてお母さん言ってたけど、ほんとかどうか」
「へーひなたちゃんのお母さんは素敵な人ね」
「─ありがとうww」
「でもその話もあながち間違いではないかもしれないわね」
「どういうこと?」
「ローズクオーツには愛を意味するパワーがあると言われているの。お母様の言っていたことが本当だとすると前世で大切な人からの贈り物だったのかもしれないわね」
流石博学の亜美ちゃん
なんでも知ってて素直に関心してしまう
「前世の恋か、アイリアからそんな話聞いたことないな~」
うさぎちゃんが頬杖をついて考えこんでいる
「それはそうだよ、いつも私が聞いてる側だったもの。
エンディミオンの横顔は凛々しいとかマントを翻すときの姿は─」
「わー///もういいよ、ひなたちゃん////」
うさぎっちゃんは赤く火照った顔を隠して私にストップをかけた
「あんた、アイリア様にいつもそんな話してたの!?」
「べ、別にいつもしてた訳じゃないもん。ね、ひなたちゃん?」
うさぎちゃんはレイちゃんの非難を浴び私に助けを求めた
「そうだな、地球の発展に関しての内容とか、そこから地球の自然について、そしてそれらを育む地球の人々について、そして人々を率いる地球のプリンスについて―」
「結局エンディミオンにつながってるじゃない…」
これがプリンセスなんて、と頭を抱えるレイちゃん
「でも、いつもいいなって思ってたんだ。それだけ人を愛することができるなんて羨ましい」
月を訪ねるといつも地球の話をしてくれたセレニティ
そこで出会った地球のプリンス
恋に恋をしていたセレニティが本当の恋をした
そんな貴方が私には輝いて見えた
「そうね、人を愛することで発揮される力もきっとあるもの。
でもみんな、恋の前にまずお勉強よww」
「「「「亜美ちゃん、結局そこ?」」」」
それから私たちは解散した
私は買い物をするべく商店街に向かった
“シャラ”
再び制服からネックレスを出し
陽に透かすように持ち上げた
ピンクの中に白い陽だまりができている
『ローズクオーツには愛を意味するパワーがあると言われているの』
「前世の恋か…」
あまりピンとこなかった
確かにこのネックレスにはなにか意味がありそうだったけど
それが恋につながっているかは正直よくわからない
まだ記憶が戻ったばかりでうまくシンクロしていない部分もあるのかな?
『これやるよ』
─え?
『これを─に…私の気持ちを…』
っ─!
また頭が─
再び頭をよぎる映像に頭を押さえた
まだ、私には大切な記憶があるの?
思い出していない大切なことが─
『うわぁああああああああああああ─』
「なに─?」
頭の痛みに耐えつつ聞こえてきた悲鳴の元へ駈け出した