太陽の在処~新たな運命
主人公の名前
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今日も快晴!!
太陽の日差しを浴びての登校
気分は最高のはずなのに
ちょっと悩み事…
この間公園で会った人
初めて会った人なのに何かが引っ掛かる
本当はどこかで会ったのかな?
あんな寂しそうな顔させるつもりはなかったんだけどな・・
黙々と悩んでたらいつの間にかもう学校
でも…
「・・・なんで校門に人だかり?」
こんな光景この間も見たな~
あれ、もしかして今日って抜き打ちチェック?
そんな事を考えていたらその人だかりの中に美奈子ちゃん達を見つけた
「おはようみんな!ここでなにしてんの?」
美奈子ちゃんたちに聞くと
なんでもアイドルのスリーライツが転校してくるらしい
なんでレイちゃんもいるの(笑)
「時間近いし、あたし先に行ってるね」
「ひなたちゃんの分までアピってあげるから安心して!!」
「よ、よろしく…」
大興奮の美奈子ちゃん達を残して先に教室に向かう
靴を履きかえてると
『キャーーーー♡♡』
女子たちの絶叫の嵐
そんなにかっこいいのかな?
少し遠いが車から三人下りてくるのが見える
おー美奈子ちゃんたち、宣言通りアピってる~
そう言えばスリーライツって何年生なんだろう?
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
──HR
「今日からこのクラスの一員になる三人だ」
「星野光です。よろしく!!」
「大気光です。みなさんよろしくお願いします」
「夜天光…」
三人一緒のクラスになるって滅多にないよね
てか、よくみたら星野君って昨日公園にいた人じゃない?
三人がそれぞれ空いている席に着く
美奈子ちゃん元気だな…
うさぎちゃんの後ろが星野君か
(あ…)
二人の様子を観察してると星野君が私に気付いた
星野君も驚いたようで一瞬固まった
ぺこりと軽く会釈して私は再び黒板に視線を戻した
~放課後~
「ひなたちゃん!!みんで部活見学行きましょ!!!」
帰りのHRが終わるとすぐ美奈子ちゃんが嬉しそうに誘ってきた
「あれ?美奈子ちゃんバレーに入ったんじゃないの?」
「違うのよ~スリーライツの皆さんに部活を紹介するのよ~♡」
周囲にハートをまき散らして美奈子ちゃんはスリーライツの三人のところに向かって行った
そういう事…
私も部活に入ってないから丁度いいかな
「なあ─」
声をかけられ振り向けばスリーライツの星野光
「─はい?」
「この間はいきなり悪かった、勘違いして…」
そう言って照れくさそうに謝ってきた
「ううん、私は大丈夫だから気にしないで」
「─お前名前は?」
この話はおしまい、という感じの流れで星野くんは話題を変えた
「私は若宮ひなた。よろしくね星野くん」
「星野でいいよ。よろしくな、ひなた!」
気さくで自然と明るい雰囲気を作ってくれるので
さっきまでの気まずい感じは二人の間にはもうなかった
あの時と同じ、なんだか懐かしい感じがする
やっぱり私は何か忘れてる…
─思い出したいのに、思い出せない
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
部活の案内をすると張り切っている美奈子ちゃんについてきた
最初に向かったのは
「星野さーん、がんばってーー!!」
──バスケ部
いつの間にか星野を応援するギャラリーが出来ている
レイちゃんも応援に参戦
っていつの間に;;
「遊んでますね」
「大体、ガキっぽいんだよ星野は…」
~大気~
本当に…正直なぜ星野は彼女たちに部活の案内を頼んだのかわかりません
こちらはアイドルの仕事と勉学を両立しないといけないというのに
『っしゃー!スリーポイントゲットだぜ!!』
・・・・遊んでいる暇はないんですよ
星野の行動に呆れていると懐かしい香りが鼻をかすめた
サンフラワーと掛け合わせたこの銀河でたった一つの香り
その香りに顔を上げれば
「…アイリア」
あの頃と変わらない笑顔のあなた
───────
~夜天~
もうこんなとこヤダ
運動部なんて汗臭いだけじゃん
『っしゃー!スリーポイントゲットだぜ!!』
なんかあんなセリフのアニメこの間やってたな…
なに、主人公のまね?
てか、僕部活なんて入る気ないし
そろそろ帰ろうかな…
そう思ってなんとなく周りを見れば星野を応援する女子の中に
「あれは──」
オレンジの髪が一際輝く君がいた