太陽の在処~新たな運命
主人公の名前
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今日も学校が終わってからうさぎちゃんにクラウンに行かないかと誘われた
だけど今日は買い物をしないといけないからと別行動にした
スーパーに行く途中公園を通れば
『きゃーーー♡♡』
なに騒いでるんだろう?
よく見れば人だかりができているみたい
テレビの撮影でもしてんのかな?
別段興味もないのでそのまま通り過ぎようと思ったところに
なにやら慌ててるうさぎちゃんを見つけた
うさぎちゃんはスーツを着た青年にペコペコしている
「うさぎちゃん、どうしたの?」
「ひなたちゃん!」
うさぎちゃんが謝っている様だったのでとっさにでてきちゃった
「すみません、友だちがなにかしましたか?」
スーツを着た青年にそう尋ねた
よく見るとイケメンさんだ
「いやさ、この子立ち入り禁止のところに入ろうとし・・」
「…?」
私の顔を見た途端に驚いた顔をしてイケメンさんは動かなくなった
どうしたんだろ?
少し心配になった頃
突然…
「─アイリア」
いきなりそう叫んで私を抱きしめてきた
(えっ///な、なに!?なにが起こってるのぉおお!?)
思わぬ事にフリーズ状態
そんな私に構わずイケメンさんは
“会いたかった”
“ずっと探してた”
“逢えて本当にうれしい”
と、本来なら一緒に喜びたい内容だけど
私はこの人と知り合いではない
そんな状況にうさぎちゃんは
「ちょっとひなたちゃんに何するのよ!!
いくらひなたちゃんがかわいいからって強引な男は嫌われるわよ!!」
と私を救ってくれようとしたが
うさぎちゃんの言葉は入っていないようだ
イケメンさんは一度私の体を離して
「心配したんだぜ!」
と今にも泣きそうな目で見つめてきた
「…ごめんなさい、どこかでお会いしましたか?
たぶん貴方にあったのは初めてだと思うんですけど・・」
「…俺のこと覚えてない?」
「ごめんなさい・・」
あからさまに沈んだ様子に心が痛む
「…そっか、人違いか…悪かったないきなり…」
「いえ、逆になんか悪いことしちゃったみたいで…」
「元はと言えば俺が勘違いしたから…」
そう言うと『じゃ─』と手を上げ公園の中に消えて行った
「失礼なヤツ!ねっ、ひなたちゃん!」
「う、うん」
でもなんだろ…
抱きしめられてもイヤじゃなかった
ってあたし変態じゃん///
──────
あいつに似た人をみつけた
一目であいつだと思った
その人は突然俺の目の前に現れた
やっと、やっと見つけた
俺の大切な人
思わず抱き着いてしまった
長い間ずっと言いたかった想いを伝えた俺に
『…ごめんなさい、どこかでお会いしましたか?』
彼女から出た言葉は思いもよらないものだった
俺のこと覚えてない?
返って来た答えは─NO
違うのか…?
俺の表情を見て申し訳なさそうに謝ってくる彼女
いいんだ、君が悪いんじゃない
そうだよな
こんな簡単に見つかる訳ないもんな
知らない女性にいきなり抱き着いて何やってるんだよ俺…
だけど俺は絶対見つけてみせる
待ってろよ、“アイリア”