もしも〇〇が〇〇だったらシリーズ
もしも○○が○○だったらシリーズ
「もしもクリストファーがオカマバーのママだったら」
○オカマバーのママ→クリストファー
○客1→ポーツマス
○客2→ダージリン
ポーツマス「ふふ、ダージリンさん。ここが私のイチオシのお店ですよ。」
ダージリン「・・・はい。」
ここは歌舞伎町のとあるオカマバー・・・快楽と混沌の渦巻く世界である。オカマ達が酒を注ぎ、オカマ達の接吻を受ける、そんな場所なのだ。
ポ「このお店「鳩の酢」は、鳥類専門の可愛い子ちゃんばかりを揃えていてねえ・・・きっと君も気にいると思うよ。ふふふ・・・」
ダージリンはお店のけばけばしい、蛾の幼虫みたいな色彩を放つネオン照明に目を奪われた。
そっと息を吸い、吐き出すと意を決したように一歩踏み出した。
これも人付き合いというものだ。若者よ。
「カランコロン・・・」
オカマ一同「いらっしゃーーい!鳩の酢へようこそ。うふーん・・・」
一気に吐き気を催すダージリン。しかし、表情には出さない。オカマの一人に乳首を摘まれても、身じろぎもしなかった。
ポ「やあ、いつもの席に案内してくれませんか?」
紳士の微笑みを崩さない上司の声色はそれこそ恐ろしい程に優しい。これが大人の男が放つ色気というものなのだろうか。ダージリンは首を傾けた。
オカマ1「はいはい。あら・・・あららららー!!この可愛らしい坊やはどなたかしらあーん?」
ポ「私の部下ですよ。今年入社したばかりなのです。」
オカマ2「あらー!そうなの。うふふふふふ!食べちゃいたいわ、ぐるるる」
オカマ3「こぉら、このこぐまちゃん、怖がってるじゃないのー。だめよ、こんなえげつないオカマについてっちゃ。うふふ、私とあっちでふたりっきりで飲みましょうよ」
ダ「いえ、お構いなく・・・(うわあああああ!こっちくんなー!胸さわるなあああ)」
ポ「ひどいなあ?私は一人にさせるつもりですか?ふふふ」
オカマ1「あら、ごめんなさい?そういうつもりじゃなかったの。許して?」
そう言って、ポーツマスの股間をダイレクトに掴むオカマ1。すると、腕をそのオカマ1の肩にまわし、上機嫌に、にやりと笑うポーツマスであった。
フカフカの紫色のソファーの席に案内される2人。
すると、奥から白いドレッサー姿のこれまた白い髪の男性が現れた。
ポ「ああーママ!今日もお美しい・・・です!」すっかり鼻の下を伸ばす上司。どうやらここのママがお気に入りのようだ。
クリストファー「ふぅ・・・あら、いらしてたんですね(棒)」
肝心の相手はどうやら興味なさそうだが。
ク「どうぞ、ドンペリでも注文します?(金を落としていきな)」
ポ「君が望むなら・・・15本まずは頼んでおきましょうか。」
ダ「・・・!?ちょ、15本・・・」
ポ「あなたも飲みますか?」
ダ「僕は、いいです。烏龍茶で・・・(お酒は二十歳を過ぎてから)」
ポーツマスが頼んだドンペリが運ばれてきた。それを全て飲み干す化物たち。オカマバーのママは飲むふりをしていた。
ポ「ママ、私のために歌を歌ってはくれませんか?ふふ、ママの美声を久々に聞きたいのです。」
ク「はぁ・・・(こいつにあたるとか、まじでついてねえ)手に入れろ!ドラゴンボール!世界で、なんちゃら、なんとかの奇跡~」
すると、シャンデリアの玉がなぜかひとつだけ外れ、それがクリストファーに直撃する。
ク「いってえ、ふざけんなよ、マジで」
オカマ1「ママ、素が出ちゃってるわよ。素が」
ク「うぐっ、もういや。こんなの。(どうしてよりによってオカマバーのママなんかにあたっちゃうのよ!ってあれ、口調がおかしくなってる)」
ポ「ママの足は細くて素敵だね」
指をそっとクリストファーの膝に滑らせるポーツマス。完全にエロ親父の視線である。
ク「・・・・(いやああああ!!!゚(゚´Д`゚)゚)」
その頃、ダージリンは完璧に他のオカマ達の餌食になっていた。
オカマ3「ダージリンの腰ってエロいのねん?」
オカマ4「この耳、癖になっちゃう」
オカマ5「うふふふふふふ( ;⊙´◞౪◟`⊙)」
ダ「・・・グスン(帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい・・・・!!!(つд⊂))」
こんな感じで、ネオン街の夜は更けていきましたとさ。
【終わり】