もしも〇〇が〇〇だったらシリーズ
もしも○○が○○だったらシリーズ
もしもダージリンが匠だったら
○ダージリン←匠
○アッサム←依頼人
○ケンキ←ナレーション
匠・・・それはこの世界で限られた者にだけ与えられる称号である。今宵も匠による素晴らしいショーが始まる・・・!
アッサム「あの、ダージリン匠さん。私の家はどのような変化を遂げたのでしょうか。今からワクワクドキドキしちゃいますよ。」
ケンキ「アッサムさん宅は、建築歴34年の一軒家で、すでに床はキシキシと耳障りな音をたて、屋根からは隕石によって穴が空いてしまい、そのまま放置されている状態でした。匠は一体、どのような変化をこの家にもたらしてくれたのでしょう。乞うご期待です。」
ちゃらちゃららららーん♪ちゃららーんらん、ちゃらららーんらん♪
ダージリン「・・・ボソリ」
ァ「はい?今なにか言いました?」
ダ「・・・ここがあなたの・・家です」
ア「なんと!」
ケ「なんということでしょう!あの屋根も穴があき、見た目も随分地味な家が、外見からしてもう変化ありすぎな感じに仕上がっています。なんというか、その、まず窓がありません!なぜなのでしょうか。匠の意図とは?果たして・・・!」
ダ「まずは中に入ろう・・・」
ア「あ、はい。ってあれ、この家近づいてみると、余計に小さくありません?かなりミニチュア化されてません?これじゃ、三人しか入れませんよ!」
ダ「心配ない。」
ケ「そういって匠は横にあるレバーを引きました。これは一体・・・!」
ダ「アッサムさんの家は・・・地下にある。」
ア「なんということでしょう。ってマジで!?」
ダ「マジだ。そして、このレバーを引くとドアが自動で開く・・・。閉めます。」
ア「え、いや、開けといてもいいんじゃないですか?」
ダ「・・・指紋を登録するため。この家に入るためには、登録が必要。」
ア「え、でも匠さんは、普通に今開けましたよね?レバーに登録されちゃってますよね?」
ダ「ああ、この家に入れるのは今、匠の僕とアッサムさんだけです。」
ア「え、いやそれだと困るんですけど・・・」
ダ「大丈夫・・・勝手に入らないから。」
ア「はあ、それならいいんですけど。それで地下室に入ればいいんですか?」
ダ「うん・・・入ればいい。でも待って。セキュリティを外しておく。一応。」
ケ「匠はこの地域ではほとんど犯罪がおこらないのにもかかわらず、防犯セキュリティを設置しました。一体、どのようなセキュリティを設置したのでしょうか。その驚きの結果はcmの後」
ケ「はい、cm終わりましたよー。今終わりました。さて、彼は一体どのようなあれを作ったんでしょうか。」
中に入ると、いきなりボールのようなものが飛んできた。それをよけられなかった、アッサムは、顔面にパッションピンクの液体を浴びることになってしまった。
ついでに匠も同じような状況に見舞われている。
ア「あの、さすがに怒りますよ、これ。こんなん、ただの嫌がらせじゃないっすか!ていうか、セキュリティ外しておいたんじゃ、なかったのかよ!」
しかし、匠は至って冷静。それどころか、白々しいほどに、無表情である!
ダ「これは、防犯用のボール。ペイントボール・・・。不法な侵入をする人に作動し、これが付着する・・・。道には、その足跡が残る。追跡出来る。それって有利・・・だよね。」
ア「いや、まあ、そりゃあ、確かに便利ですけど、普通それって、コンビニとか、郵便局なんかに置かれてるんじゃ。」
ダ「僕のオリジナル。」
ケ「おっと、こう言われては、さすがのアッサムさんも何も言えないでしょう。必殺「僕のオリジナル」これさえ発動してしまえば、なんでも適用されてしまう、最強の必殺技ですっ!」
ア「はあ、とりあえず、家の中に入りましょうか。早く見たくてしょうがないですよ。」
ダ「・・・ん、もう家の中につく。」
ア「着くって、いいましても、一体どこにも玄関なんて、ってわあああああ!!!」
2人はふいに真っ逆さまに落ちていった。そして、下のクッションによって無事着地する。
そして、アッサムが周りをみると、驚愕した。そこは、まさにサッカー場だったのだ。青々しく、生い茂る芝生のコートにはすでに使用中の少年たちがサッカーを楽しんでいた。
ア「わわ、、わあ、え?なにこれ、匠これはなんですか、どういうことですか」
ダ「サッカー場、作ってみた。運動不足解消できる・・・。」
ア「」
ケ「あまりにも素晴らしい、サッカーコートの出来に言葉にできないようです。これはかなり斬新なデザインですね。」
ア「うわあああああああ」
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ダ「起きろ、アッサム。アッサム・・・起きろ。」
ア「ふぇ・・・?何、今の夢?それともマジでサッカー場作ったの?ダージ兄。」
ダ「・・・・?サッカーならこれから始まる。テレビで。だから起こした・・・。」
ア「な、なあんだ、夢か。夢オチかこれ!あははは!」
「おわり」