第三訓
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゴォォオオォ
その間にも電車は三人へ減速することなく真っ直ぐ走って来る
「うわァァァァ!!」
悲鳴を上げる新八
ブロロロロロ
「「!!」」
するとそこへ電車に並んで猛スピードで走って来る影が一つ
「ったく手間かけさせんじゃねーよ」
「銀さん!!」
それは木刀を片手に原付に乗る銀時だった
「歯ァくいしばれっ!!」
「え!?ちょっ…待ってェェ!!」
アクセル全開で原付を飛ばす銀時は並走してた電車を追い抜くと手にした木刀を構え叫ぶ
ドカン
次の瞬間銀時が振るった木刀は三人の入ったゴミ箱を宙へと打ち上げた
三人が宙を舞ってる間にやって来た電車はその下を通過して行く
「ぎぃやぁあああああああ!!」
『おー』
駅の屋根よりも高く打ち上げられ新八は絶叫し隣で才花は表情一つ変えず気の抜ける声を上げる
そして次にゴミ箱は重力に最後は駅の屋根へと落ちていく
ドガシャ
「!!」
「なっ…なんだァァ!!」
「何がおきたァ!!」
駅から去ろうとしていた井上達は後ろから聞こえた屋根を突き破る轟音に振り向き驚く
「私戦うの好き」
土煙が立ち込める中傘を手にした神楽が呟く
「それ夜兎の本能…否定しないアル。でも私これからはその夜兎の血と戦いたいネ」
「変わるため戦うアル」
確かな決意をした真っ直ぐな目で告げる神楽
『新八ぃー大丈夫かい?』
その後ろでは埃を払いながら才花が伸びて倒れている新八に声をかけていた
「このボケがァ!!野郎どもやっちまいな!!」
一歩ずつこちらへ迫ってくる神楽に井上は部下へ指示を出すが
「アレ?」
井上の周りには誰もいなかった
「もうつきあってらんねェ!!
アンタ一人でやってくれ!!」
「命が幾つあっても足りねーよ!!」
振り向くと部下達は井上を一人残し我先にと逃げ出していた
「あっ…お前らそれでもパンチ…」
井上は慌てて叫ぶもその後ろには傘を振りかぶった神楽がいた
「パーマぁぁぁぁ!!」
井上の悲鳴が駅に響きわたった
―――⋯⋯
「助けにくるならハナから付いてくればいいのに。わけのわからない奴ネ…シャイボーイか?」
その後井上をぶっ飛ばした神楽は気絶した彼のパンチパーマの髪を剃り落としていた
「いやジャンプ買いにいくついでに気になったからよ。死ななくてよかったね~」
「僕らの命は二百二十円にも及ばないんですか」
『せめてあんまん買いにいくついでくらいには気にしてほしいよね』
「才花ちゃんそういう問題じゃないから。それに値段的にも安くなっちゃってるから」
神楽の後ろでベンチに座りジャンプを読む銀時とその隣で脇腹を掻いている才花に新八は突っ込みを入れる
「おっ電車きたぜ。早く行け。そして二度と戻ってくるな災厄娘」
そんな会話をしていると四人のいるホームにターミナル行きの電車がやって来る
「うん。そうしたいのはやまやまアルがよくよく考えたら故郷に帰るためのお金もってないネ。だからも少し地球(ここ)に残って金ためたいアル」
ほとんどのパンチパーマを剃り落とし残った毛で井上の頭にパナップのような間抜けな顔を作った神楽は銀時達の方を振り向き話す
「ということで
お前の所でバイトさせてくれアル」
バリッ
雇ってくれと言う神楽からのまさかの言葉に一気に顔を険しくする銀時と新八
銀時に至っては読んでいたジャンプを横に引き千切ってしまった
「じょっ…冗談じゃねーよ!!なんでお前みたいなバイオレンスな小娘を…」
ドゴッ
「なんか言ったアルか?」
「「『言ってません』」」
続くはずだった銀時の言葉は壁に大きなヒビを入れる神楽の拳によって遮られる
こうして僕らの職場はまた賑やかになった
END