第三訓
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「しまったァ今日ジャンプの発売日じゃねーか」
『……ん?そーなの?』
突然銀時がそう言った
「今週は土曜日発売なの忘れてた。引き返すか」
「もういいでしょ
スキヤキの材料は買ったんだから」
『スキヤキ。スキヤキ』
ちなみに今銀時、才花、新八の三人は銀時が運転する原付に器用に三人乗りしすき焼きの買い出しから帰っているところだった
「まァこれもジャンプ卒業するいい機会かもしれねェ。いい歳こいて少年ジャンプってお前…いやでも男は死ぬまで少年だしな…」
「スンマセン。恥ずかしい葛藤は心の中でしてください」
『ヤングジャンプに変える?』
「才花ちゃんそういう問題じゃないから」
運転しながら銀時が頭を抱え真剣に悩んでいると
ばっ
「!!」
急に道端からチャイナ服を着た一人の少女が飛び出して来た
「あぶね!!」
キィィィィ
慌ててブレーキをかける銀時
「!」
ドン
直後何かがぶつかる鈍い音がした
地面にブレーキ痕を残し脇に逸れた銀時の原付だったが道には原付にぶつかった少女が倒れていた
『あーあ』
それを見て銀時と新八は顔面蒼白になるが二人の間に座る才花は表情一つ変えずにぶっきらぼうな声を上げる
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!ひいちゃったよちょっとォォォ!!どーすんスかコレ!!アンタよそ見してるから…」
「騒ぐんじゃねーよ。とりあえずおちついてタイムマシンを探せ」
「アンタがおちつけェェェ!!」
ガタガタ体を震わせながら自販機に頭を突っ込んでいる動揺しまくりの銀時に新八がツッコむ
「ちょっ…どうしよう!?才花ちゃん!!」
『人目はなし…ずらがるか』
「それ一番ダメだからァァ!!」
銀時とは反対に冷静で落ち着いている才花に助けを求めた新八だったが顎に手を添え真顔で逃亡を考える始末
「だ…大丈夫だよ。オメーよぉお目覚めテレビの星座占いじゃ週末の俺の運勢は最高だった」
自販機から顔を出し幾分か落ち着きを取り戻した銀時がそう言い倒れている少女に近づく
「きっと奇跡的に無傷に違いねェ。
なァオイお嬢……!!」
肩に手をかけ見ると少女の胸元からは無傷どころかドロリとした赤い液体が広がっていたー
「お目覚めテレビぃぃぃぃぃ!!」
叫び声を上げながら銀時は原付を飛ばす
「てめっもう二度と見ねーからなチクショー!!いやでもお天気お姉さんかわいんだよな」
『新八どーお?様子は』
「ピクリともしないよ」
少女を新八の後ろに乗せた為座る場所がなくなった才花は器用に銀時の背中に寄っ掛かるようにして立ち乗りし尋ねる
だが少女は目を閉じたまま動かない
「早く医者に連れてかなきゃ」
病院へと急いで走っていると後ろから黒塗りの車のが接近してきた
「?」
不審に思い見ると車にはサングラスを掛けたパンチパーマでガラの悪いヤクザのような男が乗っておりいきなりこちらへ銃を向けてくる
「!!」
「ちょっ…何ィィィ!?」
パンパン
驚き目を見開く銀時と新八が聞く間もなく渇いた音を立て銃が二発撃たれる
「?」
思わず頭を抱え目をつむり身を硬くした新八だったが何も起こらない
恐る恐る目を開けるといつの間にか目を覚ました少女が持っていた番傘を広げ盾にして弾を防いでいた
ガシャコン
ドドドドドド
そして少女は傘を閉じると次に傘の先端から銃弾を車目掛けて撃ちまくる
ドォン
車のフロントガラスには少女が撃った銃弾が次々に撃ち込まれクモの巣状にヒビ割れが入り最後は道端の木に衝突し大破する
目の前の大惨事をものともせず傘の先端から出る煙をフッと吹き消す少女に新八は青ざめるばかりだった
ーーーー⋯⋯⋯
「お前ら馬鹿デスか?私…スクーターはねられた位じゃ死なないヨ」
その後ひとまず路地裏に身を隠した銀時達に倒れていた少女は口を開きそう答える
「コレ奴らに撃たれた傷アル。もうふさがったネ」
『へーすごいなー』
「お前ご飯にボンドでもかけて食べてんの?」
血のついた肩を見ながらそう話す少女を才花は隣でしゃがんで物珍しそうに眺め一方銀時は少し離れたとこのゴミ箱に座り呟く
「まァいいや。
大丈夫そうだから俺ら行くわ。お大事に~」
どういうわけか原付ではねられても怪我一つなくそれどころか銃で撃たれた傷さえ塞がってしまう驚きの体をした少女
ひとまず何ともないことがわかり銀時は足早に去ろうと原付を出す
ズガガガ
「アレ?新八お前急に重くなっ!?」
『わぁーお』
しかし何故か原付は後ろに傾き発進しない
原因は少女が片手で原付を止めているからだ