第五話
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楽しい楽しい文化祭の後は…
「来週から前期試験でーす!」
地獄の始まり
「年に2回のこの試験の成績は星階級審査や優等生賞レースに大きく関わってきまーす!ゆ・え・に!みんな頑張ってね!」
「分かってるとは思うが学科試験なのでアリスの使用は厳禁。バレたら不正行為としてペナルティーがあるから気をつけるよーに」
「勿論 アリス以外の不正行為については言うに及ばずだ。その時は………分かってるな?」
地獄(テスト)をそう告げたのは上から鳴海、岬、神野の教師陣三人ー…
「うえーっ試験!!ウチ試験大きらいーっっ」
そう叫ぶ蜜柑の頭上には勉強苦手の文字が浮かぶ
「まぁバカには辛い関門よね」
「あっでも蜜柑ちゃんこの試験頑張って上位成績とれば優等生賞の候補になれるかもだよ?」
蜜柑を励ます委員長だったが周りがそれを「ムリ」だと言って容赦なくぶった斬る
落ち込む蜜柑をさらに励まそうとする委員長の説明によれば優等生賞には1週間の里帰り、セントラルタウン買い物券1ヶ月分、賞状といった特典がある
そしてその他にも家族との面会があると聞き蜜柑は一際目を輝かせる
「(…これってウチが勉強すればウチもじーちゃんに会える可能性があるってこと?)」
「(じーちゃんに会える…っ)」
「ウチっ今すぐ勉強頑張るっ」
大きな目標が見えた蜜柑は勉強に対するやる気を出した
その後委員長と流架と共に勉強を開始する蜜柑だが隣に蛍の姿はない
「勉強は同レベルの人間とでないと意味がない」と言って蜜柑の誘いを断ったようだ
落ち込む蜜柑だったが気を取り直してまず始めに学力チェック
その結果…
「アホだ───っっ」
「こいつ本物のアホだ──っっ」
キツネ目君、心読み君、流架が出題した問題にどれ一つ答えることが出来なかった蜜柑
ちなみに出された問題はどれも基本中の基本とも言えるレベルの内容
それが全くわからない蜜柑の学力は相当悪い様子
騒がしい蜜柑達を少し離れた遠くから眺めていた 棗とその周りにいるとりまき達
蜜柑はそんな彼と目が合う
「スペシャルバカが何を今更…」
「飛べないバカはただのバカ」
「バカは一生何やってもバカなんだよ」
「本家馬鹿」
「「そんな感じの目で見られた」と言われても…」
棗の冷たい眼差しに蜜柑は流架に泣き付いた
「とにかく頑張ろう蜜柑ちゃん」
蜜柑を元気付ける優しい委員長の励ましに蜜柑も気持ちを切り替えた
「そやな…ありがとう委員長!」
そしてふと辺りを見渡す蜜柑
すると教室の窓際で一番後ろの席に凛の姿があった
「なぁ凛…。凛も一緒に勉強せえへん?」
話し掛けられた凛の目線が窓の外の景色から蜜柑に向けられる
「凛かて学園に来たばかりだけど家族に会いたいやろ?一緒に勉強頑張らへん?」
「それでな…もし良かったら勉強を少しでいいから教えてく…『くだらない…』
照れくさそうに頭を掻きながら話す蜜柑だったが凛の冷たい一言に遮られた
「え…?」
『私は別に…家族に会いたいとか思わない』
凛の言葉に混乱する蜜柑
『お前も無謀な夢なんか抱かずにさっさと諦めた方がいいよ』
最後に冷たく言い放つと凛は教室から去って行った
夢…
そんなの叶うワケが無い
叶いもしない夢を望んで悲しむくらいなら
そんなモノ最初から抱かない方がいい…
あの日の私も夢を抱かなければ
あんな悲劇は起こらなかった……
だから私は二度と望まない
“自由”という夢を…
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