第二章
名前変換
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翌日の朝ー
朝日の眩しさと鳥の鳴き声に目を覚ましたスイ
『んー……』
ベッドの上でまだ僅かに眠そうに起き上がるとボサボサの髪を掻きながらふと脇の時計を見る
『あ…』
集合時間をかなり過ぎていた
だがスイには特に慌てた様子はなくゆっくりと支度を始める
今日も家の中は静かだったー
――――………
演習場に着くとやはり#NAME1##以外の三人はすでに到着していたがカカシの姿はない
『オッスおはよー』
「遅いってばよスイ!!」
「1時間の遅刻よ!」
『いや正確には56分』
「変わらないわよ!!」
遅刻にも関わらず マイペースなスイにナルトとサクラは怒鳴る
「カカシ先生ってばまだかよー」
「スイもだけど遅過ぎるわよ」
中々来ないカカシに二人は不満を溢す
『カカシだったら
まだ来ないんじゃないかなー』
スイはそう呟くと地面に荷物を降ろしその場に胡坐をかいて自分も地に座る
「先生の事知ってるみたいだけど知り合いなのスイ?」
サクラはスイの言葉に疑問を感じ尋ねた
『まぁそれなりに』
尋ねられたスイも答える
「オイ」
すると次に腕を組んで立っていたサスケに呼ばれ振り向く
「噂通りだな落ちこぼれ。初任務早々に1時間の遅刻とはな」
『そんな別に堅いこと言わなくても…「それでも忍かお前」
冷たくスイを見下ろしながら言うサスケは彼女の額当てを見る
「テメーの額にあるそれは飾り物じゃねぇんだぞ」
『わかってるよ』
緊張感のない間延びしていたスイの声が僅かに変わった
『木ノ葉の里の忍として一人前と認められた印』
「………」
『いくら呑気だとか言われてる私にだってわかるよ』
『ただ堅苦しいのって何か常に気を張り詰めてて嫌なんだよね。無駄に疲れるし。楽にほどよくさ気抜いていこうよ』
輝く額当てに触れて言ったスイいつもの様子での言葉にサスケは
「フン…お前みたいな奴と一緒にするんじゃねーよ」
顔を背けてしまう
『ありゃりゃ…』
スイは少しがっかりしたように肩を落とした
それからさらに数時間後
「やー諸君おはよう!」
「「おっそーい!!!」」
ようやくカカシはやって来た
カチ
「よし!12時セットOK!!」
「「「『?』」」」
丸太の上に目覚まし時計を設置したカカシの行動に四人は首を傾げる
「ここにスズが3つある…これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ」
3つの鈴を手にしたカカシが口を開く
「もし昼までにオレからスズを奪えなかった奴は昼メシぬき!あの丸太に縛りつけた上に目の前でオレが弁当食うから」
「(朝メシ食うなって…そういうことだったのね)」
そうとも知らずに朝ご飯を抜いて来た四人のお腹の虫が鳴く
「スズは一人1つでいい。3つしかないから…必然的に一人丸太行きになる」
「…で!スズを取れない奴は任務失敗ってことで失格だ!つまりこの中で最低でも一人は学校へと戻ってもらうことになるわけだ…」
その言葉に全員に緊張が走った
一方スイは何か思案するように鈴を手にするカカシを睨む
「手裏剣使ってもいいぞ。オレを殺すつもりで来ないと取れないからな」
スイの視線に知ってか知らず態度を変えずに話すカカシ
「でも!!危ないわよ先生!!」
「そうそう!黒板消しもよけれねーほどドンくせーのにィ!!!本当に殺しちまうってばよ!!」
心配そうに叫ぶサクラとイタズラの成功もあってか余裕そうに笑うナルト
「世間じゃさぁ…実力のない奴にかぎってホエたがる。ま…ドベはほっといてよーいスタートの合図で」
「(ドベ…ドベ!ドベ!ドベ!ドベ!!)」
カカシの「ドベ」と言った言葉にナルトの怒りに火が付いた
ザッ!クルン パシ!
右足のホルスターから一本クナイを手にしたナルトはカカシに飛びかかる
しかし
パシ ガッ!
「そうあわてんなよ。
まだスタートは言ってないだろ」
まさに一瞬の出来事だった
カカシはナルトの頭を片手で抑えクナイを持つ右手も掴むと背後に回りナルトの後頭部へそのクナイを向ける
「(うそ…!まるで見えなかった)」
「(…これが上忍か…)」
『……』
ナルトだけでなくサクラとサスケもカカシのスピードに目を見開く
「でもま…オレを殺すつもりで来る気になったようだな…やっとオレを認めてくれたかな?」
「ククク…なんだかな。やっとお前らを好きになれそうだ…じゃ始めるぞ!!…よーい…」
「スタート!!!」
カカシの合図で五人の姿はその場から消えた
――――………
「忍たる者ー
基本は気配を消し隠れるべし」
一人開けた場所に佇むカカシ
「(よしみんなうまく隠れたな)」
姿を隠す四人を確認していると
「いざ尋常に勝~~~負!!」
唯一隠れていなかったナルトが腕を組み仁王立ちで堂々とカカシの前に現れた
「しょーぶったらしょーぶ!!」
「………あのさァ
お前ちっとズレとるのォ……」
カカシは呆れたように呟く
「(あのウスラトンカチ………)」
木の上から様子を見てたサスケもカカシと同じ心境だった
「ズレてんのは
その髪型のセンスだろー!!」
叫びながらカカシに突っ込んで行くナルトに対し立っているカカシはおもむろに腰のポーチに手かけた
「うっ…」
ザッ
気付いたナルトは足を止めカカシと距離を置く
「忍戦術の心得その1 体術!!
…を教えてやる」
「(…体術って
忍者の組み手のことだよな)」
「(…なのに…武器使う気か?)」
ポーチを漁るカカシを睨むナルトだがナルトの予想に反して彼が取り出したモノは忍具の類ではなく一冊の本だった
「!?」
「……?
どうした早くかかって来いって」
「…でも…あのさ?あのさ?
なんで本なんか………?」
普通に熟読し出したカカシに混乱するナルト
「なんでって…本の続きが気になってたからだよ。スイの登録書を書いたりで時間がなかったし。別に気にすんな…お前らとじゃ本読んでても関係ないから」
明らかにバカに…いや挑発している
「ボッコボコにしてやる…!!」
勿論その挑発に簡単に乗せられ頭にきたナルトは勢いよくカカシに殴りかかった
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