頑張り屋の女王様
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「スイ!」
「降ろすよ。」
ゆっくりと枕辺りに降ろして脚に毛布をかける。ちゃっかり俺もベッドに入っちゃってるけど。
「それ飲んだらおしまい。」
自分の足の間にリドルを置き、後ろから抱き込んでリドルの腹をポンポンと叩く。
遠慮なく体重をかけてちびちびとミルクを飲む姿を目に焼き付けておく。
頭に顔を埋めて深呼吸を繰り返す。やめろ、と嫌そうな声が聞こえた。
本当に嫌だったら暴れるし怒鳴る。今は口ではやめろと言いながらじっとしてくれているから存分に堪能した。
「…しつこいぞ。」
ほんのり赤くなった頬に、眠気が来たのか少し目尻が下がった大きな目。
天使がいる。
「はい、おしまい。」
空になったマグカップをサイドテーブルに置き、一緒に横になって毛布に包まる。
ぎゅーっと胸に抱き込むと苦しいともごもご訴えた。
「こんな華奢な体なのにそれ以上のものを背負って…頑張り過ぎも心に毒だよ。」
「ん…ボクは、平気だ…」
「…またあの時みたいになったらどうすんのさ。」
もし2度目があるのなら、今度こそ俺は自分を許さなくなるだろう。
リドルがストレスを溢れ出そうなほど溜めていたことに気づいていたのに、なんでもっとリドルのためにしてやれなかったのか。
仮にも恋人なんだ。一人で抱え込まないで俺にも分けてほしいって思っているんだけれど。
俺もまだまだだなぁ、とつくづく思う。
「…い、いつも感謝してる…スイ、あ、ありが、と…」
あー、悩みなんて吹き飛ぶくらい好き。
「おやすみ、リドル。」
「降ろすよ。」
ゆっくりと枕辺りに降ろして脚に毛布をかける。ちゃっかり俺もベッドに入っちゃってるけど。
「それ飲んだらおしまい。」
自分の足の間にリドルを置き、後ろから抱き込んでリドルの腹をポンポンと叩く。
遠慮なく体重をかけてちびちびとミルクを飲む姿を目に焼き付けておく。
頭に顔を埋めて深呼吸を繰り返す。やめろ、と嫌そうな声が聞こえた。
本当に嫌だったら暴れるし怒鳴る。今は口ではやめろと言いながらじっとしてくれているから存分に堪能した。
「…しつこいぞ。」
ほんのり赤くなった頬に、眠気が来たのか少し目尻が下がった大きな目。
天使がいる。
「はい、おしまい。」
空になったマグカップをサイドテーブルに置き、一緒に横になって毛布に包まる。
ぎゅーっと胸に抱き込むと苦しいともごもご訴えた。
「こんな華奢な体なのにそれ以上のものを背負って…頑張り過ぎも心に毒だよ。」
「ん…ボクは、平気だ…」
「…またあの時みたいになったらどうすんのさ。」
もし2度目があるのなら、今度こそ俺は自分を許さなくなるだろう。
リドルがストレスを溢れ出そうなほど溜めていたことに気づいていたのに、なんでもっとリドルのためにしてやれなかったのか。
仮にも恋人なんだ。一人で抱え込まないで俺にも分けてほしいって思っているんだけれど。
俺もまだまだだなぁ、とつくづく思う。
「…い、いつも感謝してる…スイ、あ、ありが、と…」
あー、悩みなんて吹き飛ぶくらい好き。
「おやすみ、リドル。」
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