実は誰よりも素直な刀剣
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そんなこんなで今日の朝、同田貫が戦に行きたいと申し出た。こういうことはよくある事だから、いつものように出陣先は俺が決め、隊員はみんなで決めてもらった。
基本ここの本丸は、申し出たやつが隊長となる。他に行きたいやつ、必要なやつ、作戦も自分たちで考えさせる。それが俺のやり方。考える力もつき、みんなは必ず軽い傷で帰ってきてくれる。
そして、同田貫は驚くことに宗三を連れていくと言った。同田貫に合わせた場所を選んだからハードルが高すぎだと言ったが、宗三が行きたいと同田貫に言ったらしい。
珍しいことだった。
何回か人の身体に慣れさせるために指名してたが、自分からということはなかった。隊員も危険だと思ったらすぐ帰ると言ったし、意見を尊重して送り出した。
「…は?宗三が重傷?」
ドタバタと廊下を走っている音が聞こえ、審神者部屋の扉が壊れるくらい強く開けられたと思ったら、同田貫に衝撃な内容を知らされた。
「なぜ止めなかった!」
手入れ部屋へと一緒に急いで足を進める。
「検非違使が現れて戻ろうとした!だが、あいつ独断で飛びかかっていきやがったんだッ!」
同田貫が言うには、指示を無視して1人で突っ走ったらしい。
…なんで。
手入れ部屋に入ると、宗三以外は軽傷から中傷だった。
アホ宗三は布団に横たわって気を失っている。みんながボロボロになって帰ってくるのは初めてに近かった。
「無事か?他に痛いところは?」
「ありませんよ!ありがとうございますっ!」
やっと他の手入れを終わらせ、真ん中にいる宗三に目をやる。
手入れが終わったやつは各部屋に戻っていって、残ったのは俺と宗三だけ。
正直ため息が出そうだった。そんなに俺が嫌なのか。自分が折れてまでここに居たくなかったのか。多分、どっちもなんだろう。
手入れして、目を覚ましたら好きなようにさせよう。
基本ここの本丸は、申し出たやつが隊長となる。他に行きたいやつ、必要なやつ、作戦も自分たちで考えさせる。それが俺のやり方。考える力もつき、みんなは必ず軽い傷で帰ってきてくれる。
そして、同田貫は驚くことに宗三を連れていくと言った。同田貫に合わせた場所を選んだからハードルが高すぎだと言ったが、宗三が行きたいと同田貫に言ったらしい。
珍しいことだった。
何回か人の身体に慣れさせるために指名してたが、自分からということはなかった。隊員も危険だと思ったらすぐ帰ると言ったし、意見を尊重して送り出した。
「…は?宗三が重傷?」
ドタバタと廊下を走っている音が聞こえ、審神者部屋の扉が壊れるくらい強く開けられたと思ったら、同田貫に衝撃な内容を知らされた。
「なぜ止めなかった!」
手入れ部屋へと一緒に急いで足を進める。
「検非違使が現れて戻ろうとした!だが、あいつ独断で飛びかかっていきやがったんだッ!」
同田貫が言うには、指示を無視して1人で突っ走ったらしい。
…なんで。
手入れ部屋に入ると、宗三以外は軽傷から中傷だった。
アホ宗三は布団に横たわって気を失っている。みんながボロボロになって帰ってくるのは初めてに近かった。
「無事か?他に痛いところは?」
「ありませんよ!ありがとうございますっ!」
やっと他の手入れを終わらせ、真ん中にいる宗三に目をやる。
手入れが終わったやつは各部屋に戻っていって、残ったのは俺と宗三だけ。
正直ため息が出そうだった。そんなに俺が嫌なのか。自分が折れてまでここに居たくなかったのか。多分、どっちもなんだろう。
手入れして、目を覚ましたら好きなようにさせよう。