噂の生地屋さん
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「何でここに生地屋が…」
ヤクザさんも驚いている様子だった。
「おにーさんに今から手伝ってもらう!来て!」
グイグイ構わず俺の腕を引っ張る男の子。
「ま、待って。靴脱がせて…」
てか勝手に入っていいのか?小さな声でお邪魔します、と言ってされるがままに着いて行く。
「無理やり生地屋を手伝わせるな!」
「何人居ても手が足りないの!」
「それはお前が急に作り直すと言うからだろ!」
「うるさい!アクションシーンあるのに動きにくい衣装だと出来ることも出来なくなるでしょ?!」
抵抗せずに引っ張られている今でもなにやら言い合っている。俺はどうすればいいの。
この二人を心配そうに見てる女性と目が合った。怪しいものではございません。
「あーもう、うざっ!!」
部屋の中に押し込められ、床に散らばっている生地を踏まないように避ける。
「幸チャン本当に生地屋さん連れてきたんスねっ!」
「え?」
「当然。おにーさん、お願い手伝って。衣装が間に合わない。」
「俺っちからもお願いするっスー!」
必死な顔で睨むように見る男の子と、もう既に泣きそうなあの時の赤髪くん。
…これは、結構ピンチか?まぁ、あまり知らない俺に頼むってことは相当だよな。
「…わかった。資料見せて。」
二人は安心しきった顔になり、一息ついた。
「助かる。手直し出来ていないのが3着。」
「公演は明日っスー…」
今の時間が大体20時30分。手元にある資料と実物を比べると、ほぼ全部変わっている。
手直しって言うよりこれ、作り直しじゃないか。
「…うだうだ言ってられないな。」
ヤクザさんも驚いている様子だった。
「おにーさんに今から手伝ってもらう!来て!」
グイグイ構わず俺の腕を引っ張る男の子。
「ま、待って。靴脱がせて…」
てか勝手に入っていいのか?小さな声でお邪魔します、と言ってされるがままに着いて行く。
「無理やり生地屋を手伝わせるな!」
「何人居ても手が足りないの!」
「それはお前が急に作り直すと言うからだろ!」
「うるさい!アクションシーンあるのに動きにくい衣装だと出来ることも出来なくなるでしょ?!」
抵抗せずに引っ張られている今でもなにやら言い合っている。俺はどうすればいいの。
この二人を心配そうに見てる女性と目が合った。怪しいものではございません。
「あーもう、うざっ!!」
部屋の中に押し込められ、床に散らばっている生地を踏まないように避ける。
「幸チャン本当に生地屋さん連れてきたんスねっ!」
「え?」
「当然。おにーさん、お願い手伝って。衣装が間に合わない。」
「俺っちからもお願いするっスー!」
必死な顔で睨むように見る男の子と、もう既に泣きそうなあの時の赤髪くん。
…これは、結構ピンチか?まぁ、あまり知らない俺に頼むってことは相当だよな。
「…わかった。資料見せて。」
二人は安心しきった顔になり、一息ついた。
「助かる。手直し出来ていないのが3着。」
「公演は明日っスー…」
今の時間が大体20時30分。手元にある資料と実物を比べると、ほぼ全部変わっている。
手直しって言うよりこれ、作り直しじゃないか。
「…うだうだ言ってられないな。」