噂の生地屋さん
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「買ってきたぞ。」
「どーも、これで間に合いそう。」
瑠璃川が作業しながら言った。
二着出来ているのか。まぁ、このままのペースでいけば間に合うだろ。
「ねぇ、レザー生地欲しいんだけど。」
「本革か。合皮か。」
「本革。」
「却下だ。」
「はぁっ?!」
「費用がかかりすぎる。合皮にしろ。」
「絶対無理。見た目劣る。すぐボロボロになるし。」
額に青筋が入るのがわかった。
こいつは何を言っても聞かねぇ…
ため息をついて頭を落ち着かせる。
「…探しておく。もし無かったら妥協しろ。」
いくらすると思ってんだ。
…あの店にあるのか?
「あんたがこの布買ってるところ、あそこの生地屋でしょ。」
手を止め、買ってきたばかりの生地を眺めている。
「…そうだが。」
「少し気になってるんだよね。ここに入る前にも通販で買ってたし。」
実際に行ったことないから行ってみたい、と言った。知っていたのか。
「あんたが気に入ってるみたいだから。」
「安くしてくれるからな。」
「ふーん…」
なんだその目は。
「まっ、いいや。次行く時教えて。俺も行く。」
「えぇー!幸チャンどこ行くんスかっ!俺も行くっスー!」
部屋に入ってきた途端、頭に響く声を出す七尾。
「うるせぇ。」
「うるさい。」
「ひどいっ!」
「買ってきたぞ。」
「どーも、これで間に合いそう。」
瑠璃川が作業しながら言った。
二着出来ているのか。まぁ、このままのペースでいけば間に合うだろ。
「ねぇ、レザー生地欲しいんだけど。」
「本革か。合皮か。」
「本革。」
「却下だ。」
「はぁっ?!」
「費用がかかりすぎる。合皮にしろ。」
「絶対無理。見た目劣る。すぐボロボロになるし。」
額に青筋が入るのがわかった。
こいつは何を言っても聞かねぇ…
ため息をついて頭を落ち着かせる。
「…探しておく。もし無かったら妥協しろ。」
いくらすると思ってんだ。
…あの店にあるのか?
「あんたがこの布買ってるところ、あそこの生地屋でしょ。」
手を止め、買ってきたばかりの生地を眺めている。
「…そうだが。」
「少し気になってるんだよね。ここに入る前にも通販で買ってたし。」
実際に行ったことないから行ってみたい、と言った。知っていたのか。
「あんたが気に入ってるみたいだから。」
「安くしてくれるからな。」
「ふーん…」
なんだその目は。
「まっ、いいや。次行く時教えて。俺も行く。」
「えぇー!幸チャンどこ行くんスかっ!俺も行くっスー!」
部屋に入ってきた途端、頭に響く声を出す七尾。
「うるせぇ。」
「うるさい。」
「ひどいっ!」