噂の生地屋さん
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兵頭十座side
時計を見るため顔を上げる。確認したらまた視線を戻す。
「さっきからソワソワウズウズうっせぇよ!」
「あぁ?」
談話室で時間を潰していたら摂津が殴りかかってきた。ただ座ってただけだろうが。
「ずっとどこかしら動いてんじゃねぇか!」
「は?」
「無意識かよ!」
何言ってんだこいつ。一人で勝手に怒鳴ってやがる。
「…テメェに構ってる暇はねぇ。」
何度も時間を確認しても針があまり進んでいない。遅い。
くそっ、まだ2分しか経ってねぇ。
「今からなんかあんのか?」
「…関係ない。」
「あ?チラチラ時計見たり周り見渡したりしてんのが視界に入んだよ!」
「……。」
重い口を開こうとした時インターホンが鳴った。
「…あ。」
急いで立ち上がり玄関に向かう。
「おい!どこ行くんだよ!」
「ケーキ食いに行く。」
「…は。ケーキ…」
「うるせぇ。裕さん待たせてんだよ。ついてくんな。」
玄関の扉を開けたら裕さんが立っていた。
「こんにちは。」
「…っす。」
…裕さん、いつもと雰囲気が違う。
「後ろの君も?」
摂津の方を見て言った。
「コイツは行かないっす。」
咄嗟に玄関を出て閉める。
「…摂津くんだっけ。いいの?」
「アイツは甘いもん嫌いなんで。」
ぜってぇバカにすんだろ。それこそ裕さんに迷惑かかる。
裕さんは玄関の扉と俺を交互に見て笑った。
「そうなんだ。んじゃ、行こうか。」
「っす。」
ケーキ…
時計を見るため顔を上げる。確認したらまた視線を戻す。
「さっきからソワソワウズウズうっせぇよ!」
「あぁ?」
談話室で時間を潰していたら摂津が殴りかかってきた。ただ座ってただけだろうが。
「ずっとどこかしら動いてんじゃねぇか!」
「は?」
「無意識かよ!」
何言ってんだこいつ。一人で勝手に怒鳴ってやがる。
「…テメェに構ってる暇はねぇ。」
何度も時間を確認しても針があまり進んでいない。遅い。
くそっ、まだ2分しか経ってねぇ。
「今からなんかあんのか?」
「…関係ない。」
「あ?チラチラ時計見たり周り見渡したりしてんのが視界に入んだよ!」
「……。」
重い口を開こうとした時インターホンが鳴った。
「…あ。」
急いで立ち上がり玄関に向かう。
「おい!どこ行くんだよ!」
「ケーキ食いに行く。」
「…は。ケーキ…」
「うるせぇ。裕さん待たせてんだよ。ついてくんな。」
玄関の扉を開けたら裕さんが立っていた。
「こんにちは。」
「…っす。」
…裕さん、いつもと雰囲気が違う。
「後ろの君も?」
摂津の方を見て言った。
「コイツは行かないっす。」
咄嗟に玄関を出て閉める。
「…摂津くんだっけ。いいの?」
「アイツは甘いもん嫌いなんで。」
ぜってぇバカにすんだろ。それこそ裕さんに迷惑かかる。
裕さんは玄関の扉と俺を交互に見て笑った。
「そうなんだ。んじゃ、行こうか。」
「っす。」
ケーキ…