噂の生地屋さん
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ひょんなことから茅ヶ崎さんとファーストフード店に訪れた。いきなりハンバーガーが食べたいと言った茅ヶ崎さんに、俺も道連れになってしまった。
「うまっ。」
店の隅のテーブルに向かい合って座り、茅ヶ崎さんはポテトとドリンク付きのセットを頼んでいた。
「食べる?」
「ありがとうございます。」
ポテトを一本差し出してくれた。
「あーまじで感謝だわ。イベ始まったばっかで早くやりたかったんだよね。」
スマホの画面を連打している。
…え、何その速さ。
「てか、仕事終わりに同僚だけで飲みってどうなの。集まる意味。」
茅ヶ崎さんは目線を画面に向けたまま大きなため息をつく。
「面倒な仕事だけ俺に押しつけやがって…あーくそっ、負けた。」
背もたれに背を預け手で顔を覆ってる。ストレス溜まってんなぁ。
「…あ。」
「ん?」
突然動かなくなった茅ヶ崎さん。
「…ごめん。」
「え?」
あ、やっと目が合った。
「…1人で喋って、しかも愚痴しか言ってないわ…」
ごめん、と項垂れている。茅ヶ崎さん、今頭の中で色々考えてるのか。
「はい、あーん。」
「…は?」
茅ヶ崎さんが顔を上げた時に少し冷めたポテトを放り込む。困惑しながらもぐもぐしている。
「茅ヶ崎さんの手、全然ポテトの方に行かないので、俺が代わりにポテト運びますね。茅ヶ崎さんはゲームしてていいですよ。」
「……。」
「変な顔。」
なんか面白くて笑ってしまった。
「…調子狂う。」
また、ため息。
「裕といると無駄に安心するし、自然と愚痴こぼれるし。有能なヒーラーかよ。」
よくわかんないこと言っていたけど、結果的に元気になったってことでいいのか?…なら、
「よかった。」
自然と頬が緩む。
「…ずる。」
茅ヶ崎さんはなぜか暫く顔を隠していた。
「うまっ。」
店の隅のテーブルに向かい合って座り、茅ヶ崎さんはポテトとドリンク付きのセットを頼んでいた。
「食べる?」
「ありがとうございます。」
ポテトを一本差し出してくれた。
「あーまじで感謝だわ。イベ始まったばっかで早くやりたかったんだよね。」
スマホの画面を連打している。
…え、何その速さ。
「てか、仕事終わりに同僚だけで飲みってどうなの。集まる意味。」
茅ヶ崎さんは目線を画面に向けたまま大きなため息をつく。
「面倒な仕事だけ俺に押しつけやがって…あーくそっ、負けた。」
背もたれに背を預け手で顔を覆ってる。ストレス溜まってんなぁ。
「…あ。」
「ん?」
突然動かなくなった茅ヶ崎さん。
「…ごめん。」
「え?」
あ、やっと目が合った。
「…1人で喋って、しかも愚痴しか言ってないわ…」
ごめん、と項垂れている。茅ヶ崎さん、今頭の中で色々考えてるのか。
「はい、あーん。」
「…は?」
茅ヶ崎さんが顔を上げた時に少し冷めたポテトを放り込む。困惑しながらもぐもぐしている。
「茅ヶ崎さんの手、全然ポテトの方に行かないので、俺が代わりにポテト運びますね。茅ヶ崎さんはゲームしてていいですよ。」
「……。」
「変な顔。」
なんか面白くて笑ってしまった。
「…調子狂う。」
また、ため息。
「裕といると無駄に安心するし、自然と愚痴こぼれるし。有能なヒーラーかよ。」
よくわかんないこと言っていたけど、結果的に元気になったってことでいいのか?…なら、
「よかった。」
自然と頬が緩む。
「…ずる。」
茅ヶ崎さんはなぜか暫く顔を隠していた。