噂の生地屋さん
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静かな部屋の中パチンと糸を切り、終わりの合図を告げる。
「お、終わったっス…」
力なく後ろに倒れる二人。一切動かないけど生きてるのかな。俺は出来上がった衣装を眺める。
時間を確認したら4時20分。
途中赤髪くんが何やらミスをしたみたいで、男の子が説教してた時は俺がせっせと働いていたけど。いや、でも一晩でこの完成度はすげぇわ。
「…おにーさん、ありがとう。おにーさんが居なかったら完成できなかった。」
ゆっくりと起き上がりテーブルに肘を乗せた男の子。赤髪くんは既に夢の中のようだ。
「大したことはしていないよ。ただ、びっくりしたけどね。」
「あーそうだった…俺が勝手に…」
申し訳なさそうに見上げている。その件は別にいいんだけどさ。
「それより、寝たら?」
あ、知らないやつが居たら眠れないか。男の子は軽く目を見開た後、口元を緩めた。
「おにーさん名前は?」
「え?歩月裕。」
「俺は瑠璃川幸。」
これで知らない人じゃないでしょ、と真顔で言う。
…あぁ、まぁそうなんだけど。
テーブルに頭を突っ伏して欠伸をした瑠璃川くん。それでも何故か目を必死に開けている。
「…寝なよ。疲れた顔してる。」
頭を撫でると擽ったそうに笑う。
「そうしよっかな。なんか…おにーさん、あったかい…」
しばらく待つと寝息が聞こえてきた。妹みたい。すげぇ可愛い。瑠璃川くんの寝顔見てると疲れがとれていくなぁ。
「お、終わったっス…」
力なく後ろに倒れる二人。一切動かないけど生きてるのかな。俺は出来上がった衣装を眺める。
時間を確認したら4時20分。
途中赤髪くんが何やらミスをしたみたいで、男の子が説教してた時は俺がせっせと働いていたけど。いや、でも一晩でこの完成度はすげぇわ。
「…おにーさん、ありがとう。おにーさんが居なかったら完成できなかった。」
ゆっくりと起き上がりテーブルに肘を乗せた男の子。赤髪くんは既に夢の中のようだ。
「大したことはしていないよ。ただ、びっくりしたけどね。」
「あーそうだった…俺が勝手に…」
申し訳なさそうに見上げている。その件は別にいいんだけどさ。
「それより、寝たら?」
あ、知らないやつが居たら眠れないか。男の子は軽く目を見開た後、口元を緩めた。
「おにーさん名前は?」
「え?歩月裕。」
「俺は瑠璃川幸。」
これで知らない人じゃないでしょ、と真顔で言う。
…あぁ、まぁそうなんだけど。
テーブルに頭を突っ伏して欠伸をした瑠璃川くん。それでも何故か目を必死に開けている。
「…寝なよ。疲れた顔してる。」
頭を撫でると擽ったそうに笑う。
「そうしよっかな。なんか…おにーさん、あったかい…」
しばらく待つと寝息が聞こえてきた。妹みたい。すげぇ可愛い。瑠璃川くんの寝顔見てると疲れがとれていくなぁ。