放課後にしか現れないあいつ
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「おっ!玲悟ではないかっ!」
守沢は俺に手を大きく振って守沢に道連れにされたであろう死んだ目をしている高峯くんがいた。
「パトロールか?」
守沢の生き生きしている姿を見れば大体は予想がつく。
「あぁ!羽風には珍しい大きな声が聞こえて心配になり来てみたんだが…」
玲悟は見なかったか?と聞かれた。
「いや、悪いが…犯人俺、だと思う。」
守沢は衝撃を受けたような顔をした。
「…玲悟…お前…」
「無視していいっすから。」
高峯くんはため息をついて面倒くさそうな眼差しで守沢を見てる。
「な、なにを話していたんだ?!」
「俺にとって嬉しい話。…まぁまぁ、座りなよ。」
うずうずと聞きたそうにしている守沢に俺の隣をぽんぽんと叩く。
「玲悟先輩、ありがとうございます。」
即座に隣に座った高峯くん。
「あっ、なにぃっ?!ずるいぞ!」
そう言って反対側に座る。挟まれた。
「おい高峯!玲悟に近い!離れろ!」
「いや、先輩の方が近いですよね。」
俺は一人頬が緩みそうなのを堪えていた。周りから見ればこの異様な光景に驚くだろう。右には俺の腕を自分の腕と絡めて身体に引き寄せてる守沢。
左には普通に座っている高峯くん。ちゃっかり何してんだ守沢さんよ…嬉しいからそのままでいいんだけどさ。
「羽風と仲直りしたのか?」
目が合う。なんでそんな顔をするの。
「完全ではないけど進歩はしたかな。」
守沢を見ていられなくて目を逸らす。高峯くんは何の話かわかっていないようだ。当たり前か。
「…なんかあったんすか。」
「長く続く喧嘩みたいなもんだよ。」
本当は俺もわからない。
「…へぇ。」
間をあけて反応する。考え事をしているようだ。
「凄いっすわ、羽風先輩。」
「…は?」
凄いって何が。
「わかる…わかるぞ高峯!」
さっきの表情とは打って変わりうんうんと頷いている。
「…え、理解できてないのは俺だけ?」
「玲悟は知らなくていいんだ!」
「玲悟先輩は知らなくていいです。」
守沢は更に抱きついてきた。なんだよ二人して。
「はいはい、俺そろそろ行くよ。」
「玲悟ー…」
そう思っても全然離してくれないから立てない。高峯くんはなぜかおどおどしている。どうすればいいんだ。
守沢の頭をクシャっと撫でると守沢は俯いたまま腕を解いてくれた。
「…仕方ない、な。うん、そうだ。」
なにやら自問自答を繰り広げている。
「んじゃ…」
今度こそ立ち上がって二人を見た。
「…ッ玲悟先輩!」
「おぉ…?」
いきなり俺の手を取る高峯くん。そして両手で強く握られた。
「大丈夫、です。」
真剣な眼差し俺を見上げている。
「…!高峯くん、本当…」
言葉の意味がわかった瞬間俺は握られていない手で口元を隠した。緩みまくってるのがばれてしまいそう。
「…嬉しいな。」
耐えきれず二人の頭を撫でまわす。
「おわっ…!」
「わっ…」
守沢は俺に手を大きく振って守沢に道連れにされたであろう死んだ目をしている高峯くんがいた。
「パトロールか?」
守沢の生き生きしている姿を見れば大体は予想がつく。
「あぁ!羽風には珍しい大きな声が聞こえて心配になり来てみたんだが…」
玲悟は見なかったか?と聞かれた。
「いや、悪いが…犯人俺、だと思う。」
守沢は衝撃を受けたような顔をした。
「…玲悟…お前…」
「無視していいっすから。」
高峯くんはため息をついて面倒くさそうな眼差しで守沢を見てる。
「な、なにを話していたんだ?!」
「俺にとって嬉しい話。…まぁまぁ、座りなよ。」
うずうずと聞きたそうにしている守沢に俺の隣をぽんぽんと叩く。
「玲悟先輩、ありがとうございます。」
即座に隣に座った高峯くん。
「あっ、なにぃっ?!ずるいぞ!」
そう言って反対側に座る。挟まれた。
「おい高峯!玲悟に近い!離れろ!」
「いや、先輩の方が近いですよね。」
俺は一人頬が緩みそうなのを堪えていた。周りから見ればこの異様な光景に驚くだろう。右には俺の腕を自分の腕と絡めて身体に引き寄せてる守沢。
左には普通に座っている高峯くん。ちゃっかり何してんだ守沢さんよ…嬉しいからそのままでいいんだけどさ。
「羽風と仲直りしたのか?」
目が合う。なんでそんな顔をするの。
「完全ではないけど進歩はしたかな。」
守沢を見ていられなくて目を逸らす。高峯くんは何の話かわかっていないようだ。当たり前か。
「…なんかあったんすか。」
「長く続く喧嘩みたいなもんだよ。」
本当は俺もわからない。
「…へぇ。」
間をあけて反応する。考え事をしているようだ。
「凄いっすわ、羽風先輩。」
「…は?」
凄いって何が。
「わかる…わかるぞ高峯!」
さっきの表情とは打って変わりうんうんと頷いている。
「…え、理解できてないのは俺だけ?」
「玲悟は知らなくていいんだ!」
「玲悟先輩は知らなくていいです。」
守沢は更に抱きついてきた。なんだよ二人して。
「はいはい、俺そろそろ行くよ。」
「玲悟ー…」
そう思っても全然離してくれないから立てない。高峯くんはなぜかおどおどしている。どうすればいいんだ。
守沢の頭をクシャっと撫でると守沢は俯いたまま腕を解いてくれた。
「…仕方ない、な。うん、そうだ。」
なにやら自問自答を繰り広げている。
「んじゃ…」
今度こそ立ち上がって二人を見た。
「…ッ玲悟先輩!」
「おぉ…?」
いきなり俺の手を取る高峯くん。そして両手で強く握られた。
「大丈夫、です。」
真剣な眼差し俺を見上げている。
「…!高峯くん、本当…」
言葉の意味がわかった瞬間俺は握られていない手で口元を隠した。緩みまくってるのがばれてしまいそう。
「…嬉しいな。」
耐えきれず二人の頭を撫でまわす。
「おわっ…!」
「わっ…」