放課後にしか現れないあいつ
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朔間零side
「どういうこと。」
頭の中でいろいろ考えてる様子の玲悟くん。薫くんのことか?
「少なからず、こうなると思っていたんだがなぁ…すまん、ここまでとは…」
「零は、何をしようとした?」
こっちに振り向く。これを知ってしまったらきっと薫くんは怒るだろう。
「秘密じゃ。」
「そっか…」
あぁ、そんな悲しそうな顔をしないでおくれ。薫くんが玲悟くんに強く当たってしまうのには訳があって…
それは自分の口から言わなければ意味がないのだ。
「めんどくせぇ。」
わんこが大きく舌打ちをした。
「玲悟がいつものようにグイグイ行って強制的に話させるとかすればいいだろ。」
まぁ、そうなんだが…
「俺羽風に嫌われてるからなぁ。」
困ったように笑っている。
「え、お前ってそんなことも考えてるのか。」
「酷い。」
ということは、薫くんが玲悟くんに心開くまでずっと薫くん優先…?
「嫌じゃ。」
「ん?零…?」
我輩が抱きつけば当たり前のように抱きしめ返してくれる。
「んじゃあ、そろそろ…」
その時突然扉が強く開いた。
「玲悟を攫われたと聞いたから…助けに来た。」
「…なんと。」
朔間零side終
_______
「え。」
まさかお前が来るとは思ってなかったよ。
「神崎くん、と…鬼龍まで…」
「神崎が焦って伝えに来てくれたからな。」
アドニスくんが一気に走って行った時に神崎くんは鬼龍に伝えに行ってたってことか。すごいことになってるな。
「玲悟殿!無事かっ?!」
「うん。まず、何もされてないんだけどね。」
「そうじゃぞー。」
俺が言ったことにうんうん頷いて全否定しやがるこいつら。そして三人を真顔で見てる鬼龍。
「それじゃあ、俺らも玲悟を奪い去ろう。」
ズカズカと俺の前に歩いて来て俺の手を取った。
「まじか。」
今日は一段と忙しいな。
「おい…」
「わんこ。とめるでない。」
アドニスくんが頑張って俺を担いでくれたんだが。
「…玲悟を独り占めしてはいけないんじゃ。」
引っ張られながらこの部屋を出る。
「またアドニスくんが迎えに行くからのぉー。」
「任せろ。」
零は貼り付けたような笑顔で手を振っていた。
「どういうこと。」
頭の中でいろいろ考えてる様子の玲悟くん。薫くんのことか?
「少なからず、こうなると思っていたんだがなぁ…すまん、ここまでとは…」
「零は、何をしようとした?」
こっちに振り向く。これを知ってしまったらきっと薫くんは怒るだろう。
「秘密じゃ。」
「そっか…」
あぁ、そんな悲しそうな顔をしないでおくれ。薫くんが玲悟くんに強く当たってしまうのには訳があって…
それは自分の口から言わなければ意味がないのだ。
「めんどくせぇ。」
わんこが大きく舌打ちをした。
「玲悟がいつものようにグイグイ行って強制的に話させるとかすればいいだろ。」
まぁ、そうなんだが…
「俺羽風に嫌われてるからなぁ。」
困ったように笑っている。
「え、お前ってそんなことも考えてるのか。」
「酷い。」
ということは、薫くんが玲悟くんに心開くまでずっと薫くん優先…?
「嫌じゃ。」
「ん?零…?」
我輩が抱きつけば当たり前のように抱きしめ返してくれる。
「んじゃあ、そろそろ…」
その時突然扉が強く開いた。
「玲悟を攫われたと聞いたから…助けに来た。」
「…なんと。」
朔間零side終
_______
「え。」
まさかお前が来るとは思ってなかったよ。
「神崎くん、と…鬼龍まで…」
「神崎が焦って伝えに来てくれたからな。」
アドニスくんが一気に走って行った時に神崎くんは鬼龍に伝えに行ってたってことか。すごいことになってるな。
「玲悟殿!無事かっ?!」
「うん。まず、何もされてないんだけどね。」
「そうじゃぞー。」
俺が言ったことにうんうん頷いて全否定しやがるこいつら。そして三人を真顔で見てる鬼龍。
「それじゃあ、俺らも玲悟を奪い去ろう。」
ズカズカと俺の前に歩いて来て俺の手を取った。
「まじか。」
今日は一段と忙しいな。
「おい…」
「わんこ。とめるでない。」
アドニスくんが頑張って俺を担いでくれたんだが。
「…玲悟を独り占めしてはいけないんじゃ。」
引っ張られながらこの部屋を出る。
「またアドニスくんが迎えに行くからのぉー。」
「任せろ。」
零は貼り付けたような笑顔で手を振っていた。