放課後にしか現れないあいつ
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「だぁぁあああっ!疲れたー!!」
Trickstarの歌とダンスを見た。皆肩で息をしたりへばったりしている。一人を除いては。
「楽しいー!」
ひゃっほう、と明星くんはテンションが高い。まだまだ動けるようだ。
「アンコール。」
そう言うと三人は俺を見て固まった。
「ま、また…?」
かれこれ10回くらい連続でやってる。
「よし、やろうよ!」
フラフラと立ち上がってそれぞれの配置につく。
「…体力ないなぁ。」
歌って踊るのはやはり体力を使う。でもアンコールや次の曲も全力でやらないと。ダンスが上手い、歌唱力がある、だけじゃやっていけない。
「…ね?」
「はぁ…課題はたくさんってことかー…」
「体力向上…なるほど。」
それぞれの言葉を発するが遊木くんだけ話す気力もなくなっていた。
「まぁ…俺は好きだぞ、Trickstar。」
笑顔になれる感じが。ユニットとしても十分成り立つ。
「いひひ、嬉しいなー!」
明星くんも衣更くんも嬉しそうに笑う。
「大丈夫か?遊木くん。」
何かを考えてるようだった。
「…あの。」
「え。」
―――――――――――――――
「1、2、はいターン、そっからステップ。」
手拍子をしながらリズムをとる。レッスン室には俺と遊木くんしか残っていなくてキュッと床が擦れる音と俺の声が響く。
「わわわっ!」
「おっと…あぶね。」
大きくバランスを崩した遊木くんの腰に手を回して支えた。
「アイドルが怪我したらダメ。」
「え、あ、ありがとうございます…」
よそよそと俺から離れていく。面白い。
「さっき成功しなかったのはターンした時の左足が邪魔して…」
遊木くんの再現をしてからやりやすい形を教える。
「ターンからのステップ!」
「お。」
「!で、できた!!」
目を輝かせて俺を見た。
「少し休憩しようか。」
遊木くんにタオルとスポーツドリンクを渡す。
「海崎先輩…僕の練習付き合ってくれてありがとうございました!」
俺と遊木くんが床に座っているといきなりお礼を言われた。
「いや、俺はほとんど何もやってない。飲み込み早くてすごいなって思ったよ。」
えっ、と焦ってる遊木くんと目を合わせる。
Trickstarの歌とダンスを見た。皆肩で息をしたりへばったりしている。一人を除いては。
「楽しいー!」
ひゃっほう、と明星くんはテンションが高い。まだまだ動けるようだ。
「アンコール。」
そう言うと三人は俺を見て固まった。
「ま、また…?」
かれこれ10回くらい連続でやってる。
「よし、やろうよ!」
フラフラと立ち上がってそれぞれの配置につく。
「…体力ないなぁ。」
歌って踊るのはやはり体力を使う。でもアンコールや次の曲も全力でやらないと。ダンスが上手い、歌唱力がある、だけじゃやっていけない。
「…ね?」
「はぁ…課題はたくさんってことかー…」
「体力向上…なるほど。」
それぞれの言葉を発するが遊木くんだけ話す気力もなくなっていた。
「まぁ…俺は好きだぞ、Trickstar。」
笑顔になれる感じが。ユニットとしても十分成り立つ。
「いひひ、嬉しいなー!」
明星くんも衣更くんも嬉しそうに笑う。
「大丈夫か?遊木くん。」
何かを考えてるようだった。
「…あの。」
「え。」
―――――――――――――――
「1、2、はいターン、そっからステップ。」
手拍子をしながらリズムをとる。レッスン室には俺と遊木くんしか残っていなくてキュッと床が擦れる音と俺の声が響く。
「わわわっ!」
「おっと…あぶね。」
大きくバランスを崩した遊木くんの腰に手を回して支えた。
「アイドルが怪我したらダメ。」
「え、あ、ありがとうございます…」
よそよそと俺から離れていく。面白い。
「さっき成功しなかったのはターンした時の左足が邪魔して…」
遊木くんの再現をしてからやりやすい形を教える。
「ターンからのステップ!」
「お。」
「!で、できた!!」
目を輝かせて俺を見た。
「少し休憩しようか。」
遊木くんにタオルとスポーツドリンクを渡す。
「海崎先輩…僕の練習付き合ってくれてありがとうございました!」
俺と遊木くんが床に座っているといきなりお礼を言われた。
「いや、俺はほとんど何もやってない。飲み込み早くてすごいなって思ったよ。」
えっ、と焦ってる遊木くんと目を合わせる。