放課後にしか現れないあいつ
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「つっかれたぁ…」
三人は床に倒れていた。
「大丈夫かー?」
全く動かない三人を突つく。
「…ヒーローたるもの、こんなのでへこたれてはいかん!!」
とうっ、と言って立ち上がった。
「うわー…ちーちゃん先輩元気ー…」
二人は手で顔の近くをパタパタしていた。暑苦しい。俺は着ているシャツを掴んで汗を拭く。
「…タオル、どうぞ。」
「お、ありがとう。」
高峯くんからタオル受け取り肩にかける。すげぇ視線感じるんだが。
「…何?」
「いえ…何もないっす。」
高峯くんは衣更くんたちにタオルを渡しに行った。どうしたどうした。
「俺、先上がんぞ。」
時計を確認したら結構な時間動いていた。バスケ部はまだ練習するだろうし。
「ま、待って!」
衣更くんが走ってきた。
「ユニット…」
「え?」
「俺たちのユニット…後で見にきてほしい。」
あぁ、なんだ。
「近頃見に行こうと思ってたところだよ。」
「本当かっ?!」
バッと顔を上げた。
「うん。」
「絶対だぞ!」
「はいはい。わかってる。」
こんなに必死になってるなんて。かわいい。
「玲悟!」
皆より早く終わって部室で着替えをしていたら守沢が入ってきた。
「ん?部活はいいのか?」
まだ練習中だろ。
「今は休憩にしてるぞ!」
「…ふーん、そうか。」
気にせず着替えの続きをする。
「玲悟ー。」
後ろから腰に手がまわってきた。
「んー?」
背中温かい。上半身裸なんだけど。着替えできねぇ。
「…ありがとうな。」
「俺なんかしたっけ?」
「俺が勝手に思ってる。」
「え?」
たまに変なこと言うんだよな守沢って。
「一緒にバスケできてよかった!…会えて嬉しいぞ。」
「…ふ、なんだそれ。」
振り返ると守沢と目が合った。
「守沢、熱い。」
守沢の頬を撫でれば火照っているのがわかる。
「…意識してるから、か?」
「随分ストレートな表現を。」
「え、す、すまん!」
自分が言った言葉が恥ずかしかったのか焦ってる。
「俺は嬉しかったんだけどなぁ。」
「っえぇ?!…そうか…が、頑張るぞ…」
「うん。ありがとう。」
部室の入り口のところに一つの影が見えた。
三人は床に倒れていた。
「大丈夫かー?」
全く動かない三人を突つく。
「…ヒーローたるもの、こんなのでへこたれてはいかん!!」
とうっ、と言って立ち上がった。
「うわー…ちーちゃん先輩元気ー…」
二人は手で顔の近くをパタパタしていた。暑苦しい。俺は着ているシャツを掴んで汗を拭く。
「…タオル、どうぞ。」
「お、ありがとう。」
高峯くんからタオル受け取り肩にかける。すげぇ視線感じるんだが。
「…何?」
「いえ…何もないっす。」
高峯くんは衣更くんたちにタオルを渡しに行った。どうしたどうした。
「俺、先上がんぞ。」
時計を確認したら結構な時間動いていた。バスケ部はまだ練習するだろうし。
「ま、待って!」
衣更くんが走ってきた。
「ユニット…」
「え?」
「俺たちのユニット…後で見にきてほしい。」
あぁ、なんだ。
「近頃見に行こうと思ってたところだよ。」
「本当かっ?!」
バッと顔を上げた。
「うん。」
「絶対だぞ!」
「はいはい。わかってる。」
こんなに必死になってるなんて。かわいい。
「玲悟!」
皆より早く終わって部室で着替えをしていたら守沢が入ってきた。
「ん?部活はいいのか?」
まだ練習中だろ。
「今は休憩にしてるぞ!」
「…ふーん、そうか。」
気にせず着替えの続きをする。
「玲悟ー。」
後ろから腰に手がまわってきた。
「んー?」
背中温かい。上半身裸なんだけど。着替えできねぇ。
「…ありがとうな。」
「俺なんかしたっけ?」
「俺が勝手に思ってる。」
「え?」
たまに変なこと言うんだよな守沢って。
「一緒にバスケできてよかった!…会えて嬉しいぞ。」
「…ふ、なんだそれ。」
振り返ると守沢と目が合った。
「守沢、熱い。」
守沢の頬を撫でれば火照っているのがわかる。
「…意識してるから、か?」
「随分ストレートな表現を。」
「え、す、すまん!」
自分が言った言葉が恥ずかしかったのか焦ってる。
「俺は嬉しかったんだけどなぁ。」
「っえぇ?!…そうか…が、頑張るぞ…」
「うん。ありがとう。」
部室の入り口のところに一つの影が見えた。