あまり名前は出てきません
左右を見ずに突き進む
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お腹が空いた。
2人が部屋を出てからもまた机と睨めっこしてたが、腹の虫が鳴って集中力が切れた。
何か食べるものを求め厨房へと廊下を歩く。
縁側から空を見上げると雲ひとつない、星が広がる夜空だった。
「わ、ま、まって…!とまって…!」
後ろから声がして、足元に何かが当たった。
見え隠れする影に視線を下に落とす。
小さな白い虎だった。
「ひ、」
気がつけば俺の周りに3匹の虎がいた。
多分飼い主だろう小さな子が遠くから様子を見ている。
心配そうな飼い主とは裏腹に小虎たちは機嫌良く駆け回る。
「す、すみません…!」
慌てて駆け寄るも中々捕まえれなくて飼い主も俺を中心にして回り始めた。
俺を柱にして追いかけっこするな。
お願い止まって、と涙目で追いかける飼い主が可哀想で小虎を素早く全員回収した。
「ほら。」
捕まえたよ。
3匹を渡すと腕いっぱいに抱える飼い主が俺を見上げた。目が合うと瞬時に逸らされた。
「っありがと、ございます…」
そそくさといってしまった。
ここにはペットもいるんだな。俺も犬飼いたい。
厨房の電気がついている。
中に誰かがいる。
「入っていいか」どうかわからないな。
扉をノックしようとして内側から扉が開いた。
「いいよ。」
この人は初日に会った眼帯だ。エプロン姿が意外にもよく似合う。
「ここには何の用かな。」
「食い物を取りにきた」
綺麗に並べられたカップラーメンをひとつ手に取る。すぐに奪われた。
何も持っていない自分の手のひらを見つめる。
え、なぜ。
「…そんなもの、栄養取れないよ。」
ドキ。でもカンタン時短には勝てない。腹に入ればなんでもいいタイプだからな。
「皆のご飯作ってるから、あんたもどうだい…?」
白米の匂い、出汁を1から作ったのか鰹節や昆布の匂い。何を作ってるんだろう。
見た目キラキラしているイケメン眼帯は料理が得意なんて。完璧モテ男羨ましい。
すごく食べたい、けど多分俺の分は考えていなかったと思うし申し訳ない。
昔母親にご飯いらないと言って夜やっぱりいると帰ってきたらものすごく怒られた記憶があるからな。
今回は「遠慮する」として…次回は絶対食う。
「そ、っか。」
奪われたカップラーメンを受け取って、部屋を出た。
邪魔になるだろうし、審神者部屋のポット使おう。
2人が部屋を出てからもまた机と睨めっこしてたが、腹の虫が鳴って集中力が切れた。
何か食べるものを求め厨房へと廊下を歩く。
縁側から空を見上げると雲ひとつない、星が広がる夜空だった。
「わ、ま、まって…!とまって…!」
後ろから声がして、足元に何かが当たった。
見え隠れする影に視線を下に落とす。
小さな白い虎だった。
「ひ、」
気がつけば俺の周りに3匹の虎がいた。
多分飼い主だろう小さな子が遠くから様子を見ている。
心配そうな飼い主とは裏腹に小虎たちは機嫌良く駆け回る。
「す、すみません…!」
慌てて駆け寄るも中々捕まえれなくて飼い主も俺を中心にして回り始めた。
俺を柱にして追いかけっこするな。
お願い止まって、と涙目で追いかける飼い主が可哀想で小虎を素早く全員回収した。
「ほら。」
捕まえたよ。
3匹を渡すと腕いっぱいに抱える飼い主が俺を見上げた。目が合うと瞬時に逸らされた。
「っありがと、ございます…」
そそくさといってしまった。
ここにはペットもいるんだな。俺も犬飼いたい。
厨房の電気がついている。
中に誰かがいる。
「入っていいか」どうかわからないな。
扉をノックしようとして内側から扉が開いた。
「いいよ。」
この人は初日に会った眼帯だ。エプロン姿が意外にもよく似合う。
「ここには何の用かな。」
「食い物を取りにきた」
綺麗に並べられたカップラーメンをひとつ手に取る。すぐに奪われた。
何も持っていない自分の手のひらを見つめる。
え、なぜ。
「…そんなもの、栄養取れないよ。」
ドキ。でもカンタン時短には勝てない。腹に入ればなんでもいいタイプだからな。
「皆のご飯作ってるから、あんたもどうだい…?」
白米の匂い、出汁を1から作ったのか鰹節や昆布の匂い。何を作ってるんだろう。
見た目キラキラしているイケメン眼帯は料理が得意なんて。完璧モテ男羨ましい。
すごく食べたい、けど多分俺の分は考えていなかったと思うし申し訳ない。
昔母親にご飯いらないと言って夜やっぱりいると帰ってきたらものすごく怒られた記憶があるからな。
今回は「遠慮する」として…次回は絶対食う。
「そ、っか。」
奪われたカップラーメンを受け取って、部屋を出た。
邪魔になるだろうし、審神者部屋のポット使おう。
24/24ページ