頑張るのもLOVEの象徴だ!
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「おはよう。」
「おは…っぎゃー!やめろっ、髪ぐしゃぐしゃになる!」
玄関の扉を開けると外で晃輔が待っていた。毎日飽きずにおれの頭を撫でる。その時の晃輔の顔は誰もがハッキリとわかる優しくて甘い顔。こんな表情されたら、惚れない人はいない。
だからといって他にそんな顔してる晃輔は見たことがない。自惚れているのかもしれないけど、おれだけって思っていたい。
「なずな。」
「ん?なに…」
くしゃり、と晃輔がおれの前髪を掻き上げた。また背中丸まってるし、おれの髪の毛ボサボサにするし、もう我慢の限界だ。
だけど徐々に晃輔の顔が近づいてきて、おれは咄嗟に目を瞑った。
「…?」
待っても何もしてこないのが不思議で目を開けた。近い距離で笑っている晃輔に、ぶわっと身体が熱くなった。
「晃輔のばか!」
「ごめん、可愛かったからつい…」
不意におれの額にキスをした。おれが動揺して動けない間に手櫛で髪を整え手を握った。
「…かわいくないんら。」
ジトっと睨み上げてからしっかりと手を握り返した。
「あ、そういえば。今日も放課後レッスンあるんだよ。」
「今日も?」
面倒くさそうに溜息をついた。ここ最近毎日のようにレッスンだ。あまり放課後のレッスンをしない晃輔にとっては苦痛なんだろう。でも、なんで急に…
「転校生さんまじでスパルタ。前にサボったのまだ根に持ってる。」
…思い当たる節がある。晃輔がサボって、それでおれを…
思い出しかけた恥ずかしい記憶を必死で消す。ブンブンと頭を振ってる姿を見た晃輔が笑った。
「今日部活あるでしょ。怪我しないようにね。」
「わかった!晃輔も頑張れ!」
優しく笑いかけてくれるけど、確かに疲労の文字が見える。
…おれに何か出来ることないかな。
「おは…っぎゃー!やめろっ、髪ぐしゃぐしゃになる!」
玄関の扉を開けると外で晃輔が待っていた。毎日飽きずにおれの頭を撫でる。その時の晃輔の顔は誰もがハッキリとわかる優しくて甘い顔。こんな表情されたら、惚れない人はいない。
だからといって他にそんな顔してる晃輔は見たことがない。自惚れているのかもしれないけど、おれだけって思っていたい。
「なずな。」
「ん?なに…」
くしゃり、と晃輔がおれの前髪を掻き上げた。また背中丸まってるし、おれの髪の毛ボサボサにするし、もう我慢の限界だ。
だけど徐々に晃輔の顔が近づいてきて、おれは咄嗟に目を瞑った。
「…?」
待っても何もしてこないのが不思議で目を開けた。近い距離で笑っている晃輔に、ぶわっと身体が熱くなった。
「晃輔のばか!」
「ごめん、可愛かったからつい…」
不意におれの額にキスをした。おれが動揺して動けない間に手櫛で髪を整え手を握った。
「…かわいくないんら。」
ジトっと睨み上げてからしっかりと手を握り返した。
「あ、そういえば。今日も放課後レッスンあるんだよ。」
「今日も?」
面倒くさそうに溜息をついた。ここ最近毎日のようにレッスンだ。あまり放課後のレッスンをしない晃輔にとっては苦痛なんだろう。でも、なんで急に…
「転校生さんまじでスパルタ。前にサボったのまだ根に持ってる。」
…思い当たる節がある。晃輔がサボって、それでおれを…
思い出しかけた恥ずかしい記憶を必死で消す。ブンブンと頭を振ってる姿を見た晃輔が笑った。
「今日部活あるでしょ。怪我しないようにね。」
「わかった!晃輔も頑張れ!」
優しく笑いかけてくれるけど、確かに疲労の文字が見える。
…おれに何か出来ることないかな。