わかりにくい嫉妬もLOVEの象徴だ!
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「お?綺月殿と仁兎殿ではないか!」
遠くから俺らの呼ぶ声が聞こえた。ビク、と2人で肩を揺らす。今俺らは2人だけの世界になっていて、誰もいないのをいいことにキスという名のいちゃいちゃをしようとしていたからだ。
この声は神崎くん。恥ずかしさで目を逸らしたなずなも驚いていた。
「鬼龍も蓮巳もいるんだ。」
紅月のメンバーが並んでいる。皆海パンで颯馬くんは俺らに手を振ってる。なずなが中にいる浮き輪を引っ張って陸に上がった。
「珍しいな。」
「英智がたまにはメンバーで楽しんで来いってここを貸してくれたんだ。お前らもか?」
「そう。」
なずなが鬼龍と話に夢中になっている時、俺は蓮巳と話していた。
「綺月殿っ、つかぬ事をお聞きするが…その、綺月殿と仁兎殿はやはり、恋仲なのか…?」
神崎くんが緊張気味に俺に問いかけた。蓮巳も俺もキョトンと神崎くんを見つめた。
「うん。」
「なんだ、神崎知らなかったのか。」
目を丸くさせた後、顎に手を当てて考える素振りをする。
「や、やはりそうであるか…噂では聞いていたが、本当だとは思っていなくて…」
蓮巳と顔を見合わせてぶはっと吹き出した。蓮巳は顔を隠すついでに眼鏡を上げた。
「ははっ、まだ知らない人がいたんだね。」
「こいつら堂々としているからな。」
「そ、そうなのか?!」
そっかそっか。俺ら同学年やセンセーが知ってても、後輩くんたちの中に知らない人もいるってことか。しかもここは男しか居ないし、仲がいいだけとか思ってるのかな。面白い。
「ま、黙って見守ってやれ。あいつらを。」
「…承知した。」
少し頬が赤いのは初々しくてかわいい。なずなが1番かわいいけど。
なずなたちの方を見ると何やら盛り上がって話が終わりそうにない。仕方ないなぁ。
「蓮巳、神崎くん、誰が速く泳げるか勝負しようよ。」
「はぁ?俺はいい。」
「ダメだ。強制参加。」
神崎くんと共に走り出し、俺は蓮巳の腕を掴んだ。そういえば神崎くんや蓮巳とこんな風にふざけることとかなかった。いい機会だ。
「おい、いいのか。」
「何が?」
「仁兎と鬼龍だ。」
身体を大の字にして浮かびながらなんで?、と聞くと溜息をつかれた。
「俺、なずなの交友関係に口出しするほど心狭くないよ。」
遠くから俺らの呼ぶ声が聞こえた。ビク、と2人で肩を揺らす。今俺らは2人だけの世界になっていて、誰もいないのをいいことにキスという名のいちゃいちゃをしようとしていたからだ。
この声は神崎くん。恥ずかしさで目を逸らしたなずなも驚いていた。
「鬼龍も蓮巳もいるんだ。」
紅月のメンバーが並んでいる。皆海パンで颯馬くんは俺らに手を振ってる。なずなが中にいる浮き輪を引っ張って陸に上がった。
「珍しいな。」
「英智がたまにはメンバーで楽しんで来いってここを貸してくれたんだ。お前らもか?」
「そう。」
なずなが鬼龍と話に夢中になっている時、俺は蓮巳と話していた。
「綺月殿っ、つかぬ事をお聞きするが…その、綺月殿と仁兎殿はやはり、恋仲なのか…?」
神崎くんが緊張気味に俺に問いかけた。蓮巳も俺もキョトンと神崎くんを見つめた。
「うん。」
「なんだ、神崎知らなかったのか。」
目を丸くさせた後、顎に手を当てて考える素振りをする。
「や、やはりそうであるか…噂では聞いていたが、本当だとは思っていなくて…」
蓮巳と顔を見合わせてぶはっと吹き出した。蓮巳は顔を隠すついでに眼鏡を上げた。
「ははっ、まだ知らない人がいたんだね。」
「こいつら堂々としているからな。」
「そ、そうなのか?!」
そっかそっか。俺ら同学年やセンセーが知ってても、後輩くんたちの中に知らない人もいるってことか。しかもここは男しか居ないし、仲がいいだけとか思ってるのかな。面白い。
「ま、黙って見守ってやれ。あいつらを。」
「…承知した。」
少し頬が赤いのは初々しくてかわいい。なずなが1番かわいいけど。
なずなたちの方を見ると何やら盛り上がって話が終わりそうにない。仕方ないなぁ。
「蓮巳、神崎くん、誰が速く泳げるか勝負しようよ。」
「はぁ?俺はいい。」
「ダメだ。強制参加。」
神崎くんと共に走り出し、俺は蓮巳の腕を掴んだ。そういえば神崎くんや蓮巳とこんな風にふざけることとかなかった。いい機会だ。
「おい、いいのか。」
「何が?」
「仁兎と鬼龍だ。」
身体を大の字にして浮かびながらなんで?、と聞くと溜息をつかれた。
「俺、なずなの交友関係に口出しするほど心狭くないよ。」