あまり名前は出てきません
元保育士の本能
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その後、戦に出たみんなを見てまわった。大きな怪我はなかったからよかったと思う。
「そんな責任感じなくてもいいぞ?」
「……。」
しかし同田貫正国は沈んでいた。
「えーと…怪我させたから同田貫正国が悪いわけじゃねぇし…俺も怒ってねぇって。」
それでも申し訳なさそうな顔をする。
「…わりぃ。」
「うん。みんな生きてっから、大丈夫だ。」
「…そうだな。」
納得したようだ。頭を撫でようとしたらスマホの着信音が聞こえた。
「…兄貴?」
手を引っ込め画面を見ると兄貴からの電話だった。
「もしもし。」
『玲吾ー!今晩宴会開こうと思ってるんだけど玲吾も来ないー?』
「え、俺は…」
『断ったら泣く!みんな連れておいでよ!絶対だからね!』
「ちょ、待っ…」
プツ、と何も聞こえなくなった。切れた。強制かよ。
「はぁ…」
「…?」
確かここから兄貴の家までの道のりを知ってんのは、
「へし切長谷部。」
「はい。」
「?!」
スパーンと襖を開け現れた。
「また兄貴の家に行くことになった。みんなも行くから案内お願いできるか?」
「はいっ!」
へし切長谷部は張り切ってみんなを呼びに行った。
「…来たぞ。」
「いらっしゃーい!」
玄関から飛び出してすぐ俺に抱きつく兄貴。
「「「?!」」」
「会いたかった!」
「あー、はいはい。」
みんなを連れて兄貴の本丸へ行った。行かないと言ったやつも無理やり。
「主。早く部屋の中へ…」
兄貴の近侍、山姥切国広が顔を出した。
「そうだね、さぁ入って入って!」
「…お邪魔します。」
こいつも大変そうだな。
「もう準備できてるよ!」
グイグイと俺の背中を押す。
「今日は調子いいのか?」
「うん、玲吾に会えると思ったらいつもより元気になった!」
笑顔で言った。なぜだ。
「はぁ…」
「…ここの山姥切。後で話さないか?」
「あぁ、わかった。」
へし切長谷部と兄貴の近侍が仲良くなったみたいで嬉しく思った。
「開けるよー!」
兄貴は広間の襖を開けた。
「今日は楽しんで行ってね!」
わいわいと賑やかだった。もう酒飲んでんのか。
周りを見渡して顔を確認する。知らないやつもいるな。
「玲吾ー、ここに座っ…」
「玲吾…!」
「え。」
いきなり名前を呼ばれたと思ったら手を握られた。目線を徐々に下げる。
「…!…緑の紐の子!」
まさかの。あの時の小夜左文字がここにいた。ぎゅっと抱きつかれる。頭の上の緑紐が揺れていた。
「兄貴の本丸の子だったのか。」
お互いに笑う。
「一緒に食べよう?」
小夜左文字は俺の腕をグイグイと引っ張って兄貴の方へと歩いた。
「と、取られた…!」
「主ー…」
「……。」
俺は俺に向けている視線には気づかなかった。
「小夜左文字が言ってたのは玲吾のことだったんだ!」
「うん。…緑の紐、身につけてくれていたんだね。」
今日も左手首に結んでいる。
「もしかして、小夜がお揃いの紐を急に変えたのは貴方のせい…?」
「え。」
「…駄目ですよ、宗三。小夜の幸せは…私たちの幸せです…」
「そんな重く考えなくてもいいと思うぞ。」
…小夜左文字も大変そうだな。
酒が入っているコップに口をつけた。
「玲吾ー!お酒が飲めるようになったんだねー!」
横を見るとすっかり酔ってる兄貴がいた。
「まぁ、二十歳になったからな。」
「やっと僕と二人でお酒が酌み交わせるんだよー!お兄ちゃん嬉しっ!」
「そう言えば兄貴って酒に弱かったよな。」
動きがタコのようだ。
「玲吾もどんどん飲もう!」
「え、お、おい?!」
「そんな責任感じなくてもいいぞ?」
「……。」
しかし同田貫正国は沈んでいた。
「えーと…怪我させたから同田貫正国が悪いわけじゃねぇし…俺も怒ってねぇって。」
それでも申し訳なさそうな顔をする。
「…わりぃ。」
「うん。みんな生きてっから、大丈夫だ。」
「…そうだな。」
納得したようだ。頭を撫でようとしたらスマホの着信音が聞こえた。
「…兄貴?」
手を引っ込め画面を見ると兄貴からの電話だった。
「もしもし。」
『玲吾ー!今晩宴会開こうと思ってるんだけど玲吾も来ないー?』
「え、俺は…」
『断ったら泣く!みんな連れておいでよ!絶対だからね!』
「ちょ、待っ…」
プツ、と何も聞こえなくなった。切れた。強制かよ。
「はぁ…」
「…?」
確かここから兄貴の家までの道のりを知ってんのは、
「へし切長谷部。」
「はい。」
「?!」
スパーンと襖を開け現れた。
「また兄貴の家に行くことになった。みんなも行くから案内お願いできるか?」
「はいっ!」
へし切長谷部は張り切ってみんなを呼びに行った。
「…来たぞ。」
「いらっしゃーい!」
玄関から飛び出してすぐ俺に抱きつく兄貴。
「「「?!」」」
「会いたかった!」
「あー、はいはい。」
みんなを連れて兄貴の本丸へ行った。行かないと言ったやつも無理やり。
「主。早く部屋の中へ…」
兄貴の近侍、山姥切国広が顔を出した。
「そうだね、さぁ入って入って!」
「…お邪魔します。」
こいつも大変そうだな。
「もう準備できてるよ!」
グイグイと俺の背中を押す。
「今日は調子いいのか?」
「うん、玲吾に会えると思ったらいつもより元気になった!」
笑顔で言った。なぜだ。
「はぁ…」
「…ここの山姥切。後で話さないか?」
「あぁ、わかった。」
へし切長谷部と兄貴の近侍が仲良くなったみたいで嬉しく思った。
「開けるよー!」
兄貴は広間の襖を開けた。
「今日は楽しんで行ってね!」
わいわいと賑やかだった。もう酒飲んでんのか。
周りを見渡して顔を確認する。知らないやつもいるな。
「玲吾ー、ここに座っ…」
「玲吾…!」
「え。」
いきなり名前を呼ばれたと思ったら手を握られた。目線を徐々に下げる。
「…!…緑の紐の子!」
まさかの。あの時の小夜左文字がここにいた。ぎゅっと抱きつかれる。頭の上の緑紐が揺れていた。
「兄貴の本丸の子だったのか。」
お互いに笑う。
「一緒に食べよう?」
小夜左文字は俺の腕をグイグイと引っ張って兄貴の方へと歩いた。
「と、取られた…!」
「主ー…」
「……。」
俺は俺に向けている視線には気づかなかった。
「小夜左文字が言ってたのは玲吾のことだったんだ!」
「うん。…緑の紐、身につけてくれていたんだね。」
今日も左手首に結んでいる。
「もしかして、小夜がお揃いの紐を急に変えたのは貴方のせい…?」
「え。」
「…駄目ですよ、宗三。小夜の幸せは…私たちの幸せです…」
「そんな重く考えなくてもいいと思うぞ。」
…小夜左文字も大変そうだな。
酒が入っているコップに口をつけた。
「玲吾ー!お酒が飲めるようになったんだねー!」
横を見るとすっかり酔ってる兄貴がいた。
「まぁ、二十歳になったからな。」
「やっと僕と二人でお酒が酌み交わせるんだよー!お兄ちゃん嬉しっ!」
「そう言えば兄貴って酒に弱かったよな。」
動きがタコのようだ。
「玲吾もどんどん飲もう!」
「え、お、おい?!」