あまり名前は出てきません
元保育士の本能
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「手入れはこの四つの資源を使います!」
「…なるほど。」
「怪我の大きさで使う量も違ってきます!」
「重傷ほど時間も長いです!」
「その時間短縮のために、手伝い札でございます!」
前田藤四郎と平野藤四郎、こんのすけが一生懸命俺に教えてくれている。すげぇ連携プレー。
「わかりましたか?」
「おう。理解した。」
「これで安心ですね。」
「さすがです!」
…褒め上手かよ。
「予習は済んだし、戻るか。」
ガタンと椅子から立ち上がって後ろを振り返ると、二人と一匹がキラキラした目でこっちを見つめていた。え、なに。
見つめ合うこと五秒。
「主君!」
「また、お願いします…!」
そういうことか。
「いいぞ。」
俺は両手を広げてスタンバイした。二人はタタタッと俺の方へと走り出して思いっきり抱きついた。
癒される。
「よしっ…こんのすけも。」
「審神者さまっ…!」
なぜか泣きそうになってるこんのすけを頭に乗せる。
「あ!主、もう少しで帰って来られますよ。」
広間に戻り一期一振が笑った。
「そうか、わかった。」
2人を降ろしてエプロンの紐を結び直す。無傷だといいんだが。玄関の扉が開く音がした。
「帰ってきましたね。」
玄関へ向かおうと襖に手を掛ける。
「大将!」
「おっと…どうした、そんなに焦って。」
「鶴丸が…ッ!」
厚藤四郎の様子がどう見ても変だった。急いで玄関へ走る。
「鶴丸国永…?」
和泉守兼定が鶴丸国永をおんぶしていた。
「あー…しくじってしまった!」
いつもの白い服が真っ赤に染まってる。他のやつらを見れば無傷か擦り傷程度だ。
「…和泉守、手入れ部屋までこいつを運んでくれ。」
「あいよー。」
和泉守兼定を先に行かせた。
「…わりぃ。」
「うん、大丈夫だ。」
同田貫正国が悔しそうにしている。近くにいる堀川国広を見ると頬に傷を負っていた。
「堀川国広、目を瞑ってくれ。」
「…?」
「痛かったらすまん。」
頬の傷を塞ぐように指で伝った。
「やっぱりか。」
傷は跡形もなく消えていた。
「…え、すごい…」
ここにいる全員が目を見開く。
「…皆、疲れただろ?各自室に戻ってくれ。鶴丸の手入れが終わったら後で様子を見に行く。」
後ろを振り向いて手入れ部屋に向かった。
…落ち着け、俺。
「…なるほど。」
「怪我の大きさで使う量も違ってきます!」
「重傷ほど時間も長いです!」
「その時間短縮のために、手伝い札でございます!」
前田藤四郎と平野藤四郎、こんのすけが一生懸命俺に教えてくれている。すげぇ連携プレー。
「わかりましたか?」
「おう。理解した。」
「これで安心ですね。」
「さすがです!」
…褒め上手かよ。
「予習は済んだし、戻るか。」
ガタンと椅子から立ち上がって後ろを振り返ると、二人と一匹がキラキラした目でこっちを見つめていた。え、なに。
見つめ合うこと五秒。
「主君!」
「また、お願いします…!」
そういうことか。
「いいぞ。」
俺は両手を広げてスタンバイした。二人はタタタッと俺の方へと走り出して思いっきり抱きついた。
癒される。
「よしっ…こんのすけも。」
「審神者さまっ…!」
なぜか泣きそうになってるこんのすけを頭に乗せる。
「あ!主、もう少しで帰って来られますよ。」
広間に戻り一期一振が笑った。
「そうか、わかった。」
2人を降ろしてエプロンの紐を結び直す。無傷だといいんだが。玄関の扉が開く音がした。
「帰ってきましたね。」
玄関へ向かおうと襖に手を掛ける。
「大将!」
「おっと…どうした、そんなに焦って。」
「鶴丸が…ッ!」
厚藤四郎の様子がどう見ても変だった。急いで玄関へ走る。
「鶴丸国永…?」
和泉守兼定が鶴丸国永をおんぶしていた。
「あー…しくじってしまった!」
いつもの白い服が真っ赤に染まってる。他のやつらを見れば無傷か擦り傷程度だ。
「…和泉守、手入れ部屋までこいつを運んでくれ。」
「あいよー。」
和泉守兼定を先に行かせた。
「…わりぃ。」
「うん、大丈夫だ。」
同田貫正国が悔しそうにしている。近くにいる堀川国広を見ると頬に傷を負っていた。
「堀川国広、目を瞑ってくれ。」
「…?」
「痛かったらすまん。」
頬の傷を塞ぐように指で伝った。
「やっぱりか。」
傷は跡形もなく消えていた。
「…え、すごい…」
ここにいる全員が目を見開く。
「…皆、疲れただろ?各自室に戻ってくれ。鶴丸の手入れが終わったら後で様子を見に行く。」
後ろを振り向いて手入れ部屋に向かった。
…落ち着け、俺。