あまり名前は出てきません
元保育士の本能
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遡ること3時間前
『せんせーい!!折り紙しよ?』
『鬼ごっこ!!先生、鬼!!』
『…せんせー…眠い…』
「…懐かしい。」
昨日のことだが、懐かしい。この時間はもう子どもたちと遊んでるときだ。
…ため息しかでないな。
「すみません…審神者さま…」
喋るハイテク機能を用いた狐ロボットが隣で何かを言ってる。
「…まず、なんで俺誘拐されてんの。あと君名前あるの?俺は審神者って名前じゃないんだが。」
朝起きたら目の前に狐ロボットが居てなぜか背中を押され車に乗らされた。
何時間ここに座ってんだと思ってんだよ。
「わたくしは、こんのすけと申します!!審神者さまには審神者になってもらいたく…あ、審神者というのは一種の職業でして…」
こんのすけは長々と説明していた。
「さっぱりわからん。」
すまんな。聞く努力はしたんだ。
「とにかく!!審神者さまは前職を捨て、審神者に…」
「嫌だな。」
「なぜですかぁぁあああ…」
今すぐにでも泣きそうな表情をしていた。罪悪感は募るが。
「俺、夢が保育士で。やっと夢が叶ったーって思ってるときに、保育士やめろとかありえねぇ。」
あー、子どもたちに会いたい。
「しかし、しかしッ!!」
「…泣くんじゃねぇよ。」
いつも子どもたちにするようにこんのすけを膝の上に置いて頭を撫でる。
「…審神者さまは政府のお偉い様の直々な推薦でございます…」
「…え。」
けっこう今凄いこと言ったよな?さらっと。政府に俺のことを知ってる人がいるってことか?
…うわ、怖い。
「お偉い様は審神者さまのこと認めておられて、わたくしに…案内を任せてくださったのです…」
「…ティッシュ使うか?」
「ありがとうございます…!重要な役目を…入って間もないわたくしに…!!」
こんなチャンス二度とありません…と言って号泣していた。
「そうか。なんか…すまんな。」
俺は何もしてないんだがとりあえず謝っておく。
「審神者さまぁぁぁああああああ!」
泣き止むどころかそれ以上に泣いていた。
「…泣くな、こんのすけ。」
指でこんのすけの伝った涙を拭う。
「…はい。」
「よし。」
やっと泣き止んでくれた。
「…んじゃあ、俺がお偉い様に直接話せばいいってことだな?」
『せんせーい!!折り紙しよ?』
『鬼ごっこ!!先生、鬼!!』
『…せんせー…眠い…』
「…懐かしい。」
昨日のことだが、懐かしい。この時間はもう子どもたちと遊んでるときだ。
…ため息しかでないな。
「すみません…審神者さま…」
喋るハイテク機能を用いた狐ロボットが隣で何かを言ってる。
「…まず、なんで俺誘拐されてんの。あと君名前あるの?俺は審神者って名前じゃないんだが。」
朝起きたら目の前に狐ロボットが居てなぜか背中を押され車に乗らされた。
何時間ここに座ってんだと思ってんだよ。
「わたくしは、こんのすけと申します!!審神者さまには審神者になってもらいたく…あ、審神者というのは一種の職業でして…」
こんのすけは長々と説明していた。
「さっぱりわからん。」
すまんな。聞く努力はしたんだ。
「とにかく!!審神者さまは前職を捨て、審神者に…」
「嫌だな。」
「なぜですかぁぁあああ…」
今すぐにでも泣きそうな表情をしていた。罪悪感は募るが。
「俺、夢が保育士で。やっと夢が叶ったーって思ってるときに、保育士やめろとかありえねぇ。」
あー、子どもたちに会いたい。
「しかし、しかしッ!!」
「…泣くんじゃねぇよ。」
いつも子どもたちにするようにこんのすけを膝の上に置いて頭を撫でる。
「…審神者さまは政府のお偉い様の直々な推薦でございます…」
「…え。」
けっこう今凄いこと言ったよな?さらっと。政府に俺のことを知ってる人がいるってことか?
…うわ、怖い。
「お偉い様は審神者さまのこと認めておられて、わたくしに…案内を任せてくださったのです…」
「…ティッシュ使うか?」
「ありがとうございます…!重要な役目を…入って間もないわたくしに…!!」
こんなチャンス二度とありません…と言って号泣していた。
「そうか。なんか…すまんな。」
俺は何もしてないんだがとりあえず謝っておく。
「審神者さまぁぁぁああああああ!」
泣き止むどころかそれ以上に泣いていた。
「…泣くな、こんのすけ。」
指でこんのすけの伝った涙を拭う。
「…はい。」
「よし。」
やっと泣き止んでくれた。
「…んじゃあ、俺がお偉い様に直接話せばいいってことだな?」