あまり名前は出てきません
元保育士の本能
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「んで、なんで薬飲まなかったんだ。」
山姥切国広が持ってきた水と薬を飲ませた。
「玲吾が審神者やるって聞いたときからすごい調子がよかったんだよ!」
キラッキラな笑顔で言い放つ。
「だからって薬飲まない理由にはなってないだろ。」
調子がよくても悪くても毎日必ず薬を飲まないといけないのに。
「…ごめんね。」
「……。」
もともと兄貴は体が弱かった。すぐに熱を出したり咳したり。運動神経はいいはずなのにほんの少ししか体を動かせない。
だから兄貴は勉強と家事に専念した。『僕のできることは何でもするんだ』って。
「…もう、こんな真似すんなよ。」
「玲吾が言うならっ!」
俺らは性格違うし顔も全然似てない。俺が兄ポジションってよく言われるけど、兄貴の方が背ぇ高いし俺の知らないことまで知ってる。
「…玲吾?」
だからこそ兄貴の存在は偉大なんだ。
「…なに?」
「~っもう!かわいいっ!僕の弟かわいい!」
「うっ…」
「主っ?!」
「そろそろやめろ、主。弟が死にそうな顔してる。」
…多分、兄貴には言わねぇ。
「ええー!帰っちゃうの?!」
「うっさい。」
「こんなに外真っ暗なのに?!」
時計を見ると夜中12時を過ぎていた。
「ちょ、離せ。」
俺の腰に手をまわして引き止めてやがる。
「夜遅いのにかわいい弟を外に出すわけにはいかないよ!」
「俺を何歳だと思ってる。」
「永遠の三歳!」
「二十歳だ!」
元気になったと思えばここまでとは…
「だって、会ったの久々なんだよ?」
あんな状態で会ったが約三年ぶりくらいか。
「また会えんだろ。」
「……。」
いきなりの無言。
「弟にも本丸があるんだぞ。」
山姥切国広が手助けしてくれた。
「玄関まで送る。」
「おう。」
やけに静かな廊下を歩いた。他のやつらは寝てるのか。
「…体が弱くなければ玲吾の本丸まで送れるんだけど…」
しゅん、と落ち込んでいる。
「今のままでいい。」
「!…もー…大好き、玲吾。」
兄貴は俺の前髪を掻き上げて額にキスをした。
「やっぱり、玲吾は前髪上げた方がかわいいよ。」
そういえば今日はたまたま前髪を結ばずに来ていたんだ。
「はいはい。兄貴も俺離れしろよ。」
「無理!…ん。」
ニコニコ笑う兄貴の唇に自分のを重ねた。
「…玲吾のせいじゃん。ブラコンって言われるの。」
「ドンマイ。」
なぜかへし切長谷部は目を丸く見開いてた。
ただの挨拶なんだがなぁ。
「…んじゃ、おやすみ。」
「…!おやすみ!」
笑顔の兄貴に背を向けてへし切長谷部と玄関を出た。
山姥切国広が持ってきた水と薬を飲ませた。
「玲吾が審神者やるって聞いたときからすごい調子がよかったんだよ!」
キラッキラな笑顔で言い放つ。
「だからって薬飲まない理由にはなってないだろ。」
調子がよくても悪くても毎日必ず薬を飲まないといけないのに。
「…ごめんね。」
「……。」
もともと兄貴は体が弱かった。すぐに熱を出したり咳したり。運動神経はいいはずなのにほんの少ししか体を動かせない。
だから兄貴は勉強と家事に専念した。『僕のできることは何でもするんだ』って。
「…もう、こんな真似すんなよ。」
「玲吾が言うならっ!」
俺らは性格違うし顔も全然似てない。俺が兄ポジションってよく言われるけど、兄貴の方が背ぇ高いし俺の知らないことまで知ってる。
「…玲吾?」
だからこそ兄貴の存在は偉大なんだ。
「…なに?」
「~っもう!かわいいっ!僕の弟かわいい!」
「うっ…」
「主っ?!」
「そろそろやめろ、主。弟が死にそうな顔してる。」
…多分、兄貴には言わねぇ。
「ええー!帰っちゃうの?!」
「うっさい。」
「こんなに外真っ暗なのに?!」
時計を見ると夜中12時を過ぎていた。
「ちょ、離せ。」
俺の腰に手をまわして引き止めてやがる。
「夜遅いのにかわいい弟を外に出すわけにはいかないよ!」
「俺を何歳だと思ってる。」
「永遠の三歳!」
「二十歳だ!」
元気になったと思えばここまでとは…
「だって、会ったの久々なんだよ?」
あんな状態で会ったが約三年ぶりくらいか。
「また会えんだろ。」
「……。」
いきなりの無言。
「弟にも本丸があるんだぞ。」
山姥切国広が手助けしてくれた。
「玄関まで送る。」
「おう。」
やけに静かな廊下を歩いた。他のやつらは寝てるのか。
「…体が弱くなければ玲吾の本丸まで送れるんだけど…」
しゅん、と落ち込んでいる。
「今のままでいい。」
「!…もー…大好き、玲吾。」
兄貴は俺の前髪を掻き上げて額にキスをした。
「やっぱり、玲吾は前髪上げた方がかわいいよ。」
そういえば今日はたまたま前髪を結ばずに来ていたんだ。
「はいはい。兄貴も俺離れしろよ。」
「無理!…ん。」
ニコニコ笑う兄貴の唇に自分のを重ねた。
「…玲吾のせいじゃん。ブラコンって言われるの。」
「ドンマイ。」
なぜかへし切長谷部は目を丸く見開いてた。
ただの挨拶なんだがなぁ。
「…んじゃ、おやすみ。」
「…!おやすみ!」
笑顔の兄貴に背を向けてへし切長谷部と玄関を出た。