あまり名前は出てきません
元保育士の本能
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「…え?」
「…え?」
なんだこのやり取り。
「あの、主命を…」
おずおずと聞いてきた。
「め、命令したぞ?」
顔を覗いてみると顔を真っ赤にして少し震えていた。
「え、大丈夫か?」
へし切長谷部の様子がおかしくて焦る。
「すみません、主。俺っ、そんな主命をいただいたことがないので…どんなことをすれば良いのか、さっぱり…」
恥ずかしそうに俯いた。
「……。」
「すみません…」
深く頭を下げる。
「謝ることじゃねぇよ頭上げてくれ。」
「…はい。」
片手で口元を隠しながら俺の目を見た。へし切長谷部は自由にするってことがわからないのか?
「こんのすけ、なんて言えばいいんだ?」
「えぇ?!わたくしですか?!自由…自由…自分のしたいことをするっ!」
「おおー、それか!」
「自分のしたいこと…主命を果たすこと…」
なんでそうなる?!あーもう、本当に嫌だが、
「…じゃあ、へし切長谷部に主命を与えよう。」
「!…はい、お任せください。」
「明日の今の時間までに自由の意味を見つけて俺に報告してくれ。」
今は…ちょうど18時だ。多分これが最初で最後の主命だから許してくれ!へし切長谷部!
へし切長谷部に命令してから約一時間。こんのすけは一度戻って報告するとのこと。俺は本丸を彷徨っていた。
「やっぱり命令すんのは悪い気がすんだよなぁ。」
良心が痛む。
「あ。」
歩いていると人の気配がした。縁側で何してんだへし切長谷部。ブツブツ言って悩んでる様子だった。
邪魔したらダメだ。
近くの部屋へ入る。
「…あれ、主?どうなされました?」
俺は一期一振の声に少し驚いて振り向いた。ここは粟田口の部屋か。
「…他のやつらは?」
子どもたちがいない。
「夕餉のお手伝いに行きました。」
「おー、偉いな。」
「私の弟は皆元気でいい子なのですよ。」
爽やかスマイルの一期一振。いい兄をもったな、みんな。しみじみ思う。
「んで、一期一振は何の作業をしているんだ?」
一期一振は正座をしながら布を広げていた。
「遊んでいる時に厚の服が破れてしまいまして。その修復を。」
この布は厚の服だったのか。
「…へぇ。一期一振は何でも出来んだな。」
「いえ、そんなことは…」
近くに寄って覗いてみた。
「…?!」
…縫い方が下手だと…?!
「…え?」
なんだこのやり取り。
「あの、主命を…」
おずおずと聞いてきた。
「め、命令したぞ?」
顔を覗いてみると顔を真っ赤にして少し震えていた。
「え、大丈夫か?」
へし切長谷部の様子がおかしくて焦る。
「すみません、主。俺っ、そんな主命をいただいたことがないので…どんなことをすれば良いのか、さっぱり…」
恥ずかしそうに俯いた。
「……。」
「すみません…」
深く頭を下げる。
「謝ることじゃねぇよ頭上げてくれ。」
「…はい。」
片手で口元を隠しながら俺の目を見た。へし切長谷部は自由にするってことがわからないのか?
「こんのすけ、なんて言えばいいんだ?」
「えぇ?!わたくしですか?!自由…自由…自分のしたいことをするっ!」
「おおー、それか!」
「自分のしたいこと…主命を果たすこと…」
なんでそうなる?!あーもう、本当に嫌だが、
「…じゃあ、へし切長谷部に主命を与えよう。」
「!…はい、お任せください。」
「明日の今の時間までに自由の意味を見つけて俺に報告してくれ。」
今は…ちょうど18時だ。多分これが最初で最後の主命だから許してくれ!へし切長谷部!
へし切長谷部に命令してから約一時間。こんのすけは一度戻って報告するとのこと。俺は本丸を彷徨っていた。
「やっぱり命令すんのは悪い気がすんだよなぁ。」
良心が痛む。
「あ。」
歩いていると人の気配がした。縁側で何してんだへし切長谷部。ブツブツ言って悩んでる様子だった。
邪魔したらダメだ。
近くの部屋へ入る。
「…あれ、主?どうなされました?」
俺は一期一振の声に少し驚いて振り向いた。ここは粟田口の部屋か。
「…他のやつらは?」
子どもたちがいない。
「夕餉のお手伝いに行きました。」
「おー、偉いな。」
「私の弟は皆元気でいい子なのですよ。」
爽やかスマイルの一期一振。いい兄をもったな、みんな。しみじみ思う。
「んで、一期一振は何の作業をしているんだ?」
一期一振は正座をしながら布を広げていた。
「遊んでいる時に厚の服が破れてしまいまして。その修復を。」
この布は厚の服だったのか。
「…へぇ。一期一振は何でも出来んだな。」
「いえ、そんなことは…」
近くに寄って覗いてみた。
「…?!」
…縫い方が下手だと…?!