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リップクリームの話をしてくださった方へ
2018
06
19
20:41
リップクリームの心温まるエピソードしてくださってマジでありがとうございます……!!!! なんてお優しい…😢✨
すみません、勝手ながら引用させていただきます……
『リップ塗ってる南條を見て、「お、いーな俺も塗る」って北原が言うから、はいって自分の使ってたリップを差し出したら「そっちじゃねーだろ」って笑ってキスしてくる北原……ってところまで考えて、いや、流石にそんな事しないかなってなる妄想癖な南條』
アァ〜〜妄想癖南條〜〜!めっちゃ好きです〜!!
こんな感じですか?!
↓↓↓
なんとなく、乾燥が気になって。ポケットに忍ばせていたリップクリームを取り出した。仕事の連絡でも来ているのだろうか、スマートフォンと睨めっこしている恋人を尻目に丁寧に塗り込む。"唇"というものに、こんな風に気を使うようになったのは、お前も一因なんだけど。と、チラッと考えながら。
こいつは乾燥とか気にならないのかな、と恋人である北原の尖った唇を見つめた。
「お、いーな。俺も塗る」
不意にこちらを向いた北原と、目が合う。リップクリームを動かす手を止め、顔ごとそっちを向いてやった。
これ? はいどうぞ。と、キャップは閉めずにそのまま手渡す。
すると北原はため息をついた。軽く頭を振って、ニヤッと笑って。
「そっちじゃねーだろ」
なんて言って、北原は南條の唇から潤いを奪って──
──いかないか。
ないない。南條はこっそり頭を振った。妄想、全部。せっかく部屋に遊びに来てやったのにそっちのけで画面ばっか見てるってヤキモチでもやいたかな、なんてまさか、そんなことはないけれど。ないない。
上唇から下唇まで、しっとりふっくらたっぷり塗って。南條はリップクリームをポケットにしまった。何考えてんだろ俺、と少しうんざりする。
「マネージャーから?」
「あ?」
「いや〜、熱心に返してるなあって思って」
「違え。姉貴」
「お姉さんから?」
「ちゃんと返さねーとウルセーんだよ………っし、これでいいだろ」
コトン、北原がスマートフォンを置いた。悪戯っぽい目がこちらを向く。気がついたらあっという間もなく、それしか見えないくらいの距離に北原がいた。
えっ、と漏らせたか否か。
間抜けに開いた唇に、北原の唇が重なった。ちょっとちょっと、不意打ちっていうのは有罪ってやつじゃない?
「アァ? んだよその反応。準備してたんだろ」
──事実は小説より奇なり!
とは、よく言ったもので。
「……ほんとお前、予測不能だよな」
「は?」
「正解、ってこと。伝わんなかった? ……ねえ、もう一回どう?」
正面で眉をひそめる北原から、一度顔をそらし。それからゆっくり戻して見つめ合う。ああ、表情筋が引き締まってくれない、困ったなあ。
北原がフッと笑った。頬に手を添えられる。あとは待っていればいいだけ──うっかりあんなことを考えてしまうくらいに焦がれた唇と、改めてキスを。
こんな感じですか?!?!?!
なんかこういう、妄想がさらにいい形で現実になるオチ既視感あるな〜って思ったけどあれですね、神がキスの日に描かれていた漫画ですね……
きっとご存知かとは思いますが、サイコーなので、もしご覧になっていなければ是非ご覧ください。
『キスの日 廉聖』でツイート検索すれば一発です👍
あれめっちゃ好きなんですよ(ご本人に言え)
私の無茶振りにありがとうございました〜!! というかツイッターも見てくださってるんですね?! ありがとうございます! うるさくてすみません!!
2018/06/19 17:14
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リップクリームの話をしてくださった方へ2018061920:41
すみません、勝手ながら引用させていただきます……
『リップ塗ってる南條を見て、「お、いーな俺も塗る」って北原が言うから、はいって自分の使ってたリップを差し出したら「そっちじゃねーだろ」って笑ってキスしてくる北原……ってところまで考えて、いや、流石にそんな事しないかなってなる妄想癖な南條』
アァ〜〜妄想癖南條〜〜!めっちゃ好きです〜!!
こんな感じですか?!
↓↓↓
なんとなく、乾燥が気になって。ポケットに忍ばせていたリップクリームを取り出した。仕事の連絡でも来ているのだろうか、スマートフォンと睨めっこしている恋人を尻目に丁寧に塗り込む。"唇"というものに、こんな風に気を使うようになったのは、お前も一因なんだけど。と、チラッと考えながら。
こいつは乾燥とか気にならないのかな、と恋人である北原の尖った唇を見つめた。
「お、いーな。俺も塗る」
不意にこちらを向いた北原と、目が合う。リップクリームを動かす手を止め、顔ごとそっちを向いてやった。
これ? はいどうぞ。と、キャップは閉めずにそのまま手渡す。
すると北原はため息をついた。軽く頭を振って、ニヤッと笑って。
「そっちじゃねーだろ」
なんて言って、北原は南條の唇から潤いを奪って──
──いかないか。
ないない。南條はこっそり頭を振った。妄想、全部。せっかく部屋に遊びに来てやったのにそっちのけで画面ばっか見てるってヤキモチでもやいたかな、なんてまさか、そんなことはないけれど。ないない。
上唇から下唇まで、しっとりふっくらたっぷり塗って。南條はリップクリームをポケットにしまった。何考えてんだろ俺、と少しうんざりする。
「マネージャーから?」
「あ?」
「いや〜、熱心に返してるなあって思って」
「違え。姉貴」
「お姉さんから?」
「ちゃんと返さねーとウルセーんだよ………っし、これでいいだろ」
コトン、北原がスマートフォンを置いた。悪戯っぽい目がこちらを向く。気がついたらあっという間もなく、それしか見えないくらいの距離に北原がいた。
えっ、と漏らせたか否か。
間抜けに開いた唇に、北原の唇が重なった。ちょっとちょっと、不意打ちっていうのは有罪ってやつじゃない?
「アァ? んだよその反応。準備してたんだろ」
──事実は小説より奇なり!
とは、よく言ったもので。
「……ほんとお前、予測不能だよな」
「は?」
「正解、ってこと。伝わんなかった? ……ねえ、もう一回どう?」
正面で眉をひそめる北原から、一度顔をそらし。それからゆっくり戻して見つめ合う。ああ、表情筋が引き締まってくれない、困ったなあ。
北原がフッと笑った。頬に手を添えられる。あとは待っていればいいだけ──うっかりあんなことを考えてしまうくらいに焦がれた唇と、改めてキスを。
こんな感じですか?!?!?!
なんかこういう、妄想がさらにいい形で現実になるオチ既視感あるな〜って思ったけどあれですね、神がキスの日に描かれていた漫画ですね……
きっとご存知かとは思いますが、サイコーなので、もしご覧になっていなければ是非ご覧ください。
『キスの日 廉聖』でツイート検索すれば一発です👍
あれめっちゃ好きなんですよ(ご本人に言え)
私の無茶振りにありがとうございました〜!! というかツイッターも見てくださってるんですね?! ありがとうございます! うるさくてすみません!!
2018/06/19 17:14