愛の叫び

進撃の巨人感想②

2020/06/20 20:46
感想
進撃の巨人、20巻まで読んだ!
以下ネタバレと憶測しかない。



私の記憶に断片的に残ってたシーンはライナー・ ベルトルトに連れ去られて巨大樹の枝の上で語るシーンとその後のユミルとクリスタのシーンだったらしい。
あ!見たことある!って思った。
父ちゃんも読みたそうにしてるから読み終わったら近くに置いておこう…

さてここからは憶測だけで物を語るぞ!全部憶測で妄想だ!一部推測。

ライナーとベルトルト、アニの故郷は『巨人の力』を持つ民族たちのものだろう。
そして壁内の人間に迫害されたのかな。
壁内の人間は一人残らずろくでなしの酷い奴らだと思ってる、だから皆殺しにしようと行動に至った。
もしかして巨人のいる世界の始まりに起因するのかな?
人々が巨人化するようになった、一方でその力を使いこなせるようになる人間もいた。
その力を駆使して壁を作り、壁内に人間だけの王国を築いた──しかし、巨人になれる人間は脅威と判断され、壁外へと追いやられた……みたいな。
都合よく使っておいて用が済んだらさようなら、そんな出来事だったのかもしれない。

あるいは、そこには固い取り決めがあったのかもしれない。
互いに不可侵であること、みたいな。
記憶の操作が行われているように、なんらかの力でそうなっていたのかもしれない。
もしくは、ずっと機を狙っていたのかもしれない。
壁内の人類が壁に安心しきってほぼ無力化するまで。
王がどうにかしようとしないのは、原初の記憶から壁外の存在への怯えがあるのだろうか。

世界の始まりはなんだろう。
それを知らないから誤ちを繰り返すのだと獣の巨人は言った。
まだわからんなあ。
しかしこれは端っから巨人vs人間の物語じゃなくて、人間vs人間の物語なんだろうな。
えーん巨人はラフムですか?!(FGOの話)
元は人間で、自我を保てる(かつ操れる)者とそのまま意識を飲み込まれ目の前の人間を喰らうだけの存在になる者がいるみたいな?!
エレンが飲み込まれそうになったことがその示唆かなと思う。
エレンも夢のようなものを見ていた。
それが悪夢か否かは個人差がありそうだなあ。
ユミルにとっては悪夢だった。

巨人の力は継承可能、とするとユミルはライナーたちのところからその力を奪った者らしい。
しかしおそらく『血』が重要なものだと思われるから、普通は使いこなせないんだろう。
だから使いこなせる人間を喰らうと使えるようになるのかな。
自分の血肉にすればいいのか……な……
60年ほど彷徨っていた巨人の時代というのはどんな感じだったんだろう。

人間vs人間……人間vs人間か………
何を相手に戦っているのだろう。
敵が完全悪だったらよかったのに、そうでないんだな、お互いに。
正義の反対は悪じゃない、もう一つの正義である。なあ。ほんと。
ライナーたちも人の心があるから戦ってるのではなかろうか。
故郷のために、家族のために、自分のために。
人でなしじゃないから戦うんだろう。
故に、兵士たちの動機も理解できてしまった。
情が湧いた。隙ができた。苦しみを覚えた。
壁内で過ごしたあの3年が、嘘で塗り固めた日々だったらよかったのに、彼らにとって残念ながらそれは真実だった。
人でなしになりきれなかった優しい怪物だなあ。

巨人が人類を脅かすから人類は巨人を敵と見做し戦うように、人類が巨人を駆逐しようとするから巨人側も人類を敵と見做し襲うのかもしれない。
何が悪なのか、何も悪じゃないのか、絶対悪など存在し得ないのか。
死なないために生きているのか。
この世は残酷だ、弱肉強食だ。
だったらとっくに絶滅しているか弱い人間がこの世で繁栄しているのは他ならぬ知性、身体能力以外の力を手に入れたから。
それを凌駕するのが巨人の力か……。
かつては共存して繁栄していたのかもしれない、しかし巨人も人間も増えすぎたのかもしれない。
互いに結託したつもりが、裏切りがあったのかもしれない。

頭が混乱してきたな!かもしれないだらけの憶測文章。
さてどう展開していくのか、楽しみだな。
大流行当時では見えなかっただろうものが今ならよく見えるから今でよかった。
何より当時は自分は主人公総受けが好きなんだと思い込んでいたので、好きになるとそのへん食べに行くんだけど、今の私が原作読んでて全く食指が動かないということは本来当時の私においても同じのはずで、二次創作読むと脳がバグって全部無理になっただろうから、地獄を見るところだった。
カプが発生すること自体が今理解できないのでだめだな!!!
ジャンの片想いストーリーとかは読みたいですが……兵士としてのライナーの片想いストーリーとかも……かの有名な(結婚しよ)ってお前だったのか……

巨人化は強大な力であるが故に消耗も激しい。
使い過ぎれば巨人に取り込まれることもあるのかな?
とりあえず最新刊まで読むか〜!

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