夢主の名前を決めて下さい。
12. 晴れ渡る空
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しばらく歩くと、仲間たちが見えてきた。
ルフィがいち早く手を振ってくる。
「お~いロビ~ン、ティオ~! 逃げるぞ~! 黄金奪ってきた~!」
「アホ! 言うな! 後ろ見ろよっ、みんな一緒に帰ってきてるじゃねぇか!」
「うわああっ、大勢いるぞ!?」
「ああああっヤバすぎるよーっ! ……って、何だあれっ、巨大な大砲か!? そうに違げぇねぇぞ!」
「おーおー、こりゃ一気に帰ってきたなぁ」
「船に急げ~ぇ! もうここにはいられねぇ! ほ~れ見ろ! 袋にパンパン! 金持ちになったぞ!」
……と、ルフィが黄金を奪ってきたのをバラしてしまったので、一味は逃げ出した。
対して、空の者たちは首をかしげる。
「何だ?」
「アイツら荷物を背負ってるぞ?」
「まさか、もうここを出て行く気じゃ……」
「お~い待ってくれ~!」
「待てってお前ら!」
呼びかけると、一味はさらに速度を上げて逃げていく。
「逃げろ~!」
「いやいや、ここは俺様が一言! ……待て待て! 待てと呼ぶがテメェら!」
「おう! 言ってやれウソップ!」
「命をかけて遥々来たこの空島のぉ~、世に伝説の黄金郷ぉ~」
「ロビンちゃんティオちゃん早く~ぅ!」
「誇り高き海賊様が、手ぶらでおちおち帰れるかってんだぁっ!」
ウソップの言葉は空の者たちには意味不明。
「何を言ってるんだ?」
「おいあんたたち、この黄金、もらってくれるんじゃないのか?」
ロビンはティオと目を見合わせ、小さく微笑む。
「ふふっ、いらないみたい」
「みたい」
「「「ええええええええっ!?」」」
ロビンとティオは一味の方へと走り出した。
合わせて一味も全速力で走り出す。
「ぞくぞくって、おっかねぇぇぇっ!!」
「ヘヘン、どうだゾロ! 俺様の一言、決まってただろ?」
「あぁ、上出来だウソップ」
「ロビンちゅわ~ん! ティオちゅわ~ん!」
「にっしっしっ、オメェら! 空の果てまで逃げまくれ~!」
「「「おおおおおおおおっ!!」」」
そのまま一味は、森の中へ駆け込んだ。
しばらく走ったところで、ウソップが後ろを振り返る。
「どうだ!? 振り切ったか!?」
サンジも振り返って確認した。
「諦めたようだな。姿は見えねぇ」
「あ~よかった~。しっかし、あのバケモンみてぇな大砲にはビビッたなぁ。今までどこに隠してたんだ?」
その言葉にロビンとティオは首をかしげる。
「大砲?」
「ほら、あの戦士達が担いでたデカイやつだよ」
「あぁ、あれ? ふふふっ」
「あぁ、あれって、何だそりゃ! すっげぇ怖かったんだからな!」
「だって、ねぇ?」
「(コクン)」
「何だよ2人してニヤニヤしやがってぇ!」
「そうだぞ! 笑うなぁ!」
そこでルフィが前方を見て叫んだ。
「あ! いた! ナミたちだ!」
「え!? ナミすわぁ~ん! コニスちゅわぁ~ん!」
"ゴチンッ"
前方の枝に顔面をぶつけてサンジが倒れる。
ロビンとティオは走りつつ、一緒に振り返った。
「大丈夫?」
その声でサンジは一瞬にして復活する。
「もっちろん!」
さすがはラブパワー(?)
それからしばらく走って、一味はメリー号に乗り込むと、黄金もたんまりと積み込み、コニスとパガヤの案内で出航した。