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11. 空島最終決戦
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数分後。
朦朧としていたロビンとティオの意識も、徐々にハッキリしてきた。
「……さて。せめて上層に脱出しないと……」
そう呟きながら、ロビンが上層を見上げる隣で、ティオは傍の石ころを拾い、記憶を聞いた。
一番新しい記憶を掠めるように読み取り、自分がエネルにやられた後に何があったのかを知る。
「ティオは自力で上に行ける?」
「(コクン)」
「なら、私が1人ずつ上へ運ぶから、ティオは上で受け取ってちょうだい」
「わかった」
"ボンッ"
ティオは鳥の姿になり、上層へと飛んだ。
左翼からは血がほとばしったが、身体中が痛む今はさほど気にならない。
ティオが上に着いたのを確認すると、ロビンは負傷者ひとりひとりの身体に足を咲かせ、ジャイアントジャックを登らせた。
そうして上層にたどり着いた者から、ティオが引きずるようにして安全な場所へ運ぶ。
最後にロビンが上がってくると、2人は空を見上げた。
「空がどんどん暗くなるわね……」
「きっと、もうすぐ、はかい、はじまる」
「……そうね」
湿った風が吹く。
しばらくすると、空飛ぶ方舟マクシムが、目の前を通った。
「あれが、エネルの言っていた船……」
「えねると、なみちゃん、いる。……それと、なんでか、さんじくん、うそっぷ、も」
「え?」
サンジとウソップは、ナミと一緒にメリー号にいたはず。
……けれど、ナミがこちらに来ていたのだ。
あの2人だって、こちらに来ていてもおかしくない。
そう思いながら、ロビンはマクシムを見送った。
「ルフィたちはどうしたの? 船にいない?」
「ん……いない。どこだろ。……あ。したに、いる。つる、のぼってくる」
「何かあったのかしら」
「わからない。るふぃ、いちど、えねる、と、たたかってた。でも、おちた、みたい」
それから、しばらくして。
「あ。なみちゃん、さんじくん、うそっぷ、おちてきた」
「あの高さの船から? 死んでいないといいけど」
「だいじょぶ。3にんとも、こっち、くる」
ティオがそう言ったところで……
"ボフンッ"
「抜けたー!」
ジャイアントジャックを登り続けていたルフィが、雲を突き破って飛び出してきた。
「あ、ロビン! ティオ!」
「ルフィ?」
「コイツらを頼む!」
「え、ちょ、何するのさ! うわぁぁっ!」
「ピエェェェッ!」
ルフィは、アイサとピエールをロビンの方へ投げて寄越した。
ロビンは能力で手を咲かせ、アイサたちを受け止める。
「ぎゃああああっ! 手が生えたぁぁ!」
「るふぃ、て」
「その黄金はどうしたの?」
見れば、ルフィの右手に大きな黄金の玉がくっついている。
しかしルフィはそれに答えず、逆に訊いてきた。
「このてっぺんに黄金の鐘があって、エネルはそれを狙ってんだよな!?」
「えぇ、そのはずよ。だけど……」
「よしっ!」
「あ、船長さん!」
ロビンが呼び止めるのも聞かず、ルフィは黄金の玉を引きずりながらジャイアントジャックを登っていった。
「行ってしまったわ……」
「(コクン)…あ、なみちゃん、たち」
「え?」
ロビンがティオの指さした方を見ると、ウェイバーでこちらへ走ってくるナミが。
後ろにはウソップと、気絶したサンジが乗っていた。