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10. 絶対的な力
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少しして、ゾロは刀を収める。
「思ったより手間取ったな。修行が足りない証拠だ。……まぁとりあえず、これで静かになったな」
ふっと息をついた、そのとき、頭上に影がさした。
「ワンッ!」
ホーリーだ。
「っ、この犬!」
拳闘家さながらのパンチを、ゾロは何とかよける。
「うおっ、ちょ、待て! ……って、はぁ?」
ゾロが咄嗟に言った"待て"に反応して、ホーリーはその場に座った。
「誰が言ってもやんのかよ!」
「ワンッ!」
「はぁ……頭打って気絶しろ」
「ワンッ!」
"ガツンッ"
……VSホーリー戦は、思いのほかあっけなく終わった。
「あとはあのヘビとバズーカ野郎だ! 急がねぇと、あのチビも死んでねぇか気になる!」
再び刀を握り直し、真っ直ぐにうわばみに斬りかかっていく。
しかし……
"ビリッ…バリバリバリズドォンッ"</b>
「なにっ!?」
先ほどティオとラキを貫いたあの雷が、再び現れた。
空から降ってきた青い稲妻が、大地を裂き、雲を溶かす。
ゾロたちの居た上層の地盤の一部が見事に崩れ、遺跡も何もかも下層へと落ち始めた。
ワイパーが舌打ちする。
「エネルだ! こんなことをするのは奴しかいない!」
「くそっ、このままじゃヤベェ!」
落ちながら、ゾロは周囲を見渡した。
すると……
「チョッパー! ティオ!」
力なく宙を漂う2人の姿があった。
ゾロは泳ぐように空中を進み、2人を抱え込む。
そして、気になっていたティオの生死を確認した。
「……息はしてるようだな。上出来だ」
といっても虫の息だが。
ゾロはそのまま2人を抱えて、下層の遺跡へと落ちていった。