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8. VSシャンディア
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「チッ、またかよ……おいお前! 神官じゃねぇんなら何も仕掛けてくるな! 俺は先を急いでるんだ!」
「……そう、おもうなら、てぃおの、いうとおり、すすんで」
「何か言ったか?」
「……なんでもない」
2人が問答をしている間に、現れたブラハムは目の前に立つ。
"パァンパァンッ"
続けざまに放たれた弾丸。
それは閃光弾だったようで、ゾロもティオも顔をしかめた。
しかし覇気で相手の行動を読むティオに、めくらましは通じない。
「だんがん、2はつ、よけて!」
「!」
"パンパァンッ"
間一髪、ゾロは身をそらした。
やがて閃光弾の光も収まり、ブラハムの姿が目に映る。
彼はスケートタイプのウェイバーで空へと舞い上がっていた。
"パパパパパンッ!"
またしても厄介な閃光弾が連射される。
「くそ……っ」
ゾロは超人的な反射神経でよけ続けた。
しかしどう頑張っても、閃光弾が放たれるたびにブラハムを見失う。
攻撃をよけてはキョロキョロするを繰り返していた。
……ただし、ティオにそれは効かない。
戦いの隙に、ティオはゾロから離れ、樹の影で人間姿に戻っていた。
そして閃光弾の光を逆に利用し、ブラハムの背後へ瞬時に忍び寄る。
「せなか、がらあき」
「!」
ブラハムが気づいたときにはすでに遅く……
「
"ドスッ"
「うぐっ」
鋭い一撃が、ブラハムの背中に直撃した。
しかしさすがは実力者。
すぐさま体勢を立て直してティオに拳銃を向ける。
「
"シュッ"
銃撃を逃れるため、ティオは素早く身を引いた。
そのまま、目にも留まらぬ速さででゾロの隣へ戻ってくる。
「……チッ、ナメてたよ。悪かったな青海人」
ブラハムは地上に降り立ち、拳銃を構え直してゾロとティオを見た。
今度は本気で来る。
そう感じてティオも臨戦態勢をとった。
……しかし。
「?」
目の前にゾロの手が出てきた。
「アイツは俺の獲物だ。手ぇ出すな」
ティオは横目でゾロを見上げる。
表情は真剣そのもの。
「あいしょう、わるい。かてる、の?」
遠距離型で飛ぶ相手に、飛べない上に接近戦を得意とするゾロが勝てるとは、ティオには思えない。
すると、ゾロは黒い笑顔を浮かべた。
「勝てるか、だと?」
「!」
自分に向けられた視線に恐怖を感じて、ティオは肩を揺らす。
「愚問だな。……とにかく、テメェはすっこんでろ」
「……」
ティオは小さく頷いて、その場から離れた。
十分に距離のある大樹の影に隠れ、様子を伺う。
目の前の敵より何より、ゾロの邪魔をしたらどうなるか。
そっちの方が怖かった。
「待たせたな」
「構わんさ。子供を戦場に立たせたくない気持ちは良く分かる」
「そんなんじゃねぇよ。俺がテメェを斬りてぇだけだ」
「フン、ぬかせっ!」
"ブウゥゥンッ!"
ウェイバーが音を立て、ブラハムがゾロの方へと突っ込んだ。
(踏み込みなしだとっ)
ゾロは紙一重でかわし、間合いをとる。
(爆風で体を浮かせやがる上に、あの光るピストル……おかげで逐一ヤツを見失う)
それからしばらく、ゾロはブラハムの攻撃に翻弄されていた。
ティオはその様子を見守りながら、だから言わんこっちゃないとため息をつく。
ティオにはブラハムの位置や次の攻撃が分かるため、見ていて何だかもどかしいのだ。
「虎狩り!」
「刀三本!?」
"ブウゥゥン……"
三本の刀には驚いたものの、ブラハムは冷静にウェイバーで退避する。
そしてそのまま宙を舞い、ミルキーロードの上に降り立った。
ともなれば、ゾロがブラハムに攻撃を与えるにはそこまで登るしかない。
ゾロは刀を三本構えたまま、近場の樹を駆け上がっていった。
「フン、ウェイバーもダイヤルも使えねぇ青海の剣士が何をやっても無駄だ。こういうもんを知ってるか!」
ブラハムが取り出したのは、ミルキーダイヤル。
それで新しく雲の道を作ると、ウェイバーで滑走した。
向かう先には、樹を駆け上がりジャンプしたまま、空中にいるゾロ。
「なんだっ!?」
"パンパァンッ"
ほぼゼロ距離の銃撃を、ゾロは身を逸らして躱す。
「ただ闇雲に飛び回ることを、空中戦ってんじゃないんだぜ!」
ブラハムの銃弾を間一髪かわしたゾロは、そのままミルキーロードに真っ逆さま。
そのまま落ちるのかと思いきや、ミルキーロードから巨大な生物が顔を出した。
「んなっ、うなぎ!?」
巨大うなぎはゾロを食おうと口を開ける。
しかしゾロのひと太刀で、うなぎは縦に真二つになった。
「蒲焼にすると食い入れがありそうだな」
呑気にそんなことを言いながら、ゾロはうなぎの上に降り立つ。
するとそこに……
"パパパパンッ"
「!」