夢主の名前を決めて下さい。
7. アッパーヤード
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なんやかんや、ゾロとチョッパーが食材や薬草を探しに行くこととなった。
そこに、膨大な知識が役に立つだろうと、ロビンの推薦でティオもついていく。
「むこう、すなちで、みずはけ、いい。きっと、あろえ、ある」
「ホントか!?」
「(コクン)」
ティオとチョッパーは植物系の、ゾロは動物系の採集をしていた。
「あれ?」
「……」
突然、チョッパーとティオが止まった。
「どうしたお前ら」
「うん。なんか、地鳴りが遠くなってくみたいだ」
「もりのなか、いるひと、みんな、とおざかってく」
チョッパーは音で、ティオは覇気で森の様子を伺っていた。
「あぁ。ゲリラや神官とやらも、夜になりゃウチに帰るんだろ。俺らも早いとこ済ませて戻らねぇとな」
歩き出すゾロ。
その後を、チョッパーとティオが慌てて追いかけた。
「はやい。ぞろ、まつ」
「早く来い、置いてくぞ?」
「お前帰り道分かんないだろ!」
ゾロを先頭にしたら、どこに行ってしまうか分かったものではない。
チョッパーとティオはゾロの前に走り出た。
しばらく歩いて、3人は迷うことなくキャンプに戻ってくる。
「サンジ~! いろいろ採ってきたぞ!」
「おーご苦労さん。何があった?」
「クルミにアロエ!」
「ばなな、にんにく」
「ネズミにカエル」
「よぉし、シチューにぶち込めぇ!」
「ちょっと待てぇ! 今おかしい食材あったわよ!?」
「あはっ、だよね~、うっかりしてたよナミさん。ニンニクはイヤ~?」
「違う! そこじゃない!」
「あら、何が違うの? 航海士さん?」
森の奥から現れたロビンは、大きな結晶を抱えていた。
「わぁ~ロビン、その青いの何? 宝石?」
「ふふっ、綺麗でしょ? だけど違うわ」
「へぇ~、塩の結晶かぁ。よく見つけたなぁロビンちゃん」
「湖岸にあったの。あれば便利かと思って」
「あはっ! そりゃぁもぉぅ、サバイバルにあっちゃ命を繋ぐ塩分さ~!」
サンジはいつも通り上機嫌だった。
そんな中、チョッパーは採ってきた食材をゴソゴソといじる。
「ニンニクとアロエは半分もらうんだ! 火傷薬と消毒薬が作れるからな! 空の騎士に効くよ」
「へぇ~、カエルは?」
「カエルはいらない」
「……そもそも、たべる、の?」
ティオはしゃがみこんで、ゾロの足元で伸びている、ちょっと大きめなネズミとカエルをつついていた。
「よし、準備完了……。おーいゾロ、暇だろ、ちょっと手伝え」
「?」
サンジに呼ばれて、ゾロは焚き火の近くにやってくる。
そして言われるがまま、二本の刀の上に大きな焼石を乗せた。
「あのなぁ、俺の刀はこういうことのためにあるんじゃ……」
「黙ってやれ。コックに逆らうとメシ抜きだぞ」
"ボチャン"
ゾロは大きなシチュー鍋の上で、焼石を落とした。
石はシチューに沈んでいく。
「えええっ!? 石まで食うのか!?」
「食うかよ、クソゴム。焼石シチューだ。焼いた石の熱で、シチューを煮るのさ」
「へぇ~」
「シチューはいいんだぜ? 食料の栄養を無駄なく摂取できるからな」
……そうして話している間に。
「ん~……」
ナミは地図とにらめっこしていた。
「なみちゃん?」
「ん、あぁ、ティオ」
ティオはナミの手元を覗き込む。
「明日の行動を決めようと思ってね」
「なみちゃん、が?」
「えぇ、本来なら船長がやるんだけど、アレだから……」
ナミが指さす先には、ヨダレを垂らしながらシチュー鍋の蓋に手をかけるルフィ。
「えへへっ、今日はシチューか「開けんなっつの!」
サンジの痛い蹴りを頂いていた。
「ん~サンジぃ、腹減ったぁ!」
「まだ煮えてねぇよ! 大体、テメェはさっき空サメまるごと1匹食ってただろうが!」
「あー、まぁ、ありゃぁ繋ぎだな。にしししっ!」
ナミとティオは、半目で2人のやりとりを見つめた。
確かにアレでは、まともな指示など出せやしない。
「でもねぇ……結局どこに宝があるのかいまいち掴めないのよ」
ナミはアッパーヤードの地図を睨みつける。
「……」
ティオは、傍にあったジャヤの地図を手に取った。
「き、の、きおく、みて、わかった。400ねんまえ、のーらんど、ついたとき、しま、こうだった」
「?」
アッパーヤードの地図を折り曲げ、ジャヤの地図にいい具合に重ねる。
「のーらんどの、にっし、さいごのことば、は?」
「え、ドクロの右目に黄金を見た……あっ、そっか!」
「(コクン)」
「それでドクロなのね! ありがとうティオ! ……よし、できた!」
ようやく、明日の行動予定が決まった。