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6. 犯罪者
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ティオが海の向こうを指さした。
「なみちゃん、かえってきた」
「あぁ~ナミさん無事だったんだね~!」
ナミがウェイバーを飛ばしながら、こちらへ向かってくる。
「ルフィ! 絶対その人たちに逆らっちゃダメよ!」
「だってコイツがよぉ!」
「ナミー! コイツらに不法入国料800万ベリー払ってやってくれーっ!」
「良かった!まだ罰金で済むのね! ……800万ベリーって」
"ブォン!"
ナミはウェイバーのアクセルを踏み込んだ。
「なっ」
"バキィッ!"
「高すぎるわよ!」
スピードを上げたウェイバーは、浜に乗り上げてマッキンリーの顔面に直撃する。
「ぐわああぁぁぁっ!」
マッキンリーはそのまま吹っ飛んでいった。
「……はっ、しまった! 理不尽な多額請求につい……」
「「おい!」」
"ベシッ"とツッコミが入った。
今まで何とか堪えてきたのが台無しである。
「「「隊長!」」」
ホワイトベレー部隊はマッキンリーの元へ集まっていく。
「あ、おじさん、ウェイバーありがとう。楽しかったわ」
「いえいえすいません。それよりあなた方、大変なことに……」
ナミは仲間たちを振り返った。
「みんな! 急いで逃げるわよ!」
「何だよ。オメェ喧嘩仕掛けたんじゃねぇのか?」
「神とかっていうのに関わるとやばいのよホントに!」
「ちなみに、今のは何の罪だ?」
「おそらく、公務執行妨害で、第5級の犯罪かと……」
「良かった~。まだ5級か」
「良くありません!」
「「「?」」」
一味は首をかしげてコニスを見る。
「……第5級犯罪が適用された場合、ゴッド・エネルの
「雲流しぃ?」
「何だソレ。雲流しって気持ちよさそうだなぁ~」
「良くありません! 死刑です!」
「「「しっ、死刑!?」」」
「……」
ティオは黙ってコニスを見上げ、何かを考えている。
「神の国で死刑とは、穏やかじゃねぇな」
「本当です! 本当にあるんです! ……雲流しは、逃げ場のない大きさの島雲に船ごと乗せられて、骨になるまで空をさ迷い続ける刑です。死刑なんです!」
「なるほど……それで何もない空から船が」
「何のことだ? ロビン」
「例の、空から降ってきたガレオン船。セント・ブリス号だったかしら? あれは200年前にその刑を受けたのかもしれない」
「『セント・ブリス号』。208ねんまえに、しゅっこう。そのあと、ゆくえふめい。そらから、おちてきた、の?」
「えぇそうよ。……そういえば、ティオは青海の死刑記録を覚えてたわね。空島の記録は見たことない?」
「せいかい、そらじまの、じょうほう、すくない。そらじまの、はんざいきろく、せいかいには、ない」
「そうなの」
「(コクン)」
「「「おい、お前たち!」」」
ホワイトベレー部隊が声をかけてきた。
「隊長に何をしたか分かっているのか!」
サンジが眉間にしわを寄せる。
「あ? 何だと?」
「待ってサンジ君!」
「はい! ナミさん!」
ナミがホワイトベレーの前に進み出た。
「ねぇ、そんなに怒らないで~? さっきのは弾みで……」
「弾みだと!?」
「いや、何ていうかその、つい……」
「ついだと!?」
「あの、アレよアレ、事故みたいな……」
「事故だと!?」
「ん……? そう、そうなのよ! 事故なの! だってウェイバーって乗りこなすのすっごく難しいでしょ? それにあたし、今日初めてだったから。ちょっとハンドル切り損なっちゃってぇ~。やっぱり初心者は無理しちゃダメなのねぇ! アハハ!」
「コイツすっげぇ~楽しそうにスイスイ乗ってたぞ~?」
「っ!」
「ボソッ(ぅおいルフィ! ナミが事故ってことで誤魔化そうとしてんだから余計なこと言うな!)」
「いやぁね~ルフィったら! アハハハッ!」
ナミが何とか誤魔化そうとしていると、パガヤが入ってくる。
「あの~すいません。マッキンリー隊長の手当てを先にしたほうがよいかと思いまして……はい、すいません」
「ぬぁっそうだった!」
「「マッキンリー隊長!!」」
「では、私の家まで運びましょう」
「「ご協力感謝! ヘソッ!」」
というわけで、マッキンリーはパガヤとコニスの家まで運ばれていった。
……しかし。
「また
ホワイトベレー部隊は、何故か担架を担いだまま、
「……あなたたちが悪い人たちじゃないことは分かっています。だから、今のうちに逃げてください!」
コニスはそう言い残し、パガヤの後を追って走っていった。
「あ、お、おい!」
ウソップが声をかけるも、コニスは振り向くことなく行ってしまった。