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4. 空島
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そうして、空魚の美味しさに舌鼓を打っている頃、チョッパーは1人、双眼鏡を覗いて、辺りを見回していた。
「何かないかな……お、船? お~いみんな! 船!」
と、元気よく教えるところまでは良かったが……
「……船と、人? え? ……ぅぇえええっ!?」
チョッパーが覗く双眼鏡の中で、メリー号よりも大きな帆船が大破した。
サンジが寄ってくる。
「おい、どうしたチョッパー。船か?」
「いや、あ、うん、いたんだけど、船はもういなくて!」
「何だよ」
「そこから牛が四角く雲を発してこっちに来るぞぉ! 大変だぁ!」
「分かんねぇよ、落ち着け」
呆れ顔をするサンジの横で、ティオの目が鋭い光を帯びた。
「なにか、くる」
「え?」
ティオの覇気が来訪者を感知したようだ。
サンジは少し遠くを見る。
"キュイィィィィン"と機械音がして、何かがこっちに向かってきていた。
「本当だ。誰か来る。雲の上を走ってるぞ」
その雲の上を走ってきた人は、牛の角が生えたような妙な仮面をつけており、手にはバズーカ。
そいつはメリー号めがけて飛び上がった。
「おい、止まれ! 何の用だ!」
サンジが尋ねるが、来訪者は真っ直ぐバズーカをメリー号に向けるだけ。
「排除する!」
サンジはタバコを噛み、舌打ちした。
「……チッ、どうやらやる気らしいな」
それを聞いたゾロも刀に手をかけやってくる。
「上等だ」
2人はすぐさま臨戦態勢に入る。
「なんだなんだ?」
ルフィは状況が飲み込めずキョロキョロしていた。
「……」
ティオはいきなりやってきた危ない来訪者をじっと見つめる。
覇気を用いて、相手の体が発する"声"から、次の行動を推測した。
「さんじくん、けり、くる」
「え? なん…"シュッ、ドゴッ!"
「「「!?」」」
尋常でない音がして、サンジが吹き飛ばされた。
「つぎ、ぞろ」
その声に反応してゾロは刀を抜く。
"ガキィンッ"
「何モンだてめ…"ドゴッ"ぐあッ」
一度は攻撃を防いだものの、ゾロもあっさり吹き飛ばされた。
「るふぃ、いった」
「ん?」
"シュッ、ドガッ!"
「うへっ!?」
ルフィまで吹き飛ばされる。
ナミが慌てて叫んだ。
「ちょ、ちょっとどうしたの3人とも!」
「ティオ、あれは何なの?」
「わからない」
情報通のティオにも分からない、人間らしき謎の来訪者。
そいつは船の縁を蹴って空中に飛び上がり、メリー号めがけてバズーカを構えた。
「うわああああっ!! 撃たれる!!」
成す術なく、チョッパーが慌てふためいていたところ……
「そこまでだ!」
上空から猛スピードで何かが飛んできた。
"ガァンッ!"
飛んできたのはまたしても、人。
その人の大きなランスが、バズーカの人に向けて突き出された。
ランスは盾でガードするも、バズーカの人は吹き飛ばされて海に落ちる。
"ガシャンッ"
大きなランスを持った人は、メリー号の縁に降り立った。
よく見れば全身鎧だ。
「何よっ、今度は誰!」
ナミが叫ぶと、全身鎧の人は甲板に降り立つ。
「うむ、吾輩、空の騎士」
「ピエェ~~!」
……後ろで、妙なドット柄の鳥が鳴いた。