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4. 空島
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「この平べったい蛇はなんだ?」
チョッパーが蛇をつつく。
ルフィが自信満々に答えた。
「こりゃヒラメだ。平べったいからな!」
「へ~、これがヒラメか!」
……そんなわけない。
「うぅ~……うわああああああああっ!!」
いきなりウソップが叫び出した。
サンジが呆れ顔で振り返る。
「うっせぇな、今度は何だ」
「ず、ズボンの中に、何かいた……」
ウソップはズボンの中から変な魚(?)を取り出して放り、バタンと倒れた。
「ウソップ!!」
チョッパーが慌てて駆け寄ると、ウソップは呪いのように「空島怖い」を連呼し始めた。
ロビンとティオは、引き気味にその様子を眺める。
「厄日ね……」
「(コクン)」
「ふふっ、これが空魚じゃない? ノーランドの日誌にあって、時々上流階級の間で流通するっていう」
「(コクン)…したに、もって、かえると、たかく、うれる」
「本当~っ!?」
ナミの目がベリーになった。
ロビンは空魚の観察を続ける。
「おそらく、海底のないこの海で生き残るために、いろんな形で進化を遂げたんだと思うわ」
「それで風船になったり平べったくなったりか?」
ゾロが訊くとティオが答えた。
「かるく、なるため。ここのうみ、うくの、むずかしい。すぐ、しずんじゃう」
「ふ~ん」
ロビンが持っていた空魚は、いつの間にかルフィがどこかに持っていった。
ナミが少し嫌そうな表情をする。
「ウロコが羽毛みたいだし、肉食っぽい口も変だわ」
「これうめぇ~っ!!」
「ん? って、あぁ!」
ルフィが口に運んでいるのは、さっきまでロビンの手の内にいた空魚。
「ソテーにしてみた」
「まだ検証中でしょうが!! 何考えてんのよアンタたち! ……あ、でもホント、美味しい~!」
「あはっ、お口に合いましたかナミさんっ」
「あのデケェのも食ってみよ~?」
ルフィは先ほど倒した蛇のようなものを指さす。
「アイツはちっとばかし手間かかりそうだな」
それでも料理しようとする辺り、さすがサンジである。