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麦わら一味は、受付で、合計190万ベリーの賞金を受け取った。
ナミがベリーの目を輝かせて、驚異的な速度で190枚きちんとあるか数えていく。
「いやぁ~、楽しかったなぁ! 走ったら何か腹減ってきちまった」
「ルフィお前、レースの前に串焼き20本も食ってたじゃねぇか」
「ギア2ndは腹減るんだよぉ」
「俺はのどが渇いたぞ~」
「てぃお、も……3かいの、ふーどえりあ、いきたい」
ルフィがティオの顔を覗き込んだ。
「食いモンの階があんのか!?」
ティオは半目で、ルフィの顔を押しやる。
「ちかい……。たべもの、と、のみもの、せんもんの、ふろあ」
「ナミ~! メシだ! メシ行くぞ!」
「え~ぇい~わよ~? 賞金も手に入ったことだし~ぃ」
ウソップとチョッパーが唖然とした。
「すげぇ、ナミがルフィの暴食を許した……」
「おれ、賞金もらえてよかった……」
麦わら一味は、揃って3階のフードフロアへ上がった。
屋台が並んだエリア、高級レストランのエリア、立ち食い系のエリアなど、店の種類は様々だ。
食材を取り扱っている店も多い。
一味は、出来るだけ安価な大衆食堂を選び、中に入った。
大きなテーブルを囲み、片っ端から料理を注文する。
料理を待つ間、3部もらってきたパンフレットを、何人かずつで覗いた。
「食後はどうしましょうか」
「7階のエステ・サロンフロアが気になるわね~」
「ふふっ、そうね」
「おっ、最上階に屋内プールがあるじゃねぇか! ウォータースライダー付きだってよ!」
「4階のアスレチックフロア行きてぇ!」
「お、この階、食材も取り扱ってんのか……珍しい食材もあるかもしれねぇな」
「トレーニングジム……2階か」
「お前、ここに来てまで筋トレすんのかよ」
「ヨホッ、6階はお風呂がたくさんあるんですね~。ゆっくり骨休めでもしましょうかねぇ、ヨホホホホッ!」
「へぇ~、お湯を好きにカスタマイズ出来んのか」
「ヨホホホッ、牛乳風呂、やってもえるんでしょうか」
「俺ァコーラ風呂だな」
「体、錆びないんですか?」
「ンなヤワじゃねぇよ、俺の体はス~パ~だからな!」
テーブルに、大量の料理が運ばれてくる。
「ひゃっほ~いっただっきまぁ~す!」
いつも通りの、騒がしい食事が始まった。
誰の肉だ誰の皿だと喧嘩している間に、次々に皿がカラになり、新しい料理が運ばれてくる。
その喧騒を横目に、ナミはパンフレットの、エステ・サロンフロアを眺め続けていた。
「このコース、1日じゃやりきれないわね」
どうやら、美容コースを全て制覇したいようだ。
隣で、早々にデザートのチョコレートケーキをパクついていたティオが提案する。
「きが、すむまで、おとまり、すればいい」
「えっ、宿泊も出来るの?」
「さにーごう、もどる、だけ」
「戻るって、サニー号は吊り上げられちゃってるじゃない」
「だから、つりあげ、られた、さにーごう、もどって、ねる、の」
ロビンがコーヒーを傾けながら、へぇ、と感心した。
「自分たちの船で寝泊まりしながら、何日も遊び尽くせるというわけね」
「おかね、つづく、かぎり、は。だから、さっき、みたいな、しょうきん、でる、たいかい、みんな、こぞって、さんか、する」
「なるほど。逆に、大会の開催側は、参加費用として、さらに巻き上げることが出来る。上手く出来ているわ」
「(コクン)」
「それじゃ、とりあえず今日の午後は、自由行動ってことにしましょうか!」
ナミはパンフレットをたたみ、食事に手を伸ばした。