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はじまりの任務
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センゴクが感傷に浸る一方、少女は書類を詳しく読みながら、廊下を歩いていた。
少女の名は、ティオ。
年齢は14歳だが、身長が121cmと小さく、見た目は10歳前後だ。
長い金髪に、色白の肌、澄んだ青い瞳。
階級は二等兵ということになっているが、潜入捜査を主な仕事とする、元帥直属の諜報員なのである。
証拠などが掴みきれず、あと一歩のところで逮捕状が出せない犯罪者や、組織の調査、賞金首の賞金額査定・再査定などに放たれる。
「……」
ティオは書類を読みつくすと、他の女海兵たちと共同で使っている部屋に入っていった。
机に書類の束を置き、身支度を整え始める。
支給されている半袖タイプの軍服に、七部丈の青いズボン。
髪を一纏めにしていた羽ペンを一度はずし、再びきっちりと結い直す。
腰につけたウエストポーチには、必要最低限の小物をありったけ詰め込んだ。
最後に、アラバスタ特有のフード付きマントを羽織る。
これで潜入準備は完了だ。
「……」
ティオはまっすぐに窓へと向かう。
何をするのかと思いきや、石造りの窓淵に飛び乗った。
そして……
"ボンッ"
小さな爆発音と煙。
ティオの姿は小さな鳥に変わった。
濃紺を基調とし、喉から腹にかけてが白く、尾は長め。
掌サイズの小さな鳥だ。
"バサッ"
小さな体は、青空の中に吸い込まれるように浮かび上がる。
そして、迷うことなくアラバスタへ飛んでいった。
→ 1. アラバスタ戦線
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