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28. 反撃開始
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「ん、っしょ……」
"ガララ……"
仲間たちが懸命にオーズに立ち向かっている頃、ティオは、瓦礫の奥底に埋もれたサンジを救出していた。
何とか大きな岩をどかすと、見知った金髪が現れる。
「げほっ……げほっ……」
「さんじ、くん、ぶじ?」
「……あぁ、ティオちゃん……すまねぇ」
サンジは身を起こすと、軽く頭を振って、服の塵を簡単に
「なみちゃん、は?」
「……」
サンジの手が止まる。
「……面目ねぇ。あと一歩のところで逃げられちまった」
「てき、と、たたかった、の?」
「あぁ。一度は倒したと思ったんだが……甘かった……くそっ、ルフィのゾンビさえ邪魔してこなけりゃっ」
ティオは覇気を広げ、ナミと、ナミを連れている敵の状態を探った。
そして、サンジの目の前にしゃがみ、まっすぐに視線を合わせる。
「てき、よわってる、から、てぃお、なみちゃん、むかえ、いく。てぃお、なら、てき、とうめい、なっても、たいしょ、できる」
「……すまねぇ……本来守るべきレディを、戦場に行かせちまうなんて……」
ティオは首を横に振った。
「さんじくん、が、てき、よわらせて、くれた、から、できること。みんなと、るふぃ、の、ぞんび、おねがい」
「……ありがとな。こっちは任せてくれ。ナミさんのこと、頼んだぜ?」
「(コクン)」
ボンっと、ティオは鳥に変身し、空へ舞い上がった。
真っ直ぐどこかへ向かう小さな姿を見送って、サンジは新しいタバコに火を灯す。
仲間たちの気配が近づいてくるのが感じられた。
「ティオはナミんとこか?」
「あぁ」
「そういや、ルフィはどこだ?」
「あー……ついでにティオちゃんに訊いときゃ良かったな」
「鼻が利くアイツのことだ。どうせ大将と一騎打ち決め込んでんだろ」
「んじゃ、俺らはあのバカデケェのを何とかすりゃいいわけだ」
「何つったっけ? 名前」
「えーと……」
「確か、ロース……」
「肉か」
「いや、最後は"ズ"だったはずだぞ」
「ヒューズ」
「お、おぉ、遠のいたぞ?」
「オース」
「んー、何か足りねぇような……」
「"オーズ"よ」
「「「それだ!」」」
「あ、あの~、私、すいません、体が……」
「あぁ。オメェはしょうがねぇ。少しは移動できるか? ちょっとよけてろ」
サンジが息を吸い込み声を張る。
「おい! オーズ!」
屋敷の中を覗き、残りの麦わら一味を探していたオーズは、自分を呼ぶ声に振り返った。
「ぁあ?」
目に映ったのは、闘志に満ちた眼差しを湛えた、6人の姿。
「……テメェの中身がルフィの影なら、テメェの仲間の底力、見くびっちゃあイカンだろ」
……ここからが、麦わら一味の本領発揮だ。
→ 29. VSオーズ戦
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