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28. 反撃開始
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「さて、こっからどうするか……」
"ゴゴゴゴゴッ……"
「「!?」」
突然、建物が大きく揺れた。
「……おい、何か揺れてねぇか?」
「えぇ……身の毛もよだつ、不吉な揺れが。あ、ガイコツだから、身も毛もないんですけど! あ、毛はありました!」
「テンメェ! 大事なアフロなんだろ!? それともリーゼントにしてやろうかァ!」
「ひぇっ!? ダメに決まってますよ!!」
「たぶん、るふぃの、ぞんび、あばれてる」
「何だと!?」
そのとき……
"ボゴォォッ!"
ペローナの部屋辺りを突き破って、ルフィのゾンビ、オーズが出てきた。
「ぅぉおっ!? 出てきやがったぞ!」
「何ですかアレェェ!?」
「ウチの船長のゾンビだ!」
「あんな巨大なマリオあったんですか!?」
「……ん? おい、あそこ見ろ! 一緒に出てきたの、サンジじゃねぇか!?」
フランキーの指さす方を見れば、確かにオーズの足元にサンジが居る。
「出て来ォ~い! 麦わらの一味~ィ!」
オーズの叫びが、鼓膜を貫く。
ゾロは眉を顰めた。
「チッ……るっせぇな……アイツ、何で俺たちのこと呼んだんだ?」
"バフッ"
「うおっ!?」
もふもふの前足で、オーズの左腕を指す。
「いちみ、の、てはいしょ、くっついてる。たぶん、もりあ、めいれい、だした」
「俺たちを捕えろってか?」
ティオは首を横に振った。
「……たぶん、ころす、き。おーず、うごきだせば、もう、ほかの、かげ、いらない」
「ほう……」
ゾロは、譲り受けたばかりの『秋水』の鍔を弾き、ニヤリと笑んだ。
「
そこへ、フランキーとブルックが合流した。
「どーするよ、アレ」
「どうするも何も、斬るだけだ」
「ええええっ!? あの大きさですよ!? どうやって斬るんですか!」
「お~~~い! ゾロ~! ティオ~!フランキ~! ブルック~!」
「「「「 ? 」」」」
声の聞こえた方を見下ろせば、空中庭園からウソップが呼んでいた。
傍にはロビンとチョッパーが居る。
「そこにいたか! ウソップ!」
「オメェら何で屋根にいんだよ!」
「おい! そこどきやがれ!」
「「「「 ? 」」」」
今度はサンジの怒鳴り声が聞こえてきた。
「テメェが俺たちの邪魔してどうすんだよ! ルフィ!」
オーズ相手に喧嘩を売っている。
ゾロはそれを見下ろして舌打ちした。
「アホコックの野郎……ナミはちゃんと助けたのか?」
フランキーが半目で言う。
「小娘よりテメェの方がピンチになってんじゃねぇか……」
ティオは辺りを覇気で探った。
「なみちゃん、てき、と、いっしょ。……それに、きぜつ、してる」
「あ? んじゃ取り返せてねぇのか」
「(コクン)」
「はぁ……ったく、いったい何しに行ったんだアイツは」
オーズが手配書とサンジの顔を見比べる。
「お~、そっくりだ。オメェも海賊の1人だな?」
「そっくりじゃねぇよ!」
「ゴムゴムの~ぉ……」
オーズが腕を振り上げる。
フランキーがサングラスを引き上げた。
「ありゃルフィの技じゃねぇか! まさか腕が伸びるなんてこたァ……」
ティオが首を横に振る。
「ありえ、ない。あくまのみ、おなじもの、ふたつ、そんざい、しない」
オーズがサンジ目掛けて腕を振り下ろした。
「鎌~!」
"ボゴォッ!"
「うおっ、あぶねっ」
サンジは紙一重で
「ありゃァ腕伸びなくても関係ねぇな……」
「あぁ。あんだけのリーチと破壊力なら……」
サンジは崩れた岩場を駆け抜け、オーズに蹴り込む。
「
"ガンッ!"
「うっ」
サンジの蹴りは、オーズの頭突きに返され、サンジは瓦礫に叩きつけられた。
そのまま、ガシッと鷲掴みにされる。
間髪入れない俊敏さは、まるでルフィだ。
嫌な予感がしたゾロが叫ぶ。
「やべぇっ、死ぬぞアイツ!」
「火の鳥星!」
"ヒュッ、ボォッ!"
オーズの頭に、小さく火がついた。
「ぁあ?」
オーズがウソップの方を振り向く。
「やっ、やべぇぇこっち向いたぁぁ!」
くるりとウソップの方を向いたオーズは、掴んでいたサンジをその場に投げ捨てる。
"ヒュッ、ドゴォッ"
「オイオイっ、大丈夫かよサンジの奴!」
言って舌打ちするフランキーの横で、ゾロは頭上を見上げる。
「ティオ、行け」
「(コクン)」
ティオはくるりとゾロの頭で宙返りし、鳥に姿を変えた。
そのまま、大きく旋回してオーズの死角を縫い、サンジの元へ飛ぶ。
「ひええええっ、こっち来たァァァ!」
ウソップの絶叫に振り返れば、オーズに狙われていた。
ゾロは刀を抜く。
「……マズイっ、フランキー! アイツをこっちにおびき寄せろ!」
「よしきた!」
フランキーはオーズに、左手のサブマシンガンを向ける。
"ズドドドドドドッ!"
……しかし。
"ヒュッ"
オーズは軽々と躱し、ギロリとフランキーを睨んだ。
そして、次の瞬間には消える。
「え……」
フランキーは唖然とした。
"ヒュッ――――――ボゴォッ"
「どわあぁっ!」
突然現れたオーズは、ひと蹴りでホグバックの屋敷を全壊させる。
「あ…っぶね!」
「ヨホォォォ!?」
フランキーはブルックを抱え、何とかその場から逃げた。
ゾロは刀を構え、飛び出す。
「一
狙いは完璧。
太刀筋の先にはオーズの頭があった。
……が、
"グインッ"
「!」
オーズは身を逸らすだけで、ゾロの一撃を躱し、足を蹴り上げた。
「ゴムゴムの……火山!」
"ドゴォッ!"
「が……ぁっ」
ウソップが青ざめる。
「ぞっ、ゾロォォ!! 生きてるか!? ……いや、死ぬぞ! あんなトコから落ちたら!」
「……ンの化け物野郎!」
フランキーが左腕を構えた。
"ガチャッ"
「ウェポンズレフト!」
"ヒュッ、ドゴォッ!"
「なっ、また躱しやがった!」
「ヨホッ!? 体の大きさの割に、とんでもない敏捷性ですね!」
オーズは、建物をボゴっと引き抜いた。
そして……
「「え……?」」
"ズゴォォォンッ!"
フランキーとブルック目掛けて、勢いよく振り下ろした。
チョッパーが青ざめる。
「うわあああああああっ! フランキー! ブルックー! ……って、ゾロも落ちてくるぅぅっ!」
ロビンが腕を交差させた。
「
"バフッ"
「ぐっ……」
ゾロは何とか地面への激突を免れた。
……しかし、一難去ってまた一難。
目の前にはオーズが迫っていた。
「くそ……っ」
落下の衝撃で動けないゾロ。
ウソップがパチンコを構えた。
「コレをくらえ! テメェだってゾンビだろ! 必殺・
"ヒュッ――――――スポッ"
見事、オーズの口に塩が入る。
「ぃよっしゃあああっ!!」
ウソップは勝利を確信して、力強く拳を握った。
……が。
「んぁ? なんだ~?」
オーズはビクともしていない。
「ぬぁっ、び、微量すぎたァァ!」
これだけの巨体に、ビー玉サイズの塩では足りるわけがなかった。
"ヒュッ、ボゴォンッ!"
オーズの腕の一振りで、ウソップ、チョッパー、ロビンのいた空中庭園が壊滅した。
「ぅ……げほっ、テメェ、ルフィ……っ」
ウソップが瓦礫の隙間から、オーズを睨み上げる。
それを、オーズは冷めた目で見下ろした。
「オメェらなんか知らねぇぞ。俺はモリア様の